『ゾウのいない動物園』~「キリンもゾウもいない動物園・・・」 | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくる危機管理シリーズ。
人の虐待においても、動物の虐待においても、認知の仕方や行動は同じなので、これを防止するためには、「命がどんなものか?」を知ることが重要で、「命の重さ」「命の尊さ」を理解することが非常に重要です。
 
人の認識は脳の認知システム上のロジックで繋がっているので、人の命も動物の命も、同じように対応してしまいます。認知のロジックは個々において違います。「認知行動療法」があるように、認知システムのつながり方を変えることは、年齢に関係なく可能です。
 
と始まった、『”命”の意識改革』プロジェクト(笑)
 
既に「”犬の教え”」で、私の初めの『”命”の意識改革』は「フランダースの犬」だった。で、今でも犬を飼えないのでパトラッシュは私の心のわんこよ!・・・というお話をしました。明日に回したいのですが、データ量がアッパーになりそうなので、先に取り上げます。
 
今回は、第二の私の『”命”の意識革命』になったのが、あまり変わらない時期に母側の祖母にデパートの本屋で(最初で最後の)ねだって買ってもらった当時はハード本の『ゾウのいない動物園』と子供用の「ブッダ」の自伝本でした(ブッダの本は中村元:東大名誉教授のものがお勧めです)。このチョイスは最強かもしれません。
 

『ゾウのいない動物園』は今でも増版されています。当時私が読んだのは、下記の本。今はソフト本になっています。

 

 

他にもありますので、合いそうなものを読まれるとよいと思います。

 

あこの話は、実話で、ネットでも知ることができますが、本書を求められて読んだ方が、詳細に書かれている(私が挙げた本は)ので効果があります。
 
 
上記がネット上で読めるものですが、私が読んだ本は読みやすくてわかりやすいです。上記の物には反戦のメッセージが強く込められているだけですが、これでは3頭のゾウさんが救われません。
 
私が読んだ上記の本は、「命の尊さ」「命の重み」「命とは何なのか?」を学べるものでした。最後はお空の虹に渡れた・・・そんな思いを込めた本書です。
 
で、月日が流れ、金峯山寺の在家尼となった時、丁度、お釈迦様ご生誕の日が得度式だったので、ブッダとゾウさんが強いご縁があることがわかりました。古代インドでは、ゾウさんは神仏に関連する第一の神聖な動物だったのです。これは物凄い偶然ですが・・・。その分、ゾウさんには、特別な思いは個人的にはあります。
 
子供のころは、そりゃね、尖がっていました。でも、問題解決に我武者羅に勉強しましたし、我武者羅に行動しましたし、仏門に入ってからの10年間は超スパルタで苦行しながら学びましたから、在家尼を辞職したのはもう相当の昔であっても、ブッダの理念や対処法は今でも生きてます。(金峯山寺は現実に即した実践仏道です)
 
で、『ゾウのいない動物園』を探した折に見つけたのが、私が生まれ育った出身地の・・・子供のころ通っていた動物園のお話・・・
 
 
私はSNSをやってないので知らなかったのですが、Twitterで園長が下記のようなことをつぶやいていました。
 
上記より
 
【キリンもゾウもいない、そんな動物園があってもいいじゃないか。
 キリンが1頭死んだ。キリンは群れで飼いたい。
 ゾウは、いま2頭いるけれど、死んだらもう飼わない。
 もともと群れで生活している動物を2頭だけで生活させるなんて、ゾウのことを考えていないと思う。
 この動物は2頭だけでは子供をつくれないのだから。
 飼うなら10頭。インドゾウなら、森のなかで暮らせるようにしてあげたい。
 キリンもゾウもライオンもいない、そんな動物園があってもいいじゃないか。
 外国の動物園を真似たようなのじゃなく、日本人らしい情趣のある公園のような動物園。
 森で憩える動物園。
 ここは、一度無くなりかけたけれど、北九州市民がとりもどした動物園なんですから、市民のみなさんには自分の庭だと思って来ていただきたい。
 到津の森公園園長 岩野俊郎】
 
私の出身地で、子供のころよく通っていた動物園の今の園長のお言葉です。
 
園長様・・・。本当にありがとうございます。心から感謝いたします。今生きている子たちをどうぞ大切にしてください。
 
外来種の動物がいなくったっていいんです。外来異種の動物にとっては、快適に過ごすことは難しいと思います。彼本来の生息地で生活するのが最も幸せであると思います。後は、私たち人間が彼らの生活を脅かさないように欲や娯楽や煩悩を満たさせず、彼らを守り、共存することだと思います。
 
外来の動物は、現地で撮影された映像だけで充分です。かつて『野生の王国がありましたが、その後CSでディスカバリーチャンネルやナショナルジオグラフィックのものを見ていましたが、今はNHKの『ダーウィンが来た!』です・・・。動物たちの生態や生態系を知ることは、彼らの生活を脅かさないようにするためにも極めて重要です。(かつて、ディスカバリーチャンネルで放送された母チーターの姿に、保護した二重虐待され、ていた女子ニャンコが憧れては、自分の姿を鏡で見て嘆いてはいましたが<苦笑)
 
基本的に、ペットブームは私は好みません。結果的に無責任な飼い主による飼育遺棄や、生態系崩壊等、惨事がでてくるからです。これは食におおいても何においても同じですね・・・。ただ生きているだけなのに、害獣とか外来種とかで処分されるのも取り入れた人間が原因で、元をたどっても需要があるとみて動いた人間が原因です。さらにさかのぼっていくと、私たち一般の人間の欲求からきているので、まずここから絶たなければなりませんね。
 
慣れ親しんでいる到津動物園・・・。外来動物がいなくなった先々には、可能であるならば、猫シェルターや犬シェルター、各種設備完備でボランティアさんを募り、常時ボランティア募集で育成あり、里親さん募集をする!…なんてことできたら、日本で殺処分ゼロの最先端を行き、本当の意味での動物愛護の在り方を示すことができますね。
 
 
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