ホームパーティな男・ 2 | バーテンダーoluoluのハワイ崖っぷち生活

バーテンダーoluoluのハワイ崖っぷち生活

バーテンダー歴3年。少しはさまになってきたかも?

最近の趣味はピアノです。
まだまだ人に聞かせられるレベルではありませんが
暇さえあれば練習してます

ハワイ生活の面白話、失敗談など、
くすっと笑えるブログを目指しています

ナイスな紳士だと思われた、ジェフであったが (ジェフって何者? → こちら )


カノエ・ミラーが登場してから、雲行きがおかしくなってきた。。。


ちなみにカノエ・ミラーとは、ハレクラニホテルのプールサイドバーで、長年優雅で美しいフラ

踊っていらっしゃる方である。


ジェフが張り切って、ステージまん前の席を陣取ったせいで おかげで、

私たちはかぶりつき状態だった。


初めはハワイアンバンドの演奏を聞きながら、優雅にカクテルカクテルグラスなんぞ飲みつつ、

楽しく会話をしていたのだが、



「それではここで、カノエ・ミラーの登場で~~す」

(と言ったか言わないかは定かでは にゃい)



カノエ・ミラーが美しい笑みをたたえて登場。


と同時にジェフの目がきらっ 目 と光った。 (かどうかは 定かでは にゃい)



「カノエ、カノエ。」 


なんとこのおっさん、急に立ち上がり、カノエさんを呼び捨てにし

(いや、いいのか。アメリカだから)


彼女に近づくではないか。



「あ、あら。こんばんわ」 とカノエ・ミラー



「カノエ。今日は君に紹介したい人がいるんだよ。

こちらはオルオル。


カノエ、聞いてくれ。


実はね、彼女もフラダンサーなんだよ。

彼女はなんと日本に住んでいた日本人なんだ。

日本からわざわざハワイにやってきた、日本のフラダンサーなんだよっ」



お、おっさん。

やめてくださいっ!! ((((((ノ゚⊿゚)ノ



あなたは知らないかもしれないけど、

日本にはハワイより数多くのフラダンサーがいます。

そして年に何回もハワイに来るフラガールなんて掃いて捨てるほどいます。


さらにカノエ・ミラーのフラを見に来る日本のフラガールだって山ほどいるはず。


カノエさんにしてみたら、「はっ? だから?」 ってなもんなはず。



しかし、もちろんそんなことはおくびも出さず



「あら~~~。 それはわざわざ遠くからお越しいただいて、ありがとう」


と優雅に微笑むカノエさん。



「彼女はね、カウアイでフラを長年習っていて、東京でフラをえていた人なんだよ。」

とジェフ。



おっさん、頼むから黙ってくれっ。 (-""-;)




そんな人(ハワイでフラを習った日本人)は腐るほどいるので、

カノエさんにしてみたら 「だから何?」状態であろうことは間違いないのだった。



「まあ、それはすばらしいわ。

今日はあなたに会えてよかったわ。」

とカノエさん。


いやいや、本とすみません。 ( ̄_ ̄ i) このおっさんが余計なことをぺらぺらと。




「私の名前はカノエといいます。」 


もちろん知っています。お会いできて光栄です。」

と尊敬の念をこめて、ご挨拶をしました。



その後カノエ・ミラーのショーがはじまった。

ジェフは満足そうにかぶりつきで鑑賞している。


ジェフは、「カノエと僕は昔ながらの親しい友人なんだ」

というが、

なんとなくカノエさんの対応は、「よく来るお客さん」という感じだった。。



日本にもこういう勘違いおやじっていませんか?

「俺、あそこのママは昔から親しくしているんだよ」と俺だけ特別 と思っている客。。


ママと女の子たちからは、

「あのはげ だんだん調子乗ってない?」

などと陰で言われてるとは夢にも思っていないんだよね、これが。




ま、でもいっか。

とりあえず、「俺はここのホテルでは顔なんだ」をアピールしたかっただけなんだろうから。

気を取り直して、カノエさんのフラを楽しむか。。




と思ったのもつかの間。



おっさん、性懲りもなく、とんでもない発言をなさったのだ。


「オルオル。

カノエと一緒に踊りなさいよ。」



はい???



「ほら。立ち上がって。カノエの隣で躍らせてもらったらいいよ。」


いや、結構です。



「そんな遠慮しなくていいよ。カノエと僕は古い友達だから。

彼女も喜ぶから。」


いや、本当に結構です。




「大丈夫だよ。僕がカノエに言ってあげるから。」


だから、いいって言ってんだろ。しつこいぞ。

このはげっ!! ヾ(。`Д´。)ノ



確かにね。

ワイキキには素人を舞台に呼んで躍らせてあげるような店もあるわよ。


まあ私はとりあえずフラ暦13年あるし、

教えてたこともあるから、

ど素人よりはうまいとは思うのよ。


でも、「カノエ・ミラー」はハレクラニホテルの顔なんだから、

そんじょそこらの酔っ払いの宴会芸じゃないんだから、

客席からお客さんが勝手に舞台に上がって勝手に踊って許される雰囲気じゃないのよ。



おい、こら おっさん。

気づけよ。

この空気。



まあ私も何も言いませんでしたが、

はっきり言って、一気に疲れました。。。。(-"-;A



こんな調子で明日のパーティはどうなるんだっ

このときに一抹の不安がよぎった私でした。。



ちなみにカノエ・ミラーさんのインタビュー記事を見つけました。

カノエ・ミラーってどんな人? って思う方はこちらをどうぞ

http://www.aloha-street.com/specials/2010/06/post-72.html





続く







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