風薫る五月、
アメリカからの短期留学生20名に茶道体験をさせて頂きました
新緑が増して、光りの加減も強く鮮やかになり、
日毎に日が伸びてゆき、あちこちで初夏の花が咲き始めているよな、爽やかな季節のタイミングです
ので、
端午の節句の趣向にしました🤗
この鍾馗様は、私の高曾祖父(おじいちゃんの、おじいちゃん)が、描いたものです。
鍾馗様については別で書きました✋😉👇
息子の初節句に誂えてもらった兜と、菖蒲の葉を飾りました。
公民館の20畳和室を借りて、24名の茶道体験
床の間もないので
掛け軸をどのように掛けるか、
釜の据える位置、生徒さんの座る位置など悩ましかったですが、何とかかんとか
それなりの形にはなった…でしょうか、
10畳+10畳の和室でしたので、二席に分けました。
メインテーマは端午の節句🎏
若い学生さんには、
いつでも何度でも、
このような祈りを込めたいものです
端午の節句の意味は、
やはり「厄除け」と祈りなのだと思います。
上巳の節句でもそうですが、
愛するひとが
病気や事故や災難から護られ、
健やかな人生でありますように、
どうか「生き延びて」くれますように…
体調の崩しやすい季節の変わり目など、
節目節目に、
そうやって祈りながら、気を付け、改め、リセットすることで、実際に、護られたのだと思います。
それは迷信のようなものではなく、ちゃんと理に叶った、養生であるのだと私は思います。
そして、この鍾馗様がちょうど、同じ祈りをもって描かれているものであることを…
改めて感じながら使わせてもらいました
鯉です🎏 練り切り。
鯉のぼりの鯉は、
魚たちが🐟レースをして勝ち残ったのが鯉で、そのまま鯉は竜🐲となったという、「登竜門」が由来となっています。
逆流に負けず、出世や成功、成長の祈りが込められています。
もうひとつは菖蒲。
菖蒲の葉は薬効があり、菖蒲湯にしたり、
上巳の節句で使われる蓬と共に、
軒先に垂らしたりします。
蓬も万能薬と言われますが、薬効があるというのは、病などを防ぐ、まさに「魔除け」ということなのですね
当日は生憎の雨☔で、
道具の搬入に何往復もし、翌日筋肉痛になるほど
何だかもう汗だくでボロボロで、必死で、
いや、大変!
とか思っていたはずなのに…
やはり、学生さんがゾロゾロと入ってきて、ひとりひとりの顔を見ると、
ぜーーーんぶ、吹っ飛びます
子育てでもあるある、ですが、
あれこれ手間をかけて、ヒーヒー言ってても
子供の笑顔ひとつで報われたりします
母なんてちょろいものです(笑)
茶道体験〜②に続く〜