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創価三代の誉れ

創価三代の師弟の歴史的スピーチ等を紹介

今日11月18日は創価学会の創立記念日です。

初代会長 牧口恒三郎先生ゆかりの新渡戸記念館館長のメッセージを紹介します。


(今日の聖教新聞から転載)


「11・18」慶祝の声 十和田市立新渡戸記念館 新渡戸常憲館長


 創価学会創立記念日を心よりお祝い申し上げます。
 創価学会と新渡戸家のつながりは古く、牧口常三郎初代会長が、著書である『人生地理学』を、1903年、台湾総督府に勤めていた新渡戸稲造に贈ってくださり、それを読んだ稲造が返信の便りを送ったことから始まります。
 その後、2人は、民俗学者の柳田国男らが発足した「郷土会」で交流を深め、稲造は、牧口会長の『創価教育学体系』の序文を書きました。
 その中で稲造は、当時の社会の行き詰まりを打破するには、迂遠のようでも「余は只教育の一途あるのみと断言して憚らない」と力説し、「独立独創、自己の力で自己の進路を開拓する教育が必要だ」と訴えています。
 そして、そのための教育哲学として創価教育学を高く評価し、「君(=牧口会長)の創価教育学は、余の久しく期待したる我が日本人が生んだ日本人の教育学説であり、而も現代人が其の誕生を久しく待望せし名著である」とたたえました。
 稲造は、このような賛辞を軽々しく言う人ではありません。
 牧口会長の思想と人物を本物だと見抜き、称賛に値すると判断したからこそ、このような序文を寄せたのだと思います。
 新渡戸家には「学問より実行 知識より常識」という稲造の言葉がありますが、牧口会長とは互いに「理論家」ではなく、「実践者」として深く共鳴し合ったのでしょう。
 なお、牧口会長直筆サイン入りの『創価教育学体系』第2巻が、当記念館に大切に保管されています。
 青森・十和田に基盤を置く新渡戸家は、稲造の祖父の新渡戸傳翁が、未開の十和田地域に人工河川・稲生川を上水し、開墾して豊かな水田を造成。その息子の十次郎が、京都にならって碁盤の目のように整備された街を建設しました。
 こうした“開拓者魂”が私たちの誇りであり、その本質は、自らの命を懸けて、社会のため、後世のために尽くしていく、というものです。その精神は、稲造の心にも脈々と受け継がれました。
 牧口会長が殉教されて、本年が70年と伺いました。どんな組織や団体も、先人の苦労に学び、その魂を忘れなければ栄え続けていけるものと確信します。
 これからも、不思議な縁のある創価学会の皆さまには、牧口会長の精神を大切にし、池田名誉会長のもと、平和社会の建設に貢献していただきたいと思います。(音楽学博士・音楽評論家)

 「11・18」から前進 わが生命に幸福の宮殿を

「創立の日」!
この日は
我らの久遠の原点に立ち還る
赫々たる光輝に
満ち満ちた日である。
常に この日より
我らは
力強く希望に燃えて
湧き出ずる
使命と信念を漲らせながら
胸を張って立ち上がる

♢♢♢ ♢♢♢

我らの「平和への大道」とは
「立正安国への大道」である。
一番苦しんでいる人が
一番幸福になる。
そして、
一番大変な地域・社会が
一番安穏に輝く。
その大いなる希望の光源こそ、
創価の堅固な連帯と
不屈の前進なのである。

♢♢♢ ♢♢♢

民衆とともに!
民衆のために!
常に、この原点に立ち返れば、
無限の力と
無量の智慧が湧いてくる。
正義の民衆の力ほど
偉大なものはない。
民衆の連帯の力で
断固、勝ち抜くのだ。

♢♢♢ ♢♢♢

広宣流布は、
一人ひとりが我が生命に
幸福の宮殿を築きながら、
人類が夢見た
人間共和の「永遠の都」を
建設しゆく大聖業である。
現実の仕事や眼前の戦いには、
誠実に緻密に精確に挑み、
心には宇宙大のロマンを
光らせていくのだ。
さあ、「創立の月」から、
目を見張る勢いで
大前進を開始しよう!
新たな人間革命の劇の
幕開けだ!

現時点での状況を鑑み、緊急にアップします。


随筆「人間世紀の光」 札幌夏の陣から50年 の一部抜粋です。


短期決戦の第一の要諦は、「団結」である。

 戦いが短ければ、短いほど、気を引き締め、結束しゆくことだ。

 私と北海道の同志は、断じて戸田先生の悲願である「七十五万世帯」を達成してみせるとの「弟子の強き一念」で、尊く固く結ばれていた。

 広宣流布の戦いで「勝負」を決するのは、人数の大小ではない。誓願を共にした「異体同心の団結」である。

 「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候」(御書一四六三ページ)

