【打倒!パピーミル!!】福井新聞の報道から流れを見てみる:データ編その3 | Just One of Those Things

Just One of Those Things

Let's call the whole thing off

科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。災害における危機管理シリーズを続けたいところですが、命に係わるネグレクト問題を優先するとしました。
 

ネグレクトについて詳しく知りたい方は、「ネグレクトについて」をご覧ください。過去に取り上げた記事もリンクを貼り付けてあります。また、今まで取り上げた関連する記事を拝見したい方は「もしも、動物のネグレクトを見つけたら・・・(まとめ)」をご覧ください。パピーミル問題以外の一般的な問題についてのものは挙げられています。

 

今回は、福井のパピーミル問題について、福井新聞の記事を追って流れを見ていくためのデータ編です。量が多いことから、数回に分けていくことになります。今回はその第2回目です。「【打倒!パピーミル!!】福井新聞の報道から流れを見てみる:データ編その1」 から「【打倒!パピーミル!!】福井新聞の報道から流れを見てみる:データ編その2」より、まずは古い順から・・・。
 

----------------------------------------------------------
「子犬工場」業者を近く書類送検
坂井西署、動物虐待容疑などで
2018年5月18日 午前7時20分 福井新聞ONLINE

 福井県内の動物販売業者が一時犬猫約400匹を過密状態で飼育、繁殖し「子犬工場(パピーミル)」状態だったとされる問題で、県警坂井西署は動物愛護管理法違反(虐待)や狂犬病予防法違反容疑で、業者と飼育員を近く書類送検する方針を固めた。地検に判断を委ねる「相当処分」の意見を付けるとみられる。捜査関係者への取材で5月17日分かった。
 
 告発状は3月1日、公益社団法人日本動物福祉協会(JAWS、本部東京都)が提出。同署は同月26日に受理していた。「相当処分」の意見は、起訴を求める「厳重処分」に次いで重い。
 
 告発状などによると、業者と飼育員は少なくとも昨年12月、坂井市の動物飼育施設で、犬と猫を狭いケージに入れたり、コンクリートブロックのマス内に50匹以上の過密状態で入れたりし、悪臭がするなどの劣悪な環境で飼育したなどとされる。
 
 このほか、厚生労働省の省令に定める犬の登録申請をしていない疑いや、狂犬病予防注射を受けさせていない狂犬病予防法違反の疑いもあると指摘している。
 
 協会側は「子犬工場」内部や、飼育員が給餌する様子を撮影した写真や動画を一般公開し「明らかな虐待」と訴えてきた。業者を監督する立場の県は「虐待とは言えない」としながら、飼育員の勤務状況などから、飼育頭数削減を指導。飼育犬は163匹まで減ったことを3月30日に把握したとしている。
 
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/331304
----------------------------------------------------------

 

翌日には、書類送検となりました。

 

----------------------------------------------------------
「子犬工場」業者と飼育員書類送検
動物虐待など疑い 福井県警
2018年5月19日 午後0時00分 福井新聞ONLINE

 福井県内の動物販売業者が一時犬猫約400匹を過密状態で飼育、繁殖し「子犬工場(パピーミル)」状態だったとされる問題で、福井県警坂井西署は5月18日、動物愛護管理法違反(虐待)や狂犬病予防法違反容疑で、業者と飼育員を福井地検へ書類送検した。
 
 地検に判断を委ねる「相当処分」の意見を付けたとみられ、全国的に注目を集めた問題は地検の判断に注目が集まる。
 
 告発状は3月1日、公益社団法人日本動物福祉協会(JAWS、本部東京都)が提出。同署は同26日に受理した。「相当処分」の意見は、起訴を求める「厳重処分」に次いで重い。
 
 送検容疑は、業者と飼育員は少なくとも昨年12月、坂井市の動物飼育施設で、犬と猫を狭いケージに入れたり、コンクリートブロックのマス内に50匹以上の過密状態で入れたりし、悪臭がするなどの劣悪な環境で飼育した疑い。
 
