あなたのココロの
パーソナルトレーナー。
真理カウンセラーの
かとちゃんです。
【感謝って感情ですか？】
先日、ある場所で「感情」について
お話しさせてもらったときに、
「感謝って、どんな感情ですか？」
「そもそも感情なんですか？」
と、とても面白い質問をいただきました。
そのとき、ボクがアッチとつながって
勝手にしゃべってた（笑）お答えを、
ちょっとスピっぽさも込めて
あらためて書いてみます。
———
そもそも「感情」って何かというと、
人を“活かす”ためのエネルギーなんです。
ちゃんと意味があって、
今この瞬間を生きるために
私たちの中に現れています。
たとえば──
「怖い」は危険を避けるため、
「怒り」は自分を守るため、
「悲しみ」はショックをやわらげるため。
こうした感情はどれも、
“生き延びるため”に備わっている、
いわば「防御のエネルギー」。
だからネガティブな感情にも、
ほんとはとても大切な役割があるんです。
———
では、「感謝」はどうでしょう。
誰かに助けてもらったとき、
ふっと「ありがたいなぁ」と思う。
その瞬間、心は
「守る」ことをいったん手放して、
「生かされている」ことを思い出しています。
感謝は、恐れや怒りのように
“自分を守る”ために生まれるものではなく、
“自分を超えて世界とつながる”ときに
自然にあらわれるエネルギーなんです。
———
つまり、感謝は
「一般的な感情」とは
ちょっと違う立ち位置にあるんです。
怒りや悲しみが“生き延びるための反応”だとしたら、
感謝は“生きていることそのものへの気づき”。
防御の次元を超えたところで、
静かに立ちあがる感覚なんですね。
だから感謝は、
努力して“つくる”ものではありません。
「感謝しなきゃ！」と
歯を食いしばったところで、
感謝は感じられませんよね。
感謝は、エゴ（自我）が
ふっと静かになったとき、
その ”背景” として立ち現れるもの。
ガチガチに自分を守り、
世界と敵対し分離していた心が、
世界との「つながり」を感じられた瞬間、
「ああ、ありがたいなぁ」と思える。
その心の“ひらき”の中に、
感謝という感情／感覚が生まれます。
———
よく、闘病中や
危険な状況に追い詰められた人が、
「もうダメだ…」と
“サレンダー（降参）”した瞬間に、
世界とつながったような
“悟り体験”をする、という話があります。
それと同じ感じ。
「オレが、オレが」と
自分をガチガチに固めていた心が、
不可抗力でふっと緩んだときに訪れる感覚。
それが──「感謝」。
———
感謝は、「生き延びる」ではなく、
「生かされている」と感じるエネルギー。
仏教でいう「空」や、
スピリチュアルでいう「ワンネス」に近い、
とてもやわらかで、あたたかな波動です。
だから多くの覚者たちが、
「ありがとう」を何度も唱えたり、
「感謝を数える」ことを伝えているんですね。
今日、誰かの笑顔を見たら、
風が気持ちいいと感じたら、
もちろん誰かの施しを受けたなら、
ほんの少しだけ心の中で、
「ああ、ありがたいな」と、
はく息とともに
つぶやいてみてください。
その瞬間、
あなたはすでに“守り”を越えて、
“つながり”の世界にいます。
どうぞ今日も、
あなたの中に
感謝の風がそっと
そよぎますように（＾ω＾）
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