前回からのつづきです飛び出すハート

 

 

 

二人目だからか、女の子だからか、

娘ちゃんだからか、

 

 

ひとつ抜けていますよね…

 

 

定型発達だからか!

 

 

 

二人目だから母親に余裕があり、

女の子だから同姓であり、

娘自身の性格もあり、

 

そして、

発達障害ではなかった。

 

 

すべてが、

要因となっているのでしょうが、

 

 

同じ、

自分の子どもを育てると言っても、

 

 

乳幼児の間は、

とにかく娘の方が楽でした。

 

 

 

 

以前にも書いていますが、

 

 

自己主張、

ハッキリしているし、

後追いも激しいし、

 

 

抱っこやおんぶばっかりだし、

 

 

ミルクは断固拒否、

オッパイ星人だし、

 

 

手のかかる子ではあった

と思います。

 

 

それでも、

息子の時と比較すると楽、

だったのです。

 

 

決定的に、

何が違ったかと言えば、

 

 

抱っこしても、おんぶしても、

オッパイをあげても、

 

 

何をしても泣き止まない、

 

 

ということは、

なかったのです。

 

 

泣き続けることには、

何かしらの、

 

 

母親に想像できる、

理由があり、

 

 

その要求を、満たしてあげれば、

 

 

いずれ、

泣き止むし、

 

いずれ、

寝てくれる。

 

 

おばあちゃんや、

先輩ママ、

助産師さんや、

保健師さんから、

 

 

あれやこれや、

言われるアドバイスや、

育児書に書いてあることが、

 

当てはまることが多い。

 

 

息子の時には、

ことごとく、

 

当てはまらなかった。

 

 

あれやこれや、

言われるけれど、

 

 

言われるようなことは、

既に試している。

 

 

にもかかわらず、

上手くいかない。

 

 

そうすると、

さらに、

 

 

あれがいけない、

これがいけない、

 

こうしてみたら?

ああしてみたら?

 

と、

 

経験豊富なお母さま方に、

  

 

さらに、

指導される。

 

 

キツカッタなぁ。

チーンチーンチーン

 

 

そういうループに、

本格的に突入したのが、

 

 

この、

6カ月くらいだったのかなと、

 

今、

日記を読みかえしてみて、

思いました。

 

 

 

なんで泣いているのか、

わからない。

 

どうすれば泣き止むのか、

わからない。

 

何をしてあげればいいのか、

わからない。

 

 

耳をつんざく泣き方。

 

 

抱っこしていても、

落としてしまいそうな、

暴れ方。

 

 

 

初めての育児がゆえに、

 

わからないのは、

わたしが未熟で、

わたしに非がある、

 

と、

 

自分を責めた。

 

 

もしも、

娘を先に育てていれば、

 

息子に対して、

「この子に特性があるのかも?」

と、

思えたのかもしれない。

 

 

でも、

当時のわたしは、

赤ちゃんを、

比較することもできず、

 

 

まわりのママは、

「大変だけどちゃんとできてる」

 

と、思っていた。

 

 

そして,

「ちゃんとできないわたし」

は、

 

自分に課すハードルを、

どんどんあげる。

 

 

今思えば、

悪循環だったなと、

 

そりゃ、苦しいよなと、

思います。

 

 

そもそもが、

一般的な「普通」が、

当てはまらない息子を、

ガッチガチの、

枠に押し込めようと、

 

 

育児に熱心な、

「いいお母さん」

になろうとしていた。

 

 

息子にとっての

「いいお母さん」ではなく、

教科書的な

「いいお母さん」

ね。

 

 

わたしも、息子も、

 

長い長い間、

川の流れに逆らうような、

 

本来のベクトルとは逆方向に、

一生懸命、

努力していたなあ、

と感じます。

 

 

 

 

いいお母さんを手放し、

優等生を手放し、

優等生製造ロボットをやめた、

 

今、

 

学校に行かない息子、

ゲームしかしていない息子、

文句ばっかり言ってる息子、

を、

 

 

そのまんまの状態で、

「よく頑張っている」

と、

思えるようになりました。

 

 

そうしたら、

 

 

学校に行かない息子は、

学校を休みがちな息子に、

昇格し、

 

ゲームしかしていない息子は、

ゲームばっかりしている息子に、

昇格し、

 

文句ばっかり言っている息子は、

愚痴をこぼす息子に、

昇格しました。

 

 

たいして、

変わらないかもしれないけれど、

 

わたしは、

大きな違いだと思っています。

 

 

 

「よく頑張っている」

と、

思っています。

 

 

高校生になった今は、

学校には行ってないけど、

授業を受け、

予習、復習もしています。

 

あの頃も、今も、

変わらずに、

よく頑張っている。

 

  

今、

息子が、

赤ちゃんの時に戻ったとしても、

なんで泣いてるかは、

わからないだろう。

 

 

きっと、

今のわたしが、

相手をしたとしても、

何をしても、

泣き止まないだろう。

 

 

でも、

何が、いやなのか、

 

何で、泣いているのか、

 

どうやったら、

泣き止むのか、

 

 

そんなこと、

わからなくてもよかったのかも?

 

と、

思うのです。

 

 

 

そうか、そうか、

 

何かがいやなんだね、

 

そうか、そうか、

 

どうしていいのか、

わからないんだね、

 

そうか、そうか、

 

苦しいね、しんどいね。

 

 

 

泣いている息子を、

そのまんまの状態で、

 

よくわからないけれど、

なにやら頑張っているな、

と思えたら、

  

 

母親として、

泣きやませなくては!

と思わなければ、

 

 

状況は、

何も変わらなくても、

 

息子もわたしも、

もっと精神的に楽だったかな、

と、

思います。

 

 

 

 

ずっと、

泣いている赤ちゃんと、

そのお母さん。

 

  

そんな、

ふたりを見るまわりの目が、

 

少しでも、

おおらかになってくれたら、

 

 

「子どもを泣かせておく」

ことに対する、

 

 

お母さんの罪悪感が、

 

少し、

和らぐのではないか、

と思います。

 

 

まずは、

お父さん、おばあちゃん、

そこからじゃないかな。

 

 

赤ちゃんが泣き止まないのは、

お母さんのせいではないと、

 

 

わたしは、

大きな声で言ってあげたいです。

 

 

母親なんだから、

早く泣き止ませなよ!

 

 

という暗黙の圧力が、

家庭から、社会から、

なくなっていくことを、

切に願います。

 

 

まる。

 

 

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