 暴虐の限りを尽くした「殷の紂王」の軍勢七十万騎は、八百人の諸侯が結束した「周の武王」の軍に敗れた。

 悪辣な紂王に無理やり駆り出された殷の兵士は戦意がなく、武器を逆さまに持ち、周の軍勢に道を開けたという。

 ともあれ、周の武王の大勝利は、団結と勢いの勝利であった。

 第二の要諦は「スタートダッシュ」である。

 陸上のトラック競技は、短距離になるほど、スタートが重要になる。

 百メートル競走も、号砲が鳴る、ぴんと張りつめた瞬間に、勝敗の分かれ目がある。

 五十年前、札幌駅に降り立った瞬間から、私の闘魂は燃えたぎっていた。

 「戦いは、勝ったよ!」

 出迎えてくださった方々への、私の第一声だった。

 初日からフル回転である。

 戦いの拠点となる宿舎に到着した時には、成果を書きこむ「棒グラフ」まで用意できていた。準備万端である。

 「先んずれば人を制す」だ。

 後手に回った場合、負担も。手間も二倍になる。先制攻撃の場合、手間は半分、効果は二倍である。

 戸田先生も、よくおっしゃっていた。

 「いくら大艦隊であっても、戦場への到着が遅ければ、スピードが勝る精鋭には、絶対に勝てない」

 短期決戦であるほど、戦いは「先手必勝」である。

 敵だって苦しい。時間がない条件は同じだ。

 先に手を打った方が、必ず勝つ。相手も準備は不十分であり、ここに大きなチャンスがあるからだ。

 機先を制した方が、一切の主導権を握り、庶民の心をつかみ、嵐のような喝采に包まれるものだ。

 第三に、短期決戦は、中心者の「鋭き一念」で決まる。

 私は「札幌・夏の陣」を前に、ひたすら祈り、智慧を絞り抜いた。

 具体的な作戦に墓づき、矢継ぎ早に手を打った。

 当時は通信手段も限られ、連絡の大半が手紙である。

 私は、東京での闘争と同時並行で、寸暇を惜しんで筆を執った。

 時間との競争にしのぎを削り、全精魂を傾けて、北海道の友に手紙を書き続けた。

 同志の必死の奮闘の一切を勝利に直結させるとの一念で、万全の準備を進めて、札幌に向かった。

 戦いの勝利の方程式は、「忍耐」と「執念」である。

 「つねに気落ちを知らず、断固たる、戦いをやめぬ人間の魂」――大詩人ホイットマンが歌い上げた、この不屈の闘魂こそ、我らの闘争精神である。

 絶対に勝つという一念を燃え上がらせることである。

 戸田先生も、「ケンカだって、一つでも多く石を投げた方が勝つよ」と、常に強気だった。

 そして、最後は、智慧の戦いである。敵を倒すまで戦い抜く、猛烈なる執念である。

 「勝つべくして勝つ」ことが、学会の戦いであった。

 リーダーは、どこまでも同志を励ましながら、「勝利を決する厳然たる祈り」で、どこまでもどこまでも、断固として進みゆくことだ。

 いずれにせよ、短期決戦は、ゴールまで全速力で走り抜く以外にない。百メートル競走なら、世界レベルの争いで約十秒。

 脇目もふらず、力を出し切るしかない。周りの様子などに振り回されては、絶対に勝てるはずがない。

 恐れることはない。戦いはやってみなければ分からない。五分と五分だ。勢いがある方が勝つ。強気で攻めた方が勝つ。

 中国革命の父・孫文は語った。

 「およそ、何事であれ、天の理に順い、人の情に応じ、世界の潮流に適い、社会の必要に合し、しかも、先知先覚者が志を決めて行なえば、断じて成就せぬものはない」

                 聖教新聞掲載分より抜粋

埼玉県民の日。おはようございます。

わが街、越谷レイクタウンで「埼玉県民フェア2014」が開催されております。


イオンレイクタウンで行われるステージイベントでは、

アイドルユニットのピンキッシュやにゃんたぶぅのライブ、鉄道博物館の名物「てっぱくビンゴ」などを開催。


福島県産品を販売する被災地応援フェアも行う。


埼玉新聞ニュースはこちら


蛇足ですが

「埼玉県民の日」は千葉県内でも埼玉県民対象の割引やイベントがたくさんあります。今日一日、楽しく・

有意義に県民の日を』楽しんでください。

第1回「世界女性平和会議」(11月6日) 池田SGI会長夫妻のメッセージ

輝き光る幸福勝利の金舞を 女性の誓願と団結が平和開く
一、これほど明るい笑顔に満ち、これほど麗しい和楽に包まれ、そして、これほど希望と喜びにあふれる平和会議が、いずこにあるでしょうか!
ここに、「女性の世紀」の新時代が晴れ晴れと告げられました。誠に誠に、おめでとうございます!(大拍手)
