もう少しで6歳になる息子は普通にわがままで、言うとをあまり聞かず、内弁慶で恥ずかしがり屋の、どこにでもいるような子供です。
そんな息子が先日から信じられないことを言うようになり、もはやここに書かずにはいられません。
<ケース 1>
息子が幼稚園でお友達から叩かれたと先生から聞きました。
といっても遊びの中でのおふざけ程度のものなので泣いたり云々はなかったようですが、一応本人に聞いてみました。子供がどう感じたか等興味があったので。
父「叩かれたらしいやん、どうしたの?」
子「わかんないけど叩かれた」
「それでどうしたの?」
「何もしなかった」
「なんで?自分が悪くないのに叩かれた時はやり返しなさいよ」
「どうして?」
「だって何もしないと相手は叩いていいんだと思って、調子に乗ってまた叩いてきたりするよ。だから、ふざけて叩いたら痛い目に合うんだということを分からせるために、そういう時は強くやり返しなさいよ」
(その考えが正しいかは置いといてください)
子「つむくんは、わざと叩かなかったんだよ」
父「なんで??」
「だって、嫌なことをしてきたときは、無視するのが相手にとって一番嫌なことだからだよ」
?!
は?なんなん??そんなこと5歳児が言う?
そんな尊い考えでは逆にいじめられるんじゃなかろうかと心配になります。
<ケース 2>
他所の家庭と同じように、うちも子供相手に大変です。
魔の2歳児もいますしね。
時に、頑張るママの怒りが爆発することもあります。
そんなある日、少し怒りすぎたと奥様がしょんぼりしていると、息子が祖父母の家に泊まりたいと言いました。
お泊り自体はしょっちゅうしているので慣れたものなんですが、今回は理由を聞いてもなかなか言いません。
「どうして?パパだけに内緒で言ってよ。ママに怒られたから?」
「怒られたからじゃなくて・・・」
「じゃなくて?」
「ママが怒ったらつむくんも怒りたくなるでしょ?そしたらケンカになるから、そうならないためにお泊りに行くんだよ」
は?なんなん??5歳児にして何その達観。
まるで酸いも甘いも噛み分けた熟年夫婦やん。
<ケース 3>
「パパ~つむくんが考えたなぞなぞ答えて」
「よしこい」
「どうしてお巡りさんは善い人でも悪い事をしたら捕まえるのでしょう?」
「・・・善い人って、悪い事したらそれは善い人じゃないから、悪い人だから捕まえるんでしょ?」
「はいブッブー!」
「じゃあなんでよ?」
「もう一度悪いことをしないために捕まえるんだよ?(分かった?)」
は?なんなん??人権派の鑑か!?
罪=罰しか考えなかった自分の浅はかさが恥ずかしい(逮捕は罪ではないが)。
ていうか、こないだからそんなことどこで習うの?
幼稚園?カトリック幼稚園だから?
って聞いたら
「ううん、自分で考えたんだよ」
だそうです。
5歳児舐めてました。
想像力は豊かでも、そういう思考はまだできないと・・・俺なんて40になってもできないのに。
なんでそんな風に物事を考えることができるんだろう?
家か?再熱除湿してるからか??んなわけないか。
これからは、今まで以上に言動に注意しようと思いました。
おしまい。