おつかれさまでした。 | 【ココロと友達】大人の自己肯定感を育てる専門家かとちゃん

【ココロと友達】大人の自己肯定感を育てる専門家かとちゃん

うつや病気で休職3回を経験。今は心理カウンセラーとして優雅に生きるかとちゃんが、「自己肯定感の育てかた」をお伝えしています。




あなたもココロとお友達。
心理カウンセラーでフリーライターの
かとちゃんです。


12/11(金)に約20年務めた会社を
退職してきました。

正確には12/13(日)の今日
「病気休職期間満了」となります。



先週はもと上司の方々に挨拶まわりを
させていただいていました。

みなさんとても良い方々で
いまさらながら
なぜボクはここを辞める必要があるのかと
不思議な感覚に襲われました。


超巨大有名企業。
誇れる最先端ITの仕事。
安定感抜群で
恵まれすぎているほどの福利厚生。

そして、そこで働く素晴らしい人たち。


ボクの退職理由は

「健康上の問題による勤務困難」

です。

「新しくやりたいことが出来た」

という希望にあふれた理由もありますが

たぶん健康であれば
辞めずに続けていたのだろうなと思います。
それぐらい魅力的で恵まれた環境でした。








入社してスグ
ボクはみんなが怖かったんです。


強烈な劣等感をバネにつかみとった
当時学生人気No.1という
自分には立派すぎる会社。

入ってみると
超有名大学卒で
デキる同僚や先輩、上司ばかり。


大学までは
ごまかし、なだめすかしながら
やってきた自分の能力も健康も

とてもじゃないが
彼らには歯が立ちそうにない。


こんなところで
自分は生きていけるのかと

最初はみんなと話をするのも怖くて
昼メシも一緒に行かず
トイレに隠れていたことも
よくありました。


そんな想いを抱えながら
そんな自分を見透かされないよう


もともと全くない健康も、
自由な時間も

すべてをギセイにして
働き続けました。


それで表向きは優秀な社員を装い
仕事ができる人という評価を受けていました。


でも
どこまで行っても
ボクの原動力は「恐れ」でした。

「カラダもココロも弱く
 能力もないボクは
 サボったら終わりだ」

気の休まることは一時たりとも
ありませんでした。


眠っても
いつも何かに追い立てられる
夢を見ていました。


自分の記憶にはありませんが
ヨメからは

「会社行きたくない」と

泣いていた日があったと聞きます。



最初、30歳で倒れた時は
強烈な挫折感と同時に

「助かった」

という安堵感を得たのを
覚えています。


それからコツコツ
カラダとココロと向き合いながら

二度目、三度目と
ボロボロになって倒れながら


今日という日を迎えました。




カラダもなんとか治療法がみつかり
ココロの勉強もしてきたこの数年間で

もうボクは“大丈夫”だと思いました。


会社に戻ってもいいし、
戻らなくてもいい。

ただワクワクするような
新しい世界が見つかったから

カラダに無理をするのは止めて

“大丈夫なボク”は
そちらに行ってみよう。


休職中からコッソリ働き始めたことで
既にそこそこの収入も得られ
特に生活に困ることもなさそうなので

会社を辞めることに
もうそれほど深いコダワリもないと
思っていました。


それで先週は

「これで不安なく辞められますよ~(^^)」
「新しい世界が待ってます~(^^)」と

ニコニコと挨拶回りしてきました。


いちまつの寂しさは覚えましたが

「まあこんなもんかー」

ぐらいに感じていました。

もう自分の中では整理がついたんだなと
そう思いました。





それで今日、

もう会社にはおらず
挨拶できなかった
もと上司にメールを書いている途中

「私なりに精一杯
 務めさせていただいてはおりましたが」

という一文を書いたとき

強烈な想いが溢れ出てきました


「最後までガンバれなかった…」

「悔しい!悔しい!悔しい!」

「あー、ちきしょー!!」


溢れてくる涙が止まりませんでした。

なんであんなに不器用だったのか
後悔の念も次々と沸き起こりました。


その感情を否定せず、

“大丈夫な自分”を装わず

十分に感じてあげました。



やっぱり、ボクの

「焦り」も、「自信」も

「嫌い」も、「好き」も

「不安」も、「安心」も

「依存心」も、「自立心」も

「認められたい想い」も、

「傲慢」も、「謙遜」も

「不満」も、「満足」も

「嫉妬」も、「憧れ」も

「消沈」も、「興奮」も

「憎悪」も、「感謝」も

「劣等感」も、「優越感」も

「悲しみ」も、「喜び」も

「恥」も、「絶望」も

「恐れ」も、「愛」も

そして「名誉」も「誇り」も


みんなみんな、あそこにあったんだなー、

そう想いました。






はい、卒業^^。



「よく、がんばったね。」


さて、今日は今から祝杯です。

笑ってウマいもん食ってきます。




これまでお世話になりまして
本当にありがとうございました。


人生の後半はおかげさまで
楽しくやれそうです。








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