 本日(6日)のブラジル、東北、ドイツのリーダーの方々の尊き感動の活動報告の内容も、妻から詳しく聞きながら、二人して何回も拍手をしておりました。
 一、きょうは、敬愛する皆さん方に、三点、エールを送らせていただきます。
 第一に、「題目の渦で幸福勝利の金舞を舞いゆけ!」ということであります。
今朝、私は妻と、あらためて、千日尼への御聖訓の一節を拝しました。
すなわち、「ただ法華経ばかりが女人成仏の経であり、悲母“優しき母”の恩を報ずる真実の『報恩の経』であると見極めました。そこで悲母への恩を返すために、この経の題目を一切の女人に唱えさせようと誓願したのです」(御書1311㌻、通解)と仰せです。
 「女人成仏」、つまり女性の絶対にして永遠の幸福の軌道を、完璧に説き明かした生命の法理は、妙法以外にありません。
 題目を唱え、題目を弘める。ここに初めて、万人が母に最高無上の親孝行をする道も開かれます。
 日蓮大聖人の御心のままに、祈り抜き、祈り切る──この創価の女性たちの決定した信力・行力こそが、無限の仏力・法力を涌現し、ありとあらゆる三障四魔を打ち破って、まさしく奇跡ともいうべき世界広宣流布を成し遂げてきたのです。これからも多事多難な時代であればあるほど、いやまして大宇宙の究極の音律たる題目の渦で、青き地球を包んでいってください。
 そして、かの竜女が「我が成仏を観よ」(法華経409㌻)と声高らかに叫んで、皆を大歓喜させていったように、皆さん一人一人の輝き光る幸福勝利の金舞を、世界へ、未来へ示し切っていただきたいのであります。
 第二に、「焦らず楽しく福運と人材の種を蒔きゆけ!」ということであります。
 このほど、横浜市の鶴見区に日本最大級となる神奈川の新講堂(神奈川池田記念講堂)が誕生しました。
 私の心には、この鶴見で青春時代、苦楽を分かち合い、共に広布の聖火を炎上させてきた、忘れ得ぬ草創の母たちの喜びの涙の顔(かんばせ)が浮かんでまいりました。
 当時、夫の病と生活苦のどん底で闘う一人の母の家を訪ねた折、「この貧乏はいつまで続くんでしょうか?」と尋ねられたことがあります。
若き私は、大確信を込めて申し上げました。
 「末法の功徳は冥益(みょうやく)です。薄紙も毎日一枚ずつ重ねていけば、十年、二十年もすると、見上げるようになります。信心は境涯革命ですよ。必ず幸せになります」と。
 その通りの見事な境涯革命の実証を、創価の母たちは、いずこにあっても打ち立て、後継の人材を育て上げてくれました。
 仏法の世界には一つも無駄はありません。
 「煩悩即菩提」であるゆえに、今、苦労した分だけ、大きく境涯を開くことができる。
 「因果倶時」であるゆえに、今、真心込めて激励した分だけ、未来のリーダーが育つのです。
何があっても、焦らず楽しく、学会活動という福運の種を、また、励ましという人材の種を蒔いていってください。
 その陰徳こそが、時とともに計り知れない陽報を咲かせていくからです。
 第三に、「女性の団結の輪で平和の世界を勝ち開け!」ということであります。
 恩師・戸田城聖先生は、女子部の友に語られました。
「鎖の輪は、一つ一つがっちりと組み合って、切れることがない。人間も同じだ。心強き一人一人が、固く手を結べば、広宣流布は必ず進む。人と人との輪をつくりなさい」と。
世界の婦人部そして女子部が、広宣流布の師弟を中心として、国を超え、民族を超え、信心で結ばれ、誓願で結ばれ、異体同心の同志愛で結ばれていく限り、我らSGIは未来永劫に盤石である。
 そして、この創価の女性の団結の輪がある限り、いかなる国際社会の激動にあっても、断固として平和の世界を守り、勝ち開いていくことができる。
このことを、きょう、ここに集われた代表の皆さんと共々に、大宣言したいと思いますが、いかがでしょうか!(大拍手)
一、皆さん方の題目のおかげで、私も妻も、ますます元気です。
 いわんや、皆さんは、まだまだ若い。これからが勝負です。
 どうか、生命哲学の賢者として体を大事にし、断じて健康長寿の人生であってください。私たち夫婦と一緒に、創価家族と一緒に、強く朗らかに、一歩一歩、前に進んでいきましょう!
お互いに、一人でも多くの友を励ませるよう、一人でも多くの友を幸せにできるよう、深く真剣に祈りながら、常楽我浄の大行進をしていこうではありませんか!
大切な大切なご一家のご多幸、そして、全ての国土の平和と安定、栄光と繁栄を、私は祈り続けてまいります。
 各国・各地域の同志に、くれぐれもよろしくお伝えください。いついつまでも、お元気で!(大拍手)

