あなたのココロの
パーソナルトレーナー。
真理カウンセラーの
かとちゃんです。
「新世紀エヴァンゲリオン」は、
巨大ロボット(ではないけれど)と
謎の敵・使徒との戦いを描きながら、
登場人物たちの心理的葛藤を
深く掘り下げた作品です。
その中でも、
バリアの役割を持つ
「ATフィールド」は
単なる物理的な防御壁ではなく、
「自我境界」
として描かれています。
これはまさに
自己肯定感と密接に
関わるテーマです。
ATフィールドは
他者との境界を作るもの。
物語の中で、
「ATフィールドは誰もが持っている」
と説明されます。
つまりこれは
「心の壁」の象徴であり、
「自分」と「他者」を
区別するためのものです。
自己肯定感が低い人は、
この壁を極端に高く、
強固にしてしまいます。
たとえば、
主人公の碇シンジは
自己肯定感が極端に低く、
「逃げちゃダメだ」
と自分に言い聞かせながらも、
常に他者との関係に怯えています。
彼にとってのATフィールドは、
「傷つかないための防御壁」
でありながら、同時に
「本当の自分を見せられない苦しみ」
の原因にもなっています。
人は「自己否定」が強いほど、
ATフィールドを強くしてしまいます。
なぜなら
こんなダメな自分を見せたら
傷ついてしまうから。
自分を守るために他者を拒絶し、
孤立を深めてしまうのです。
シンジが
「どうせ僕なんか……」
と自己否定するたびに、
彼のATフィールドは強くなり、
結果的に他者とつながることが
できなくなってしまうのです。
そして自己否定が強いほど
ATフィールドを
強烈に作り出しやすいため
シンジもレイもアスカも
搭乗者として最適なのです。
ちなみにアスカは
強く見せることで、
心の弱さを隠しています。
劣等感の裏返しで
自己肯定感は劇低い。
「あんたバカァ!?」
というセリフを多様するのは
マウントすることが
彼女のプライドを保つ唯一の
方法だからです。
*
物語のクライマックスである
「人類補完計画」は、
すべての人間のATフィールドをなくし、
一つに溶け合うというもの。
表面的には
「究極の癒し」に見えますが、
それは「個の否定」でもあります。
自己肯定感とは、
「他者と違う自分を認め、
それでもつながりを築ける」
という感覚です。
しかし、
シンジはその逆を抱えています。
「他者といると傷つく。
でも、一人は寂しい」
だからすべてが溶け合う世界に
安らぎを求めながらも、
「本当にそれでいいのか?」
と葛藤するのです。
逆に
人類補完計画を推進するゲンドウは、
それだけ自己否定コミュ障の
行き過ぎた姿だということです。
碇ユイを失った彼が
「もうみんな一体化してしまえば
こんなに苦しむことはない!」
とすげー勝手で迷惑な
思考でできあがったのが
人類補完計画。
それはある意味での愛ですが
人と向き合うことからの
究極の逃げ、でもあります。
*
で結局、シンジが選んだのは、
「ATフィールドを
持ったまま生きること」。
つまり、
「自分と他者の違いを認めた上で、
つながりを作ること」です。
自己肯定感とは、
境界を柔らかくすること。
自己肯定感が低いと、
ATフィールドが極端に強くなるか、
逆にゼロになって他者に依存しすぎるかの
どちらかになる。
しかし、本来の自己肯定感とは、
「適度なATフィールドを持ちながら、
他者とつながること」です。
・「僕なんか……」と
壁を高くしすぎると孤独になる。
・「すべての人と一つになればいい」
と境界をなくしすぎると自分を失う。
・そこから抜け出た場所にあるのが、
健全な自己肯定感。
シンジは最終話で、
「やっぱり、みんながいたほうがいい」
と選びます。
最後に
「おめでとう」と言われるシーンは、
彼が初めて
「自分はこのままでいい」と
自分を認められた瞬間
なのかもしれません。
*
エヴァの世界観は難解ですが、
自己肯定感の視点から見ると、
「自分と他者の適切な
境界線を見つける物語」
として、
とても分かりやすくなります。
(なるか?)
コミュ障で究極のヲタク、
庵野監督らしいテーマです。
さあ
あなたのATフィールドは
今、どんな状態ですか?(^ω^)
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