収穫間近(?)の茄子
極めて残念なことなのだが、令和2年8月15日、子④(妻)と私との間に以下のような会話があった。
子④:「今日って何日だっけ?」
私:「終戦記念日だろ。」
子④:「だから何日?」
私:「・・・」
毎年、終戦記念日になると、ニュース番組などで「年々風化する戦争の記憶」みたいなコーナーが組まれる(今年それがあったかどうかは知らないが)。
そのようなコーナーでは、わざわざ渋谷や原宿あたりに収録に行き、脳天気ギャルみたいな者を探し回っては「今日は何の日だか知っていますか?」などとインタビューし、「えー、わかんなーい!」と答えてくれると喜んで放映する。
確かに、8月15日がどういう日であるかを知らない者・意識していない者もいるとは思うが、実際のところはそれほど多くはないのではないか。
だから、前述のようなコーナーでは、実際に8月15日が何の日であるかを知らない者で、しかも視覚的にもそれらしき風情の者、を探し出すのは結構大変なのではないかと思う。
手抜きが得意な製作会社なんかだと、知り合いを通じて見た目脳天気そうなギャルを掻き集め、いわゆるやらせによって「えー、わかんなーい!」と答えさせているかもしれない。
とまあ常日頃そのように思っていたので、終戦記念日が何月何日であるかを知らないことを露呈した前述の子④の発言は、情けないを通り越してある意味新鮮ですらあった。
ただ、子どもたちには決してそうはなって欲しくない一面である。
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