世界広布新時代第8回本部幹部会 名誉会長がメッセージ


世界の創価家族と共に躍進! 師子奮迅の大生命力を燃やせ  永遠の『月桂冠』を君に
御聖訓 「悪は多けれども一膳に勝つことなし」  平和と勝利の道を走り抜け
一、先日、私は、牧口常三郎先生が9年間、校長を務められた、東京・港区の白金小学校の前を通り、不滅の人間教育の足跡を偲びました。
 牧口先生は在職されていた当時、直径2メートルもある大きな地球儀を特別に作り、地理の授業で使われていたといいます。
運動会の時に、この地球儀が桜の木につるされて、児童たちを見守っている写真も残っています。
 牧口先生は、小さな島国根性など見下ろされて、地球を包みゆく大きな心で、未来の世界市民を育てようとされていました。それはね地球民族主義を掲げられた戸田城聖先生の心でもあります。
 きょうは、世界55カ国・地域から「創立の月」を祝賀して集われた平和の指導者の皆さん方を、両先生の肖像もひときわ晴れ晴れと迎えておられます。
 海外の皆さん、ようこそ、お越しくださいました。本当にご苦労さまです!(大拍手)
自他共の幸福を
 一、日蓮大聖人は、厳然と仰せになられました。
「仏法と申すは勝負をさきとすべし」(御書1165㌻)。
 また曰く「仏法と申すは道理なり道理と申すは主に勝つ物なり」(御書1169㌻)。
さらに「悪は多けれども一善に勝つ事なし」(御書1463㌻)と断言されております。
まさに大聖人は、人類に「絶対勝利の信心」を教え残してくださいました。
すなわち、いかなる宿命にも負けない。
 いかなる権力の魔性にも屈しない。
 いかなる災難の試練にも怯まない。
 そして、一人一人が人間革命をして、自他ともに幸福を勝ち取りながら、世界の民衆が連帯して、「生命の尊厳」を、「正義の凱歌」を、「平和の大歓喜」を謳い上げていく法理を明かしてくださったのであります。
この日蓮仏法の真髄の道を、創立以来84年、わが創価学会は走り抜いてきました。
 ここ東京戸田記念講堂が立つ巣鴨は、牧口先生と戸田先生が、軍国主義と対峙して、獄中闘争を貫かれ、魂魄を留められた天地であります。
この地で獄死された牧口先生は、ご家族への最後のお手紙で、他の学者たちが成し得なかった「創価(価値創造)」の哲学を打ち立て、法華経の信仰によって数千人に実証を示せたことを、「自分ながら驚いている」と記されております。
命に及ぶ大難にありながらも、牧口先生の胸奥には、何ものにも侵されない金剛不壊の生命の勝ち鬨が轟きわたっていたのであります。それは、崇高なるご生涯の「所願満足」の大勝利の宣言でありました。
 とともに、牧口先生は、正しいからこそ「三障四魔が紛起するのは当然で、経文通りです」とも綴られております。
 人間を不幸にし、民衆を虐(しいた)げ、世界を分断する魔性とは、どこまでも戦い抜く、未来永遠にわたる大闘争宣言を、私たち弟子に託してくださったといってよいでありましょう。
牧口先生の殉教より70年――。
 先生を呼び出された「地涌の菩薩」の陣列である我らは、この創価の正義と勝利の誇り高き魂の襷(たすき)を、永久に受け継いでいくことを、ここに固く誓い合おうではありませんか!(大拍手)。
負けじ魂を胸に
一、この一年、後継の男女青年部も、見事な人材の拡大と育成を成し遂げ、頼もしく大成長してくれました。皆、よくやった! ありがとう!
一緒に祈り、語り、学び、真心こめて激励し、応援してくださっている太陽の婦人部の皆さん、黄金柱の壮年部の皆さんに、心から御礼申し上げます。
創価同窓の友の目覚ましい活躍も、うれしい限りです。
思えば、創価大学の草創期、グラウンドで必死にスポーツの練習をしている学生たちを励ましたことがあります。
「君たちは、伝統もない、誰の応援もない中で、泥だらけになって、走り、鍛えている。いつの時代も、新しい道を開くことは死闘だ。しかし汗にまみれ、泥にまみれながら挑戦し、開拓していくところに真実の栄光があるんだよ」と。
 この創価の負けじ魂は、今も熱く脈々と流れ通っています。
 悲願であった、創価大学陸上部の箱根駅伝への初出場、本当におめでとう!(大拍手)
執念の努力、そして究極の友情と団結の勝利を、私たちは最大に讃え、健闘を祈りましょう。
メロスのごとく
 一、私も力の限り、走り戦います。
 小説『新・人間革命の』執筆も、第28巻に入り、今月の18日、創立記念日から連載を再開いたします(大拍手)。
第1章のタイトルは「広宣譜」。
 昭和53年(1978年)の6月、「広布に走れ」の発表から始まります。嵐に立ち向かい、新たな学会歌の歌声を響かせて、我と我が友と刻んだ広宣流布の「共戦譜」を描いていきます。
 21世紀を託す未来部に「正義の走者」の歌を作ったのも、この年の7月です。
 その2番には。こう綴りました。
「君も負けるな
いつの日か
共々誓いし
この道を
嵐も吹雪も
 いざや征け
これぞメロスの
誉れなり・・・・・」と。
絶対に同志を裏切らない。
 断じて誓いを手放さない。
 我らは寝創価の誉れのメロスとして、友のため、法のため、地域のため、社会のため、世界の平和のために、最後の最後まで、断固として走り抜き、走り切っていこうではありませんか!
私は、けなげな全同志の頭(こうべ)に、一人また一人、勝利と栄光の月桂冠をかぶせて差し上げたいという思いで、題目を送り続けてまいります。
 一、明年の一月には、SGIの発足より40周年を迎えます。
さあ、きょう、ここから、世界の創価家族と共に、皆で、明るく仲良くにぎやかに、広布と人生の躍進のスタートを切ろうではありませんか。
 皆、風邪など、ひかれませんように!
 師子奮迅の大生命力で勝ち進もう!(大拍手)

