「ギックリ腰で一週間も
動けないなかったなら
すごいヒマだったんじゃないですか?」
と言われたので、
「ヒマ」について思ったこと書いときます。
*
「ヒマだなぁ〜」
つい口にすること、ありませんか?
もしくは
「ヒマだなぁ~」ばかり言ってる人
いますよね。
やることがない。予定もない。
だから「ヒマ」だ、
と感じる。
でも、ここでひとつ
立ち止まって考えてみたいんです。
ヒマと言う人は、
「やることがない」=
「よくないこと、ダメなこと」
という評価をしているんです。
「そんなの当たり前じゃん」
と思うかもしれません。
でもよく考えてみてほしい。
“やることがない時間”そのものには、
「ダメ」というラベルなんて
本当はついていないんです。
同じ“予定がない日”でも、
「のんびりできてうれしい」と
感じる人もいれば、
「退屈でつらい」と
感じる人もいる。
つまり「ヒマ」とは
時間の ”事実” じゃなくて、
頭の中でつけた
思い込みの “評価” なんですね。
*
しかもこの「ヒマ」という言葉、
よく見てみると
自己否定が含まれています。
「ヒマだなぁ」と感じているとき、
人は無意識にこう思っています。
──「自分は時間を無駄にしている」
──「役に立っていない」
──「ちゃんと生きていない」
つまり「ヒマ」は、
ただ退屈というより
「自分はダメだ」という
自己否定のラベルでもあるんです。
*
でも、そもそも時間そのものが
余ることなんてありません。
時間はただ流れていくだけ。
「余った」「足りない」と言っているのは、
ぜんぶ頭の中でつけたラベルなんです。
だから「ヒマ」を感じたときは、
“時計を気にしてしまう思考”と
“その自分を否定する気持ち”が
セットで動いているサインなんです。
「あと3時間もあるのにすることがない」
「まだ5分しか経ってないのか」
──こうやって時計ばかり見ては
自分を否定する。
だから「ヒマ」は
重たくて苦しいんですね。
*
一方で、
夢中になっているときは
時間を忘れます。
好きな映画を観ているとき、
友達と盛り上がっているとき。
あっという間に
3時間なんて過ぎちゃう。
そこには「ヒマ」も
「自己否定」もありません。
そして同時に
「今」を丁寧に生きている人は
「ヒマ」なんて感じていません。
「やること」なんてなくても
ゆっくりとコーヒーを味わうことでも
猫との時間を愛でることでも
ただボーッと空を眺めてみることでも
今を感じられていれば
ぜんぶが有意義な時間になります。
瞑想をしていると、
この仕組みがさらに
体感できます。
呼吸に集中していると、
「今ここ」しか感じられなくなって、
時間が消えていく。
ところがふと
「まだ5分?」と時計を見ると、
「長いなぁ」「ヒマだなぁ」が
襲ってくる。
その瞬間に
「今を生きていない自分=
ダメな自分」という
自己否定が始まってしまうんです。
つまり「ヒマ」は、
“今にいる自分”を離れてしまったサイン。
そして同時に
“自分を否定してしまったサイン”
なんです。
*
じゃあ、どうすればいいのか?
答えはシンプルです。
「目の前のことに取り組む」。
呼吸でもいいし、
散歩でもいいし、
机の上の片づけでもいい。
今この瞬間の“ひとつ”に
ちゃんと向き合えば、
「ヒマ」という自己否定は消えて、
ただ「生きている実感」が
戻ってきます。
そして忘れないでほしいのは──
「ヒマだなぁ」と感じる
その気持ちも、
ダメなことじゃないということ。
むしろそれは、心が
「さぁ、今に戻るチャンスだよ」と
教えてくれている合図なんです。
だから、ヒマを感じた瞬間は、
人生を味わい直す
入り口でもあるのです。
─結論。
「ヒマ」とは、
暇な時間ではなく、
頭が勝手に作り出した自己否定の“幻”。
そしてそれは
「今を生きよ」という
心からのメッセージなんです。
今日のわかりやすく書いたつもりだけど
ちょっと哲学的だったかしら。
何かの気付きになれば幸い(^ω^)
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