政府・自治体・住民が一体で命守る取り組み必要~洪水ハザードマップ 宮城県内の6自治体作成せず | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズより、自然災害編。
 
台風19号の検証されたデータの報道を取り上げます。
 
10月27日。台風19号をはじめとした一連の豪雨災害を受けて、武田防災担当大臣はNHKの「日曜討論」で、政府や自治体、それに地域住民が一体となって命を守る行動を取るための取り組みを進めていく必要があるという考えを示しました。
 
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政府・自治体・住民が一体で命守る取り組み必要 防災相
2019年10月27日 12時22分 NHK
 
©NHK

台風19号をはじめとした一連の豪雨災害を受けて、武田防災担当大臣はNHKの「日曜討論」で、政府や自治体、それに地域住民が一体となって命を守る行動を取るための取り組みを進めていく必要があるという考えを示しました。

この中で、武田防災担当大臣は、25日の大雨の影響で10人が亡くなったことについて「果たして、早め早めの避難ができていたのかどうか。自動車で避難して亡くなった人が相次いでおり、どういった形で避難していたのかも含めて検証していかなければならない」と述べました。
 
そして、ことしから大雨の際に発表される防災情報が5段階の警戒レベルに分けられたことを踏まえ「情報を的確に自治体に伝えたとしても、自治体から地域の住民に伝わるときに、どういう受け取り方をしてくれるのかが大事だ。行政側が避難勧告を熱心にやっても聞いてくれない人も結構いるのが現実の問題だ。政府と自治体、そして地域と被災者の歯車が一体となって初めて、命が守られる。それをスムーズにやるためのマニュアルを確立しなければいけない」と述べました。
 
台風19号で7人が亡くなった福島県本宮市の高松義行市長は「警戒レベルの情報をあらゆる手段で市民に伝えているつもりだったが、7人の命を失い、非常に残念でならない。みんなで一人の命を守っていくための情報を共有していくことが大切だということを痛感した」と述べました。
 
台風19号による豪雨で千曲川の支流が氾濫し浸水被害が発生した長野県佐久市の柳田清二市長は「課題は、ハザードマップができている河川と、できていない河川がある点だ。河川管理者には、ぜひ、ハザードマップを作成してもらい、その地域に暮らす人にどれくらいのリスクがあるかを示してもらうことが大事だ。その情報は、基礎自治体として、住民や関係者に徹底して伝えていきたい」と述べました。
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10月27日。台風19号で甚大な被害が出た宮城県では、洪水によって浸水する範囲や避難先などが記載された「洪水ハザードマップ」を6つの自治体が作成していなかったことが分かりました。この中には、今回、河川の氾濫で浸水被害が出た自治体もあり、専門家は「自治体は早急に作成すべきだ」と指摘しています。
 
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洪水ハザードマップ 宮城県内の6自治体作成せず 台風で浸水も
2019年10月27日 18時04分 NHK
 
©NHK

台風19号で甚大な被害が出た宮城県では、洪水によって浸水する範囲や避難先などが記載された「洪水ハザードマップ」を6つの自治体が作成していなかったことが分かりました。この中には、今回、河川の氾濫で浸水被害が出た自治体もあり、専門家は「自治体は早急に作成すべきだ」と指摘しています。

台風19号で宮城県内は河川の氾濫や土砂災害などが相次いで起き、死者・行方不明者が合わせて20人に上りました。
 
各市町村は、県が作る被害想定に基づき、洪水で浸水する範囲や避難先などが記載された「洪水ハザードマップ」を作成し住民に周知することが義務づけられています。
 
ところが、県内35の自治体にその作成状況を取材したところ、南三陸町や色麻町など6つの自治体は作成していませんでした。
 
これらの自治体については、県が基となる被害想定などを作っていなかったということですが、南三陸町や女川町などは今回の台風19号で河川が氾濫し多くの住民が避難しました。
 
女川町は「津波への対策は進めてきたが、これまで大雨による差し迫った危機感がなかった。早急に作成を検討したい」と話しています。
 
東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授は「防災減災を考えるうえで、ハザードマップというのはその出発点となる。それがなければ、その検討もできないので、今作成されていないところは、早急にハザードマップを作成していただいて、周知してほしい」と指摘しています。

■1割以上の避難所が浸水想定区域の中に

また、洪水ハザードマップを作成していた29の自治体に、浸水想定区域の中に避難所があるか聞いたところ、「ある」と回答したのは20の自治体でした。そうした避難所の数は合わせて164か所で、全体の1割以上に上りました。
 
さらに、今回の台風19号で自治体が開設した避難所のうち、名取市と丸森町の合わせて3か所の避難所は、浸水する被害に遭っていました。
 
このうち、丸森町金山地区の避難所は1階まで浸水し、避難していた住民23人が急きょ、建物の2階に避難していました。住民の1人は「2階に避難して窓からのぞいてみたら、あふれた水の流れは川みたいな感じでした。とにかく怖かったです」と当時を振り返りました。
 
東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授は「避難先が浸水域にないということが理想だが、昨今、雨の量が増えており、どこが浸水してもおかしくない。地域によっては、浸水想定区域にしか避難所を作れないところもある。住民も指定された避難場所が必ずしも安全でないことを理解すべきだ」と指摘しています。
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検証シリーズは少しずつ取り上げております。ご了承くださいませ。最新情報を知りたい方は、下記をご覧くださいませ。今後も続きます・・・。
 
 
※今後に役立てるために、昨年の豪雨と同じく、データを取りあげつくして、後でまとめてデータベース化します。
 
 
≪家族のペットのために≫
ももこひめさんより。
【随時更新】台風19号 ペットとの避難・預かり・支援に関する情報まとめ
台風19号の被災地 長野より被災ペットの物資募集 その2
災害公営住宅もペット同居可 厚真町が第1期復興計画
台風19号 被災動物関連情報まとめ 11/8 家畜の被害は259,555頭羽
災害時、ペット同伴で避難するには…12月に全国サミットを開催 岩手・宮古
「台風19号の被災者に提供する仮設住宅へのペット連れの被災者の受入れ配慮について」~環境省
災害から愛する「ペット」を守るのは、避難所頼みでない飼い主のサバイバル力
 
≪これからの家族のペットのために考えて≫
※別記事で立てる予定でしたが、先に取り上げます。
ももこひめさんより。
『避難所への「ペット同行」どうすれば 「断られた」報告も』-に思うこと。
豪雨災害でペットはどうする? 全国初と言われたペット同伴避難所の実態とは
台風19号 ペットとの同行避難について、国会・議員の動き
台風19号 ペットの同行避難問題について
ペット同伴避難が認められず自宅に留まる~筆者の台風襲来時の体験記~
「台風19号の被災者に提供する仮設住宅へのペット連れの被災者の受入れ配慮について」~環境省
避難所でペットの飼い主苦悩 福島県内は受け入れ認めず
災害から愛する「ペット」を守るのは、避難所頼みでない飼い主のサバイバル力
愛猫との同伴避難の実情とやるべき準備
※落ち着いたころ、ペットを守るための防災対策の記事でこれらの記事を取り上げます。
 
 
※巡回途中ですが、取り上げないといけないデータが溜まっているため、取り急ぎ、連続投稿で取り上げます。
 
※体調が安定しないため休み休みで不規則となっております。巡回等が大変遅れております。申し訳ございません。
 
 
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