こんにちは。
あなたのココロの
パーソナルトレーナー
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かとちゃんです。
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私自身が重度のアトピーだった
ということもあり
日本最大のアトピー性皮膚炎の患者会
『アトピーフリーコム』さん
の会報誌の中で、
連載を持たせていただいています。
http://atopyfree.web.fc2.com/act.html
で、今日は
その中で以前書いた記事を
のっけときます。
ちょっと長いですが
アトピーの方に限らず
シンドイ境遇にいる方にも
そのまま当てはまる大切なハナシなので、
よかたら読んでみてください。
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◆かとちゃんの心理学エッセイ
~ アトピーとココロ ~
『かわいそうな人なんて、いない』
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こんにちは、心理カウンセラーの加藤隆行(かとちゃん)です!
ボクはアトピーである自分のことをずっと「かわいそうな人」だと思っていました。これを読んでいる読者の方の中にもアトピーである自分や家族を「かわいそう」と思っている方も多いと思います。
ボロボロの見た目で、毎日かゆみに苦しんでいる人や自分を見て、「かわいそう」と思うことは、たしかに当然なことかもしれません。でもその「かわいそう」という視点を持つことには、大きな弊害があります。今日はそんなことについて書いてみます。
■ 「かわいそうな人」はいない、「大変そうな人」がいるだけ
「かわいそう」という言葉には、その言葉を発している側の、勝手な主観や価値観、ゴーマンさが含まれています。こちらが「かわいそう」と思っていても、相手は自分のことを「かわいそう」とは思っていないかもしれません。
とはいえ「大変そうな人」は当然います。厳しい境遇や環境にいる人は、まあ大変そうですよね。だから重度のアトピーの人は「大変そう」であることは間違いない。
ボクら心理カウンセラーという立場の人間がいつも気をつけていることは、クライントさんを「かわいそうな人」にしてしまわないようにすること。
相手を「かわいそうな人」にするということは、相手を「自分の下に見る」ということです。
「相手をかわいそう」と下に見て、「私は恵まれている」と上に立つことは、対等なヨコの関係でなく、上下のタテの関係で、上から目線です。
一方、自分を「かわいそうな人」にするとは、相手を自分の上に置くということです。「相手は恵まれている」と妬みながら上に置き、「私はかわいそう」と下に入ります。
このように相手を「かわいそう」と思うことは、ときに相手を侮辱した、とても失礼なことなのかもしれません。また自分を「かわいそう」と思うことも、自分を侮辱した、とても残念なことなのです。
どんなにシンドそうな人がいたとしても、それは「かわいそうな人」でなく、「大変そうな人」である、まずはこの視点を持つことが大切です。
■ 「かわいそうな人」は相互に依存を生み出す
自分を「かわいそうな人」にすると、「私は憐れでかわいそうな人だから助けてもらって当然」という思考になっていきます。
すると無意識にも「ほらほら、私はかわいそうな人なんですよ」と“哀れみ”を使ったり、「助けないなんてヒドイ人だ」と”罪悪感”を植え付けることにより、間接的に相手を動かし“支配”しようとしてしまいます。相手を勝手に「悪人」に認定してしまうこともあります。よく声高でイヤな感じのする被害者団体的なところってこんな感じですよね。
これは本人(たち)は気づかずやっていることがほとんどですが、実はとてもズルくて姑息な行為です。自分を「かわいそうな人」にすることで、自分にあたかも助けてもらう権利があるかのような錯覚を作り出し、相手からの好意を当然のものとして奪おうとしてしまいます。
このように自分を「かわいそうな人」にすると、他人への依存心が大きくなり人間関係がうまくいきません。(ここまででも、“誰か”に支配されていたことに気づいた人もいるのでは?)
また、自分のことを「かわいそうな人」だと思っている人は、「大変そうな人」がいると、その人を勝手に「かわいそうな人」だとみなしてしまいます。現実を見る目には自分の価値観が反映されるからです。
「かわいそうなんだから、助けてあげて当然」と、相手に勝手に介入しはじめ、自己犠牲をしてでも相手に何かをしてあげようとしてすることで、上に立とうとします。
そして相手も自分のことを「かわいそうな人」だと思っている場合、需要と供給が一致してしまい、「かわいそうな人」同士が上下のタテの関係でつながってしまいます。
またかわいそうと思った相手に手を差し伸べてあげられない場合には、そんな自分に強い罪悪感も感じるようになります。
「かわいそうな人」同士でつながると、「かわいそうな私たち」になり、そこから抜け出せなくなります。「かわいそうな私たち」を助けない人たちを「悪者」にし社会から孤立しはじめます。「あわれな私たち」同士で慰めあい、その二人の間でも好意を奪って奪われを繰り返す。これを【共依存】といいます。
お互いがお互いから「自立」していない状態ということです。
■ 「相手を助けたい人は、自分を助けたい人」
自分を「かわいそうな人」だと思わない人は、相手のことを「かわいそうな人」とは思いません。
「かわいそう」でなく「大変そう」なだけなので、勝手に助けたり、助けられるのではなく、「大変そうですね。あなたが必要であれば、サポートできますよ」という立場に身を置くことができます。
相手に選択の余地を与え、相手は自分で自分の課題に取り組む力がある人だと「信じる」ことができます。つまり相手の人生は相手のものだと「尊重」することができるということです。
カウンセリング業界ではよく聴かれる言葉があります。
「かわいそうな相手を助けたい人は、かわいそうな自分を助けたい人」
これは、相手も自分も「自分の足で歩くことができない人」だと信頼できていない状態のことで、クライアントを依存させる、カウンセラーとしてはご法度の態度です。
ボクはクライアントさんがどんなにシンドイ状況にいても、「大変そう」とは思っても「かわいそうな人」とは思いません。だから時々「そりゃー大変だわww」と笑っていたりすることもあります。でも相手を信じているから、相手もその笑いから勇気が出て、一緒になって笑ってしまったりします。
ボクはずっとずーーっと自分を「アトピーでかわいそうな人」だと思ってきたからこそ、今は誰も「かわいそうな人」なんかにはしません。もう自分も相手も信じると決めたからです。
「大変な人」はいても「かわいそうな人」はいない。
あなた、誰かを「かわいそうな人」にしていませんか?
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