大動脈解離の記録
目のこと
前回からの網膜剥離の続き
当初に旦那が言ってた話は
「網膜剥離しちゃった時点で、仕事はもう休ませてもらう。んで、緊急入院で手術とかしてもらう! 」
と息巻いてたんだけども。実際には上司に話しても(代わりの人間がいないよ~💦)と
旦那の職場にヘルプに入ってくれる人員がとにかくゼロで💦
ちょうどこの頃、他の部署で、自宅の階段から転げ落ちて足腰を骨折し入院した人と、
糖尿病が悪化してしまい緊急入院した人、合計2人の要職オジサンがすでに欠員となっていた💦オジサンばっかりの会社のリスクよwオジサン消滅(引退)したら詰むなニホン
なので、椅子とりゲームじゃあないが、当初から超ギリギリだった人員配備が仇となり、手詰まり状態💦(なのに他にまた新しい事業所を増やしてるという無謀ぶり…時給が最低ラインのセコい会社なので、募集かけても来ないっしょ!)
等々の状態らしく、網膜剥離しちゃったてんのに仕事場をあけられない💦という…
もう、本当に耳を疑う💦こんな状態の人間を働かせる会社って何? はんしゃ? 単にアホなの? (一応、上場企業でR)
さすがに見かねて、コンプラ的な部門へ電話し、旦那を休ませよう! と鼻息荒くした嫁。
でも、旦那的には
「もう連休前の仕事なんで、全然余裕あるし大丈夫だから。家にいて、ゆっくり動きまわるのと大差ないし。どうせもう手術入院まではあと3日。人員もいないから、いいよ、オレ出勤するわ」の一点ばり💦
憐れな社畜っぷりには本当にもう脱帽というか呆れるんだけども。直近の上司の立場も同じように経験したことある旦那には、実際にどうしようもないんだろう的なことが十分共感&理解できてしまってるらしい💦
義母にも連絡し「えーなんやのソレ💦なんとかならんの? 目のことなんて、今後どうにかなってしまったら、会社が責任とってくれるの? 」と私と同じように心配してくれて説得にあたってくれたんだけども…
ギャーギャー我々が騒ぐのと、会社での立場とを鑑み、自身の不安と板挟みというかミルフィーユ挟みになってしまった可哀想な旦那氏…
できるなら本人が一番すぐにも入院はしたかったはず。だけどそれが出来ないから悩んで、先々の入院手術の予定だけはなんとか取り付けて(この経緯には後日談がある!)
ギリギリまで仕事する、と決めたぽい💦
旦那には旦那の立場なりの考えがあるみたいだし💦あんまり外野で不安ばっかり煽っても、すでにギリギリだろうメンタルに鞭打つのも気の毒なんで、もうそしたら何も言わんとこ……とお義母さんと意見合致💦
仕方ないので手術日当日まで出勤するというのを苦渋の思いで承知し、アシストしてやるしかないか➰とコチラも腹を決めた
そんなこんなで3日ほど、網膜剥離したまんま仕事をした旦那💦
仕事量的には客先が大型連休に入る前なんで暇だったそう。だけども、やることは一応平日とは変わらない。いつも通りの営業に加え、ご丁寧に月末の棚卸し、までしっかり終えて、とにかく手術当日の朝まできっちり仕事をしていた💦
仕事を終えた頃に旦那をピックアップし、病院へ向かう🚙
入院セットは前日に作っておいた🛍️👜
ワーファリンや血圧の薬も一週間分を持参。
あとは寝間着がよくわからないので(眼帯とかガーゼなんかでいつものTシャツ&スウェットズボンが無理かなぁ? と)1日440円のレンタル寝間着を借りることに。
このレンタル寝間着は、汚れたら1日に何度でも取り替え可能で。そんなに汚すことはないだろうが、手術した後は3日ほど入浴禁止になるそうだし
あと、入院している患者さんがご高齢の方が多いからかもしれないが、館内がなんか常夏のようにモアモア温かくて💦普段汗をかかない私ですらジットリ汗ばむんで、まめに着替えできそうなこのシステムは良いな~と(洗濯物を回収する手間もないし
)
大小タオルくらいは家から持参。
カミソリは刃物で禁止の時代💦
電気シェーバーですか?と話したところ、電気シェーバーの振動が術後は厳禁💦
洗髪はもちろん髭剃りも3日ほど禁止(電気シェーバーの振動すらダメなのに、3日もバタバタ働いてた旦那って)
あとはWi-Fi完備なので動画やらは見放題だったのは良かった。目を使うのは極力避けて~だし、radikoがメインか。テレビはおそらくまともに見れないだろうから、テレビカードは要らないね~と話してたら、
なんと冷蔵庫は有料
同じプリペイドカード1000円の1枚で一週間はもったけど。とにかく室内が温かくてたまらん💦だったらしいから、冷たい飲み物必須で、冷蔵庫あるのは良かったか
大動脈解離した時にもモチロン入院生活は経験済みだけど。あの時は緊急入院だったんで、あれこれ準備した記憶が当然ナシ。面会の時にはざっと見てた病室も、父の時の入院でも感じたが、数年で微妙に進化していたのは興味深い~
大部屋の入院患者さんのネーム表示もタッチパネル的な? やつ。部屋入り口に近づくと、センサー感知してパネルに名前が表示されてた(ハイテク~と感心オバハン)面白いので(面白がるな)わざと各センサー表示させながら旦那の病室近づくと、漢字一文字な名字の患者さん……がわりと多い様子。
話を戻し。なにしろウチは手術予定の1時間前の入院💦(禁飲食になる時間の直前、病院入る前に朝ご飯としてすき家で大盛牛丼を食べてたっけ旦那)
バタバタと慌ただしく入院セットをしまいこんだりしてると、看護師さんがみえて、さっそく着替え、点滴開始。それと手術前の点眼薬の説明が。
点滴薬は4種類をそれぞれ5分おきにさすという、なかなかタイトなスケジュール。同時進行で、入院生活についてのベッドまわりの説明はモニターご覧くださいと、テレビをポチっとなされ視聴。
目薬といえば。残りの片眼は裸眼だと0.2しかない旦那💦その頼りない片眼で、手術してもらう目へ目薬をさすのが至難の技らしく、全然あさっての方向へ目薬ポトンと垂らしとる旦那を見て、唖然がく然
ようやくここで
(そっか!手術するから術後は部厚い眼帯が装着されるだろうし。眼鏡はしばらくかけられないから、この人、まるでもう見えない状態なんだわ➰💦)と気づいたポンコツ嫁
「手術前にトイレに行きたい」という眼鏡ナシ旦那は、もうほぼほぼ視力がなく、手探りでトイレに向かう感じ💦大部屋だと差額ベッド代ゼロ円だけど。こんなんなら入院説明の時に提示された有料トイレ付きの病室(なかには医療ドラマで見るようなスイートルームみたいな部屋もあった)が良かったんじゃ? とか思ったが(今更)
トイレはすぐ隣だったのと、他の方はだいたいオムツ使用だったみたいで、いつもスムーズに使えてて大丈夫だったらしい。
こんな状態で手術室へ歩いて行くなんか到底ムリ。であるから、看護士さんには車椅子で手術室へ連れて行ってもらうことに。
点滴スタンドを足に挟み、車椅子に。こちらの病院は付き添い家族がとくに待合室へ案内されることはなかった。なので病室にて手術を受ける旦那を見送って…