今回から少しずつ、私がハワイで出会った 奇妙な 個性的な方々について書いていきます。
ハワイで「夫探し」も「恋人探し」もしてはいなかったのだが、
なにしろ 交友関係があまりにも寂しかったので、
茶飲み友達くらいは欲しいなあ と常々思っていた。
あくまでもBと付き合い始める以前の話です。
ジェームスがいるじゃありませんか?
とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、何しろ あんなこんな (ってどんな? という方 こちら )
で、今ひとつだし、
さらに茶飲み友達なら何人いてもいいではありませんか?
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ハワイに来たばかりの2009年夏。
クリス(仮名・30歳・白人)とインターネットで知り合い、毎日のようにチャットしていた。
といっても ロマンチック系とかエロエロ系とかではなく、
日本文化について語り合っておったのです。
クリスは究極の日本オタクでした。
特にはまっていたのは、「ごくせん」
べらんめえ調の日本語を操りながら、熱く日本について語る男、クリス。
ある日のこと、「あのさ、私ハワイに友達(少ししか)いないじゃん?
ご飯友とか茶飲み友達とかいたらいいな と思うんだよね?」
というと、「あ、言っておくけど、僕は駄目だよ。日本人の彼女がいるんだ。
今日本に帰っているけど。。」
別にお前とどうこうなりたいとは思っとらんわ。このオタク男めっ!! ヽ(`Д´)ノ
さらによくよく聞くと、その彼女とは半年ほど前に知り合い(彼女は旅行で来ていた)
一度デートしたきりらしい。
半年前の一度きりのデートで、彼女呼ばわりってどうよ?
普通は逆だと思うが。
(たった一度のワンナイトスタンドで、(男は遊びなのに) 「私の彼がね」
と彼氏呼ばわりする、痛い女ならいそうだけど、男でこの発想って珍しいと思う)
ま、クリスの彼女のことはどちらでもよいのだけどね。
「僕の友達で、ジェフというのがいるんだけど
友達になってやってくれないかなあ。
最近奥さんが亡くなって寂しいんだよ。」
「えっ? その人何歳よ」
「60だけど、茶飲み友達だから、別に付き合うわけじゃないから、何歳でもいいでしょ?」
「そりゃあそうだね。じゃあいいよ。私のメアド教えておいて、その人に」
で、ジェフからメールが来ました。
日本人ビジネスマンたちと居酒屋でお酒を飲んでいる写真(日本に住んでいたことがあるらしい)やら、
ハワイの自宅のベランダで若い日本人カップルと写っている写真(日本から友達が遊びに来たといっていた)
やらが添えられていて、なかなかまじめな紳士という感じで好感が持てた。
メールの文面もとても丁寧で大変いい感じだ。
「私は日本に住んでいたこともあり、日本の方々とも日々交流があります。
日本からいらしたあなたをおもてなしすることができたら、とてもすばらしいです。
つきましては、今週土曜日我が家のプールサイドにて、あなたの歓迎パーティを開きたいと思いますが、
ご都合はいかがでしょうか? 」
えええっ プールサイドでパーティ? ヽ((◎д◎ ))ゝ
この時の私の頭の中には、映画でしか見たことのない、豪邸でのホームパーティの様子が渦巻いた。
カクテルグラスを片手に談笑するアメリカ人たち。
いやいや、このおじさんは日本人いっぱい知っていそうだから、日本人も沢山くるのかも。
と色々想像して、にやける私。 (^~^)
いや~~ コネはどこにころがっているかわからない。
こんなオタクな男(クリス)にこんな素敵なお友達がいるなんて。。。
「喜んで伺わせていただきます」
と返事を出した。
明日はいよいよホームパーティという前日。
電話が鳴った。
「僕です。ジェフです。」
「あ、どうもこんばんわ。オルオルです。明日はお招きありがとうございます。楽しみにしてます。」
「オルオルさん、いきなり明日初対面の私の家に来いと言っても抵抗があるでしょうから、
ちょっと顔合わせという感じで、これから軽くカクテルでもしませんか?」
「えっ? 今からですか~~。 今日はちょっと疲れてて、もうそろそろ寝ようかなって思ってたんですけど。。。」
「では、ハレクラニホテルの house without a key はいかがですか?
ほんの30分ほどでいいので。。。
あそこは僕の行きつけなのですが、オルオルさんはフラを踊られると聞いたので。。
素敵なフラでも見ながら、軽く飲みませんか?」
ハレクラニホテル??? (ノ゚ο゚)ノ
一度も足踏み入れたことないわ~~
さらに house without a key では、カノエ・ミラーがフラを踊っているのだっ。
カノエ・ミラーというのは有名なフラダンサーでもう結構お年を召しているのだが、
非常に美しい方なのだ。
(といっても写真でしか見たことがない)
「じゃあ行きます」
(ハレクラニに釣られる女)
うちの近くまで車で迎えに来てもらった。
なんとジャガー でいらっしゃいました。
ジェフは、背が小さくめちゃくちゃ細身の白人のおじいさんだった。
(157センチの私と背丈がほぼ一緒)
ま、見た目はおいといて、
とても感じがよく、終始紳士だったジェフ。
ハレクラニホテルも非常に心地よい♪
よしよし。 こんな楽しい茶飲み友達なら毎日でもOK。
がっ、人生そんなに甘くはないのだっ。( ̄ー ̄;
続く
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