 このほか、厚生労働省の省令に定める犬の登録申請をしていない疑いや、狂犬病予防注射を受けさせていない狂犬病予防法違反の疑いもある。
 
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/331950
----------------------------------------------------------

 

更に厳重指導を求め、嘆願書と署名を県に提出しました。

 

 

----------------------------------------------------------
子犬工場、厳格指導求め嘆願書
福井県に愛護連盟、署名1万8千筆
2018年7月21日 午前7時00分 福井新聞ONLINE

 福井県内の動物販売業者が一時犬猫約400匹を過密飼育、繁殖し「子犬工場(パピーミル)」状態だったとされる問題で、動物愛護県連盟は7月20日、業者の実態調査や指導監督の厳格化を求める嘆願書と1万8838筆の署名を県に提出した。8月3日までの回答を求めている。
 
 県連盟は、問題発覚を受けて県内9団体の10人が設立した。西川一誠知事宛ての嘆願書は「県職員が法律を適正に運用するだけで劣悪な業者を確実に減少できる」として、問題となっている業者にどのような立ち入り検査をしていたか具体的に明らかにし、検査時の指導監督を厳格化するよう要望。他県では実施している業者の飼育数の公開が必要とし、50匹以上飼育している業者の情報開示を求めた。
 
 署名活動は5月下旬から6月末にかけて実施。インターネットで5158筆、書面で1万3680筆を集めた。
 
 県連盟の藤永隆一代表(NPO法人福井犬・猫を救う会代表)ら5人が県庁を訪れ、県医薬食品・衛生課の内田恭一課長に嘆願書と署名を手渡した。藤永代表は「福井県の動物愛護行政が今回の件を機に変わったと言われるような回答を」と求めた。内田課長は「内容を見て回答する」と応えた。
 
 また県連盟のメンバーは、問題となっている業者の飼育犬が163匹まで減ったとされることについて、犬がどこに引き取られたか明らかにするよう求めたが、県側は応じなかった。
 
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/625725
----------------------------------------------------------
 
譲渡先については、前の記事でも取り上げましたが、市でも明らかにしませんでした。情報開示を求めているのは、虐待や遺棄やネグレクトをしていないし、いざというときに助けるために知るためのものなのに、何の都合があって、開示できないのでしょうかね。
 
譲渡の際に、公表しないことを約束したためのものですか? ペット業界の圧力ですか?それとも賄賂ですか?腐ってませんか?
 
で、県医薬食品・衛生課の内田恭一課長ですね。
上記より、
「これらを「動物管理指導センター(仮称)」(以下、「センター」という。)の整備により具体化し、ソフトとハード両面から飼い主の適正飼養や動物の返還・譲渡等を推進し、「人と動物が健 康で明るく共生する幸福で暮らしやすい福井」の実現を図る。」ね・・・。子犬工場問題を解決するのも仕事の一環でしょう。それを、「内容を見て回答する」ですか。妙に臭いのが臭いますね。センター以外はの動物は関係ないですか。
(ただの名簿です)
ほう。ここで、動物関連は消えてますね。動物の返還・譲渡等を推進し、「人と動物が健 康で明るく共生する幸福で暮らしやすい福井」の実現は計画だけですか。
 
ちなみに調べました。
任期以内ですよね。方針を変えますか。表面上形としてできたから次ね、じゃなく、実現するために行き渡るようにしようと考えませんか?障がい者との共生も同じです。スポーツができるのはごくわずかです。人とは関われない障がい者もいるのです。そこまで手を差し伸べようとは思わないのですか。どれも中途半端ですね、情けない。
 
・・・ということで、ただの紙に書いた餅で、建前上であることがわかりました。
 
私は批判するのは好きじゃないので滅多にしないです。本望じゃありませんが、命に関わることなので流石に言いたくなります。
 
次は、判決から始まりますので、また・・・ですね。次回にまわします。
 
次は、溜まりに溜まったネイチャーです。まわりきれるだけまわりましたが、どうにもまわりきれないです。すみません・・・。明日に架けます。
 
 

ペタしてね