謗法の宗門とは全く無関係。

仏意仏勅の広宣流布の団体である創価学会の万代にわたる基盤を築くために

会則の第1章第2条の教義条項を改正。




世界広布新時代へ更なる飛翔

日蓮仏法の本義に基づいた会則改正 自行化他の実践で「人間革命」を成就

折伏・弘教、聖教新聞拡大、そして教学試験を通しての人材輩出と、目覚ましい広布進展の中で、お元気な池田先生・奥様と共に、晴れやかに「創立の月」を迎えることができました。本当に、おめでとうございます。
聖教新聞の拡大にあっては大きく部数を増やしていただき、誠にありがとうございました。また、歓喜の折伏のエピソードも、たくさんうかがっております。
 弘教・拡大に奮闘する同志の代表には、「11・18」記念カードも授与されます。折伏と聖教拡大のさらなる上げ潮で、創立の月を荘厳してまいりたい。
 今月23日に行う教学部任用試験については各地とも頑張ってくださっています。
 今まで活動に消極的だった方、未入会家族、また会友の方など、さまざまな方がいらっしゃると思います。
 「地区2人以上の合格者」の輩出を目指して、試験当日に皆が勇んで受験できるよう、共に学び、真心からの激励を行っていきたいと思います。
 そして今月末より、いよいよ財務納金が始まります。
 世界広布新時代の躍進を支える大切な財務です。広布部員全員に福徳と功徳があふれるよう、絶対無事故を真剣に祈り、丁寧に推進してまいりたい。
 ここ数年、財務を悪用して詐欺を企てた事例が発生しています。また一般的にも、詐欺の手口が非常に巧妙になっています。絶対に巻き込まれる方が出ないよう、注意を喚起して、大成功の財務にしてまいりたいと思いますので、何卒よろしくお願いします。

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次に、創価学会の会則の改正について申し上げます。
 私どもは、池田先生の指導のもと、昨年11月、広宣流布大誓堂の建立によって世界広布新時代を開幕し、日本も世界も、新たな歓喜の前進を開始いたしました。
広宣流布大誓堂にはすでに世界102カ国・地域の同志を迎えております。日本の各地から、“大誓堂へ、大誓堂へ”という滔々たる信心の流れは着実に勢いを増し、名実ともに、創価学会の「世界広布新時代」、すなわち、世界宗教としてのさらなる躍動が開始されたのであります。
この世界広布の大いなる流れを決定づけたのは、ひとえに、池田先生の大闘争と未来を展望する構想にあったことは、いうまでもありません。
とりわけ、平成3年(1991年)日蓮正宗宗門が創価学会を破門し、広宣流布を阻む魔の本性を現した際に、先生がその時を捉えて「魂の独立」を宣言されたことが、重要な分岐点でした。
その魂の独立から23年。先生の指導通り、世界広布の歩みは日本において著しく進展しただけでなく、世界192カ国・地域にまで広がる大発展を遂げました。
 この間、宗門と決別してから入会した会員も多く、後継の青年部もたくましく成長し、前進を続けています。
明年は創価学会創立85周年、池田先生の会長就任55周年、SGI発足40周年の佳節であり、学会は、いよいよ世界宗教として、新たな段階へ飛翔する時を迎えたのであります。
今回、こうした経緯と世界教団としての発展の状況に鑑み、学会の会則の第1章第2条の教義条項を、創価学会の宗教的独自性をより明確にし、世界広布新時代にふさわしいものとするとともに、現在の創価学会の信仰の実践・実態に即した文言にするために、改正いたしました。
 この改正は、本日、所定の手続きを経て、総務会で議決されましたので、ご報告いたします。
これまでの条文では「この会は、日蓮大聖人を末法の御本仏と仰ぎ、一閻浮提総与・三大秘法の大御本尊を信受し、日蓮大聖人の御書を根本として、日蓮大聖人の御遺命たる一閻浮提広宣流布を実現することを大願とする」となっておりました。
この会則は平成14年(2002年)に改正されたものです。
 当時、宗門との僧俗和合時代に信仰実戦に励んできた会員の皆さまの感情や歴史的な経緯を踏まえ、この「一閻浮提総与・三大秘法の大御本尊」については、「弘安2年(1279年)の大御本尊」を指すとの説明を行っていました。
 それを今回、次の通りにいたします。
 「この会は、日蓮大聖人を末法の御本仏と仰ぎ、根本の法である南無妙法蓮華経を具現された三大秘法を信じ、御本尊に自行化他にわたる題目を唱え、御書根本に、各人が人間革命を成就し、日蓮大聖人の御遺命である世界広宣流布を実現することを大願とする」
 以下、改正条項の内容について説明いたします。
最初の「この会は、日蓮大聖人を末法の御本仏と仰ぎ」は、従来の会則から表現に変更はありません。
 次の
根本の法である南無妙法蓮華経を具現された三大秘法を信じという部分について説明いたします。
大聖人は、
宇宙と生命に内在する根本の法を南無妙法蓮華経であると明らかにされました。そしてそれを、末法の全民衆の成仏のために三大秘法、すなわち、本門の本尊、本門の題目、本門の戒壇として具体的に顕されたのであります
 末法の衆生のために日蓮大聖人御自身が御図顕された十界の文字曼荼羅と、それを書写した本尊は、全て根本の法である南無妙法蓮華経を具現したものであり、等しく「本門の本尊」であります
 そして、「本門の本尊」に唱える南無妙法蓮華経が「本門の題目」であり、その唱える場がそのまま「本門の戒壇」となります。
 改正のこの部分は、その大聖人の法門を信ずるということであります
次に、「御本尊に自行化他にわたる題目を唱え」という部分について説明いたします。
 世界広布新時代開幕から躍進へという世界広布の進展が加速しつつある時代性を踏まえて、信仰の本義をあらためて明確にしたいと思います。
 大聖人の仏法は、万人に開かれたものであり、三大秘法はあくまで一人一人の信仰において受け止められなければなりません。
ある場所に特定の戒壇があり、そこに安置する御本尊が根本の御本尊で、その他の御本尊はそれにつながらなければ力用が発揮されないという、あたかも“電源と端子”の関係であるかのような本尊観は、世界広宣流布が事実の上で進展している現在と将来において、かえって世界広布を阻害するものとなりかねないのであります。
大聖人の仏法における信仰の本義は、「根本の法である南無妙法蓮華経を具現された三大秘法」を信じることにあります。具体的には、広宣流布を願い、御本尊を受持し弘めるという自行化他の実践であり、それは日々の学会活動そのものであります。そのことを「御本尊に自行化他にわたる題目を唱え」と表現いたしました。

