2024年1月29日
台湾から来た高校生たちに茶道体験を
させて頂くことができました。
若い学生さんに向けて何かさせてもらえること、
本当に有難く、楽しく、やりがいのあることです。
前回のときに萌え萌えでしたが、
今回も、萌えキュンでした…
今回は師匠にも相談したところ、立春までは、新年が明けたお正月の寿ぎでいいとのこと、
初釜と同じ趣向にしました。
相生の松の掛け軸は、公民館の大広間の和室にぴったりでした。
そして、
くりから庵の初釜でかけた天下泰平、世界平和の祈りを込めた相生の松と、
学生さんに向けての老松画は、
私にとっては込める意味もまた深まりました
それは、対象を思い浮かべ、祈りの何かを辿ると…
自然に沸いてくるもので、
とても不思議な気持ちでした。
この画を描いた高曾祖父の念が後ろからやってきているのかしら…(笑)
昨今、「SDGs」 というワードをよく聞くようになりました。
持続可能な開発目標の略ですが、
この「持続可能」= サスティナブルということ。
正にこれからの時代を生きる高校生たちが
嫌でも担ってゆくべきテーマだと思います。
私自身にも、年々、生活の細やかなことから、子育て、人間関係、習い事や、仕事、人生、環境問題と、何事においても真実味を帯びて迫ってくることです。
続けられること 持続可能であるということは、
「調和」が取れていることに他ならないと思います。
⚪
この老松は、
末永く続くこと、まさにサスティナブルの象徴です。
掛け軸そのものも、100年前に描かれたものでありながら、その画の威力も全く色褪せていません。
すごいパワーです。
それは、やはり人の普遍的な精神、心を描き表したからではないかと思います。
目先の
流動的で刹那的な価値観に
惑わされることなく、
また自我ばかりで尖らずに、
全ての調和をはかりながら円く、
長く、持続してゆけること、
若い皆さんには、
社会に向けた仕事も、
また自身の生活や人生もそのようであって欲しい、と思いました!
皆さん、受け応えや質問に、
賢さ、頭の良さが隠せません。
それでいて、すごく素直で素朴な子たちばかりでした
しっかりと心のある目と、言葉で反応してくれました。
引率の先生がYouTubeを作ってくれました〜✨
↓
留学生に茶道体験 from 台湾 ② に続く〜