くすの木保育園の保育理念の一つ「スタッフがよく学ぶ」を実践すべく
カナダとスウェーデンでの保育内容や保育実践政策学という現場と行政と学問とがどのように結びついて子ども達の成長や育ちを担保しているのかという事を学んできました。
場所は東京大学
小柴昌俊先生のノーベル賞を記念してできた小柴ホール
それで、まず登壇されたのは
カナダのジム・グリーブさん
彼はオンタリオ州教育省早期教育部副大臣とのことですが
幼稚園の先生でもあり、ご家族全員が幼稚園の先生というすごいご一家です。
それで、冒頭がこれです。
もう、素敵すぎです。。
かっこいいのです。
お話の内容をおおざっぱにまとめると
遊びをしている事で子ども達は学んでいる。
子ども達が興味を持っている事を中心に展開することが大事。
教科書や言葉で教えるよりも真の学びがそこにはある。
どの年齢の人(子ども)も実生活の体験をもとに学びを展開しい行く事が大事
大人でもワクワクし、何かしたくなるような空間つくりが大切
というような内容です。
そして、いわゆる早期教育については
早期幼児教育は児童の成長と将来の幸せに影響
昔:小学校でちゃんと学べるようにする
今:生まれたときからすでに学んでいる。
学校の準備教育ではなく人生を生きる基礎としてどうするか。
と、明快に語られています。
もうこの
人生を生きる基礎としてどうするか
のフレーズに、興奮するのです。
そして、次の登壇者は
サンドラ・コリンズさん
彼女はニュージーランドの教育機関評価局の方
お孫さんもいらっしゃる見るからに子煩悩な方でした。
ニュージーランドでは独立した教育評価局が学校や保育園のパフォーマンスを評価し
補助金が正しく使われている事や保育の質や個々のサービスやシステムレベルを
上げているようです。
保育の質を評価するという大変難しい事をされていて
個々の園の良いところを伸ばして、質を上げていくというスタンスなど
これも多いに参考になります。
他園や他の国の保育や教育を知ることは
自園の活動内容や考え方に
新たな切り口や深みを与えてくれます。
(去年のブログ → 二つの保育園)
今年も出来るだけ見学できたり、知る事が出来ると嬉しいです