魂の独立から23年 大謗法の宗門とは全く無関係

広宣流布のための御本尊を学会が認定

 「受持」とは、「受持即観心」の法理に示されている通り、南無妙法蓮華経という根本の法が具現された御本尊を信じ、唱題することによって自身の内にある仏界が湧現するのでありますしたがって、御本尊の力用は、自行化他の実践があるところに発揮されるのであります
 大聖人の御本尊は、「法華弘通のはたじるし」(御書1243㌻)すなわち民衆救済のための御本尊であり、広宣流布のための御本尊であります。御本尊は広宣流布の誓願、信心で拝してこそ御本尊の力用が発揮されます。
創価学会は、大聖人の御遺命である広宣流布を実現するために、宗門と僧俗和合し、弘安2年の御本尊を信受してきました。
しかし、宗門はいつしか堕落し、衣の権威を笠に着て信者を蔑視し、創価学会を破門する暴挙に出ました。さらに法主詐称者の出現によって、永遠に法主が不在となり、宗門のいう法主の血脈なるものも断絶しました。大石寺はすでに大謗法の地と化し、世界広宣流布を目指す創価学会とは全く無関係の存在となったのであります。
魂の独立以来、学会員は皆、大石寺に登山することなく、弘安2年の御本尊を拝することもなかったわけであり、各人の御本尊に自行化他にわたる題目を唱えて絶大なる功徳を受け、宿命転換と人間革命を成就し、世界広布の拡大の実証を示してきたのです。まさに、これが会員が実践し、実感しているところなのであります。
創価学会は、大聖人の御遺命の世界広宣流布を推進する仏意仏勅の教団であるとの自覚に立ち、その責任において広宣流布のための御本尊を認定します。
 したがって、会則の協議事項に言う「御本尊」とは創価学会が受持の対象として認定した御本尊であり、大謗法の地にある弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません。世界広布新時代の時を迎えた今、将来のためにこのことを明確にしておきたいと思います。
 次に、「御書根本に」の部分は、従前の会則と内容的な変更はありません。
最後に、「各人が人間革命を成就し、日蓮大聖人の御遺命である世界広宣流布を実現することを大願とする」について説明いたします。
 池田先生の小説『人間革命』の主題は、「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」であります。世界広宣流布の実現といっても、個人における一生成仏、すなわち人間革命の成就により成し遂げられるものであることから、教義条項の中に「各人が人間革命を成就し」との文言を新たに加えました。
 また、これまでの「一閻浮提広宣流布」を「世界広宣流布」と現代的な表現にあらためました。
 以上を踏まえて、今回、会則の教義条項を改正いたしました。
 今回の改正は、これまでの創価学会の信仰の基本を、大聖人の仏法の本義に立ち返って明確にしたものであります。したがって、学会員が各人の御本尊に自行化他にわたる唱題をし、それによって自身の人間革命を成就し、世界広宣流布を実現するという学会活動の基本は、これまでと何ら変わりません。
明年はSGI発足40周年。さらに2001年から2050年を目指して7年ごとの前進を期す「第2の七つの鐘」の2番目の鐘が鳴り終わり、3番目の鐘を打ち鳴らす重要な2015年であります。
文字通り、世界宗教への体制を固めた我が学会は、先生の指導のもとに、一段と広布の歩みを世界に広げて躍進してまいりたい。世界広布の新たな誓願に燃えて出発を切っていきたいと思います。

                (2014.11.08 聖教新聞掲載より転載


紅の師子。

久々の登場です。

長いことブログの更新を怠っておりました。


読者の皆様には大変ご心配をお掛けしました。

紅の師子は元気で走り回っております。


このブログは多くの読者の皆様に支えられ、直近の学会指導を中心に紹介してまいりましたが、学会指導を紹介するサイトは巷に沢山あります。


これからは、ただ単に全文を紹介するのではなく、紅の師子がここぞ!と思ったところを紹介していきます。



最近、近隣の方々からパソコンやスマホについての相談が増えております。

ボランティアで、PCのプライベートセミナーを開いたり、結構喜ばれております。



「パソコン買ったけどいろいろ教えて!」

「ブログやfacebookを始めたいけど」

「WordやExcelでこんな時どうするの?」

「最近パソコンが変な動きをしてる」

「突然動かなくなった」

「フリーソフトをDLしてから訳の分からないものが入っちゃった」など、などetc.


