第1回「世界女性平和会議」(11月6日) 池田SGI会長夫妻のメッセージ
輝き光る幸福勝利の金舞を 女性の誓願と団結が平和開く
一、これほど明るい笑顔に満ち、これほど麗しい和楽に包まれ、そして、これほど希望と喜びにあふれる平和会議が、いずこにあるでしょうか!
ここに、「女性の世紀」の新時代が晴れ晴れと告げられました。誠に誠に、おめでとうございます!(大拍手)
本日(6日)のブラジル、東北、ドイツのリーダーの方々の尊き感動の活動報告の内容も、妻から詳しく聞きながら、二人して何回も拍手をしておりました。
一、きょうは、敬愛する皆さん方に、三点、エールを送らせていただきます。
第一に、「題目の渦で幸福勝利の金舞を舞いゆけ!」ということであります。
今朝、私は妻と、あらためて、千日尼への御聖訓の一節を拝しました。
すなわち、「ただ法華経ばかりが女人成仏の経であり、悲母“優しき母”の恩を報ずる真実の『報恩の経』であると見極めました。そこで悲母への恩を返すために、この経の題目を一切の女人に唱えさせようと誓願したのです」(御書1311㌻、通解)と仰せです。
「女人成仏」、つまり女性の絶対にして永遠の幸福の軌道を、完璧に説き明かした生命の法理は、妙法以外にありません。
題目を唱え、題目を弘める。ここに初めて、万人が母に最高無上の親孝行をする道も開かれます。
日蓮大聖人の御心のままに、祈り抜き、祈り切る──この創価の女性たちの決定した信力・行力こそが、無限の仏力・法力を涌現し、ありとあらゆる三障四魔を打ち破って、まさしく奇跡ともいうべき世界広宣流布を成し遂げてきたのです。これからも多事多難な時代であればあるほど、いやまして大宇宙の究極の音律たる題目の渦で、青き地球を包んでいってください。
そして、かの竜女が「我が成仏を観よ」(法華経409㌻)と声高らかに叫んで、皆を大歓喜させていったように、皆さん一人一人の輝き光る幸福勝利の金舞を、世界へ、未来へ示し切っていただきたいのであります。
第二に、「焦らず楽しく福運と人材の種を蒔きゆけ!」ということであります。
このほど、横浜市の鶴見区に日本最大級となる神奈川の新講堂(神奈川池田記念講堂)が誕生しました。
私の心には、この鶴見で青春時代、苦楽を分かち合い、共に広布の聖火を炎上させてきた、忘れ得ぬ草創の母たちの喜びの涙の顔(かんばせ)が浮かんでまいりました。
当時、夫の病と生活苦のどん底で闘う一人の母の家を訪ねた折、「この貧乏はいつまで続くんでしょうか?」と尋ねられたことがあります。
若き私は、大確信を込めて申し上げました。
「末法の功徳は冥益(みょうやく)です。薄紙も毎日一枚ずつ重ねていけば、十年、二十年もすると、見上げるようになります。信心は境涯革命ですよ。必ず幸せになります」と。
その通りの見事な境涯革命の実証を、創価の母たちは、いずこにあっても打ち立て、後継の人材を育て上げてくれました。
仏法の世界には一つも無駄はありません。
「煩悩即菩提」であるゆえに、今、苦労した分だけ、大きく境涯を開くことができる。
「因果倶時」であるゆえに、今、真心込めて激励した分だけ、未来のリーダーが育つのです。
何があっても、焦らず楽しく、学会活動という福運の種を、また、励ましという人材の種を蒔いていってください。
その陰徳こそが、時とともに計り知れない陽報を咲かせていくからです。
第三に、「女性の団結の輪で平和の世界を勝ち開け!」ということであります。
恩師・戸田城聖先生は、女子部の友に語られました。
「鎖の輪は、一つ一つがっちりと組み合って、切れることがない。人間も同じだ。心強き一人一人が、固く手を結べば、広宣流布は必ず進む。人と人との輪をつくりなさい」と。
世界の婦人部そして女子部が、広宣流布の師弟を中心として、国を超え、民族を超え、信心で結ばれ、誓願で結ばれ、異体同心の同志愛で結ばれていく限り、我らSGIは未来永劫に盤石である。
そして、この創価の女性の団結の輪がある限り、いかなる国際社会の激動にあっても、断固として平和の世界を守り、勝ち開いていくことができる。
このことを、きょう、ここに集われた代表の皆さんと共々に、大宣言したいと思いますが、いかがでしょうか!(大拍手)
一、皆さん方の題目のおかげで、私も妻も、ますます元気です。
いわんや、皆さんは、まだまだ若い。これからが勝負です。
どうか、生命哲学の賢者として体を大事にし、断じて健康長寿の人生であってください。私たち夫婦と一緒に、創価家族と一緒に、強く朗らかに、一歩一歩、前に進んでいきましょう!
お互いに、一人でも多くの友を励ませるよう、一人でも多くの友を幸せにできるよう、深く真剣に祈りながら、常楽我浄の大行進をしていこうではありませんか!
大切な大切なご一家のご多幸、そして、全ての国土の平和と安定、栄光と繁栄を、私は祈り続けてまいります。
各国・各地域の同志に、くれぐれもよろしくお伝えください。いついつまでも、お元気で!(大拍手)