大動脈解離した時のこと
網膜剥離に至った経緯
話は網膜剥離の手術のこと。
手術の説明書には
◯病名 ➡️ 裂孔原性網膜剥離(2ヶ所、1つは大きく裂けた感じな💦)
◯手術目的 ➡️ 近視や加齢による変化により網膜の薄い部分に裂孔(穴)が開き、その穴か原因で網膜が剥がれている。放置すると失明にいたってしまうため、剥がれた網膜を戻す手術
◯方法➡️ 硝子体切除術
その1 硝子体切除➡️網膜を牽引している透明弾性な物質(硝子体)を切除し、眼内から取り除く
その2 増殖膜切除➡️出血や炎症により生じた増殖膜を、網膜から切除する
その3 網膜光凝固➡️レーザーで網膜を凝固し、接着させる
※眼内の状態により、下記4、または5を追加で行う
その4 眼内ガス置換➡️特殊なガス(SF6)を眼内に注入して網膜の位置を戻す。この場合、術後1週間、うつむきの体位をとる
その5 シリコンオイル注入 ➡️シリコンオイルを注入して網膜の位置を戻す。
白内障手術➡️濁った水晶体を摘出して人工レンズを挿入
◯麻酔➡️術後麻酔
手術予定時間➡️約2~3時間
◯おこるかもしれない合併症➡️出血、疼痛、感染、複視、続発性緑内障、網膜亀孔、網膜下出血、硝子体出血、眼瞼下垂等。また再剥離、増殖性硝子体網膜症、細菌性眼内炎を起こした場合は再手術が必要
※状態により人工レンズ挿入無しになることも
◯視力予後➡️術後の視力は網膜剥離の状態によって異なるが、経過を追わないと不明。状態によっては視力低下もありうる
◯他の選択肢➡️経強膜手術
◯入院予定期間➡️術後の経過良好な場合は約1週間
等々の説明書をもらって署名
以下は
旦那から聞いた話
全身麻酔じゃないので、手術室内のベッドには自分で登って仰向けに寝たそう
その前に、手術室へ連れて行ってくれた話がちょっと面白くて。その手術室のある階はなんと30部屋ほどオペ室が並んでおったそう
んで、車椅子を押して行ってくれた看護士さんは新人さんだったそうで迷子に(笑)しばらく2人でアッチかな? こっちかなぁ? と長い廊下を行ったり来たり。ようやくオペ専門の看護士さんと遭遇できて、無事に手術室へ到着したとか
話を戻して。
寝そべったところで顔には布地がかけられる。布地は手術受ける眼(間違えないように眉毛上にシールが貼られてた)のほうのみ、穴があいてる。と言っても、実際には片方の眼も眼鏡ナシ視力でワケわからん感じだったとか
(あとは、どっかで間違えてたかも。水晶体じゃなくて硝子体だ)
まずは麻酔の点眼薬をされる。その後だけちょっと悶絶クラスの処置が💦それは 図解のような、目ん玉の奥のほうへ麻酔の注射がされる!
不幸中の幸いか。先生が握ってるだろう器具類はまったく見えなかったらしいけども。位置的には黒目の下側から、ブスッ‼️ と注射針らしきものが差し込まれたそう💦
その注射針は目ん玉の裏側まで到達する長さ💦そこへ麻酔薬を注入された模様。なので、最初こそめちゃめちゃ痛かったそうだが、その後はすぐに痛みは分からなくなったらしい
局所的な麻酔だから、先生達のやり取りも分かるとか。面白いのは、旦那って視力が落ちた頃から、他の五感が視力をカバーしようとパワーアップしてたので、音や匂いや気配が敏感になっておった。なので、術中のいろんなこともわりと鮮明に覚えており、先生達の会話の内容も記憶してた
覚えてたのは、担当の先生はその病院ではかなりベテランな先生らしく。同じ室内で同時に行われていた別の患者さんを手術してた(オペ室に2人の患者‼️)別の先生が
「わ~これ厳しいな💦◯◯先生、すみませんちょっとお願いできますかね ? 」みたいな、冗談なのか本当になのかよくわからん感じの会話があったそう(たぶんその患者さんは難しいオペらしく、全身麻酔だったぽい)
あとは、AIみたいな音声がしてたそう。何かの作業をその都度に確認してたような、「電源が入りました」的な。
それと、手術中の看護士さんの手際の良さも分かったらしい。先生の手腕は勿論なんだけど。先生の欲しい器具類はどんどん先読みしてるらしく、医療ドラマどおり、次々に「クーパー(イメージ)」「はい」「メッツェン(イメージ)」「はい」「ガーゼ」「はい」と滞りなく手際よくカチャカチャとバトンタッチされてるのが分かったそう。手術室内の看護士さんもまたプロフェッショナルだったなぁ⤴️と医療ドラマ好きな旦那氏は感心しきり
ただ、トム・クルーズの映画の
手術はだいたいそんな感じだった模様。痛みは最初の麻酔以外はとくに感じなかったらしいが、硝子体をこそげとるというか、ゴリゴリほじくってるな~という感覚はあったとか。
あとは前日に緊張してよく眠れなかったので、術中に3度ほど眠りかけてしまったそう
眠ると目ん玉の位置がマズイのか、 眠るのはとにかくNGらしい。
SPO2? 酸素飽和濃度が下がると患者が眠りに落ちたのが分かるらしく、看護士さんが
「先生! SPO2が83です‼️ 」「わ~◯◯さん! ◯◯さーん起きて~眠っちゃだめですよ~起きて~」と肩をトントンされて起きる、みたいなやりとりが何回かあったらしい。
83て、かなりヤバいと思うけど💦たしかそんな数値に一瞬なったとか。旦那は無呼吸症候群があるから、仰向け寝してたんで、なまじっか聞き間違いじゃないかも…(シーバップ治療中~後日記載予定)
そうこうして手術は予定どおりに無事終わり病室に戻って来た痛みはとくに無いそう。つか心臓止めた大手術経験済みなので耐性があるのか💦見た目はかなり痛々しいが、さほどのダメージはないとか。
ただ、ガスだかが入ってるので顔は常に下向きにするように指示が出ており、ベッドに腰掛けた姿は
つかホセメンドーサはジョーが網膜剥離しとったの分かってたんだっけか
網膜剥離って本当にボクサーの人がなるイメージだった💦ボクサーと言えば
脱線戻し。そんなこんなで、しばらくして看護士さんがU形の枕を持って来られて、今夜はこれで寝てくださいと。
漫画の話の続きで。帰り道になんか思い出しちゃったのは、やっぱり
尾形さん、術後は振動厳禁なんだけども~