ちょっとしたことから、重大なことまでいろいろです。

電気店に相談するほどのことでもなかったのに、いろいろいじって結局修理する羽目になど・・・



そこで、今か関わっている方を中心にPC・スマホの情報交換サークルを立ち上げました。

メンバー間で情報共有し、皆さんが快適なPCライフを送れることを目指しております。


紅の使者はパソコンのプロでも、インストラクターでもないので対応が難しい場合もあるかもしれませんが、現状ではほとんど解決しております。


このサークルのメンバーでPCのスキルアップを図り、時間があればオフ会ができればいいなと思っております。


もちろん、入会金や会費等はありません。

興味のある方は下のボタンからお入りください。


          
          


名誉会長 「大道の歌」という題名も素晴らしい。明るいじゃないか。

 「大道」は、英語のタイトルでは「オープンロード」です。「開かれた道」「自由な道」「広やかな道」という意義もあるでしょう。

 みんなの未来も、この詩のように、大きく大きく開けています。だれ人たりとも、皆さんの行く手をさえぎることはできません。

 私がこの詩を読んだのは、戸田先生とお会いして間もなく、皆さんより少しお兄さんのころです。

 私の青春時代は戦後の混乱期です。それまでの価値観が崩壊した時代です。私たち青年は、何も信じられなかった。

 戦争が終わって、皆、どうやって生きていけばいいのか。確かなものが見出せませんでした。

 加えて、私は結核を患っており、医者からは「30歳までは生きられない」と言われていました。夕方になると、決まって微熱が出ました。本当に苦しい毎日だった。精神的にも、肉体的にも疲れ切っていました。その中で、ただ本だけが「確かなもの」として目の前にあったのです。

 当時、本は、なかなか手に入らなかった。皆さんには想像もつかないかもしれませんが、長時間、本屋の前に並んでも買えないこともあったのです。ホイットマンの詩集『草の葉』は、そうした時に手に入れた、まさに「宝の一書」でした。

 私はこの詩を読み、心に残った部分は暗唱しました。口に出すたびに、大詩人の魂が私の血潮を駆け巡るように感じました。そうやって、自分を励まし、鼓舞していきました。

 師匠・戸田先生は、そんな私に最高の大道を開いてくださったのです。19歳で初めてお会いし、先生の「大道の旅」を、共々に歩ませていただきました。

 この詩のように、私は本当に幸運でした。何よりも幸せでした。もう何も、いりませんでした。

 先生の進んでこられた道が、私の道になりました。先生の弟子として、私は戦い、勝ちました。今も、その道を歩み続けています。私には、一点の後悔もありません。


 ──私たちも、「大道の歌」から「さあ、出発しよう! 悪戦苦闘をつき抜けて! 決められた決勝点は取り消すことができないのだ」という一節を池田先生に教えていただき、自分自身を励ましてきました。


名誉会長 ありがとう。この言葉も、中等部、高等部のみんなに贈りたい大切な宝です。

 何人もの青年に、この言葉を書き贈ってもきました。

 生きることは、悪戦苦闘の連続です。でも、みんなが勝つことは決まっている。みんなが幸せになるのは決まっている。

 「決められた決勝点」は、だれにも取り消せない。

 悪戦苦闘が続く時、そこを突破するには、ど真ん中を勇敢に突き進むことです。それが、最も近道であり、直道なんです。

 もがくこともある。悩むことだっていっぱいある。しかし、それは、勝利の大道を、まっしぐらに前進している証拠です。

 時には、くたびれて立ち止まることもあるでしょう。大きく深呼吸して、また歩き出せばいいんです。私たちは、いつでも一緒です。どこまでも共に行く旅路です。

 どうせ悪戦苦闘するなら、楽しく朗らかに進もう──私は、そうしてきました。一歩も引きませんでした。いじめられても、いわれなき非難中傷を受けても。師子王である戸田先生の弟子ですから。

 ホイットマンにも、良き仲間がいました。彼の健康にも尽くした近代医学の父オスラー博士は、こう語っています。

 「勇気と快活さがあれば、人生の荒波を乗り越えるのが容易になるばかりでなく、諸君は心の弱った者に慰めと助けを与えることができる」(『平静の心 オスラー博士講演集』日野原重明・仁木久恵訳、医学書院)

 「勇気」に燃えて、そして「快活」に荒波を乗り越えた分だけ、多くの人を励ませるのです。

 いよいよ、みんなの時代だ。みんなにも、それぞれの「決勝点」がある。今は分からなくても、意味が見出せなくても、一生懸命、粘り強く進み続けていけば、必ず見えてくるものだ。

 君の、あなただけの「決勝点」が絶対にあります。

 さあ、出発しよう! 私がついています。毎日毎日、祈っています。「勝利の大道」を決勝点に向かって、明るく胸を張って、歌を歌いながら前進しよう!

 この「未来対話」を通して!


 ──よろしくお願いします。

 聞き手の私たち自身が、まず中等部、高等部の皆さんと共々に、成長してまいります。

青年の月 7月

未来部育成の夏。


今一度、未来対話を読み返して「鍛えの夏」「後継者育成の夏」

紅の師子はこの夏初心に立ち返ってしっかりと充電をしていきたい。



第1回 さあ 出発しよう!   2012.5.1


みんなが勝つために私はいます


アメリカの民衆詩人ホイットマン

陽気に力強く大道を歩む。

今から後は幸運を求めない。

この私自身が幸運なのだ



 池田先生の新連載「未来対話──君と歩む勝利の道」がスタートします。聞き手は、未来本部の代表らによる「未来対話」編集委員会です。


池田名誉会長 「未来ジャーナル」の誕生、おめでとう!

