南海トラフ巨大地震「特段の変化なし」 専門家の定例会合 | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズより。データ編です。

 

最近、九州で地震が立て続けに起こっているので不安な方もおられると思い、取り急ぎ取り上げます。

 

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南海トラフ巨大地震「特段の変化なし」 専門家の定例会合
2019年1月10日 18時51分 NHK
 
南海トラフの巨大地震が起きる可能性を評価する専門家の定例会合が気象庁で開かれ、「発生の可能性が高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とする見解をまとめました。
 
10日、気象庁で開かれた会合では、東海から九州にかけての想定震源域やその周辺で観測されたデータを専門家が詳しく分析しました。
 
それによりますと、プレートの境目付近を震源とする「深部低周波地震」と呼ばれる小規模な地震が、先月17日から21日にかけて四国西部で観測され、これに伴い複数の「ひずみ計」で僅かな地殻変動が観測されたということです。
 
これは、想定震源域の深い所で、プレートの境目がゆっくりずれ動く現象、「短期的ゆっくりすべり」が原因とみられ、過去にもこの領域で起きているということです。
 
このほかのデータも含めて判断した結果、検討会は「南海トラフ巨大地震の発生の可能性が、平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とする見解をまとめました。
 
評価検討会の会長で、東京大学地震研究所の平田直教授は「30年以内にマグニチュード8から9クラスの地震が発生する可能性が非常に高いというのが南海トラフの『平常時』だ。日頃からの備えを進めてほしい」と話していました。
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南海トラフで巨大地震発生の可能性が相対的に高まったとして「臨時の情報」が発表された際の防災対応について、国は、今年度中にガイドラインを作成し、これをもとに自治体などはおよそ1年かけて具体的な防災計画づくりを進めることになりました。(参考:「南海トラフの「臨時情報」“今年度中にガイドライン”」)
 
的確に対処できるよう、間に合うことを祈ります。
 

 

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