 こうして新しい新聞紙上で、最も期待し、信頼する未来部の君たちと対話できることが、私はうれしい。

 私は、日本中、世界中から、毎日毎日、たくさんの報告やお便りをいただきます。

 大切な同志の近況はもとより。各国の指導者や学識者の方々からのお手紙や連絡もあります。

 また、いくつかの対談も、連載が続いています。

 そうした中で、何にもまして私の心が弾むのは、中等部や高等部の皆さんが元気に成長している姿や一生懸命に努力している様子をうかがうことです。

 ぐんぐんと伸びていく君たちの若き生命ほど、まぶしいものはありません。

 もちろん、一生懸命に努力しても、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。しかし、一生懸命であるということ自体が、素晴らしいのです。

 自分では意識していないかもしれないけれど、生きることは戦いです。全細胞が、生きよう、生きようとしている。目に見えない病原菌とだって必死で戦っている。だから、毎日、成長するんです。

 日蓮大聖人の仏法は、一生懸命、生きる人のためにあります。生きて生きて、生き抜くためにあります。幸福になるためにあります。勝つための信心です。

 ですから、みんなが勝つために、私はいるんです。

 本当なら、すぐにでもみんなのもとへ飛んでいき、語り合いたい。みんなが、今、悩み、考えていることを、一緒に考えていきたい。

 一番大事な皆さん方を、少しでも励まし、力づけたいのです。

 皆さん方のことを真剣に応援してくれている、お兄さんやお姉さんたちもまじえ、また、時には、お父さんやお母さん方もお招きして、お茶でも飲みながら、さわやかな緑の公園で楽しく語り合う。そんな思いで、この「未来対話」を始めましょう。


 ──中等部、高等部のメンバーは、本当にさまざまな悩みを抱えています。勉強や将来の進路、学校での人間関係、自分の性格や容姿のこと、両親のことなど……。厳しい経済不況も、メンバーの家庭に深刻な影響を与えています。「いじめ」の問題も根深くあります。最近は、インターネットを悪用したケースも増えています。


名誉会長 複雑な時代だね。本当に難しい問題ばかりです。

 私の青春時代とは、今は世の中が大きく違います。

 みんなは元気かな、大丈夫かなと、何をしていても、皆さんのことが心から離れません。

 今から40年前に、私は、偉大な歴史学者のトインビー博士と対話を交わしました。

 当時、80代だった博士は、ひ孫たちの世代が生きる時代のことを基準にして、物事を考えていると言われました。未来のために心を尽くしていくことが、若々しく生きる秘訣であるとも、微笑んでおられました。

 私も博士と同じ年代になって、その気持ちがよく分かります。

 私も、皆さんから、たくさん教えてもらいたい。そして、共々に未来へ進んでいきたいのです。

 未来を見つめ、よりよくしていくために、貴重な鏡となり、糧となるもの──それが、歴史です。また先人たちの知恵です。

 ですから、私が学んできた人類の精神の遺産、また戦いのなかでつかんできた「心の宝」を、皆さんにお伝えしながら、対話を進めていきたいと思います。

 とくに私は、青春時代、「戸田大学」に学びました。毎日毎朝、人生の師である戸田城聖先生から万般の学問を教えていただいたのです。

 先生は、それはそれは厳しかった。「大作、今、何を読んでいる?」とも、よく聞かれました。

 一冊の本も、深く深く掘り下げて、そこに書かれた思想の真髄を教えてくださいました。

 一つ一つが、ありがたい薫陶でした。それが、私の「宝」です。そのすべてを、みんなに贈りたいのです。


 ──ありがとうございます。

 メンバーにとって、池田先生との大事な原点になると思います。とくに今回の大震災を通し、皆が共々に立ち上がる「言葉の力」があらためて見直されています。


名誉会長 本当にそうだね。

 東北の被災地でも、中等部、高等部のみんなが、友だちや家族で励まし合いながら、苦難と戦い続けていることも、よくうかがっています。

 あまりにも過酷な試練の中で、懸命に自分の思いを言葉にし、声をかけ合って、負けるものかと、前へ進んできました。

 偉い。本当に偉い。私は、みんなを心からほめてあげたい。

 人生には、言葉を失うような出来事がある。言葉では言い尽くせない悩みや苦しみもあります。

 しかし、それでも言葉にして、少しでも分かち合うことができれば、そこから光が見えます。解決の道が開けます。言葉は心と心をつないでくれるからです。

 この対話の副題は、「君と歩む勝利の道」だね。

 私一人でもなく、今、この新聞を読んでいる君一人でも、あなた一人でもない。

 どこまでも、私たちは一緒なんです。

 私と、また良き友、良き先輩、良き後輩と共に、一歩一歩、勝利へ向かって歩いていくんです。

 その意味から、今回は、ホイットマンの詩を選びました。

 ちょっと難しいかもしれないけど、私は大好きなんです。一緒に読みましょう。


 ──はい。アメリカの民衆詩人ウォルト・ホイットマンの「大道の歌」からです。

 「徒歩で、陽気に、わたしは大道を歩き出す、

 健康で、自由に……」

 「今から後わたしは幸運を求めない、このわたし自身が幸運なのだ、

 今から後わたしはもうこっそり話などはしない、もうひきのばしなどはせぬ、何ものをも入用《にゅうよう》としない、

 家の内での愚痴や、知ったかぶりや、あら捜したらだらの批評など飽き飽きした、

 力強く、満足して、わたしは大道を旅する」(『詩集 草の葉』富田砕花訳、第三文明社)

 ホイットマンは、リンカーン大統領と同時代を生き、民主主義の理想を高らかに歌いました。