■爆釣の2日目(2001/6/14)

 

5時起床、朝食、ボート・ドックへと初日とまったく同じパターン

 

強いて違いを上げれば、昨日より暑く、若干体調が優れない気がする

 

日本からの強行スケジュール&時差のせいもあっただろうが、最大の原因は「10Pounderを釣ってない」ことへのプレッシャー

 

なんと言っても昨日、2人が10Lbsをクリアしている

 

9Lbsまでは手にしたものの、やはり10Lbsとの差は大きい

 

アメリカ時代に5年の歳月をかけても、結局越えられなかった10Pounderの壁

 

しかも今回はわずか3日半という限られた日数しかなく、いくらメキシコとは言え、確実に釣れるという保証は無い

 

5~6Pounder爆釣もなかなか味わえるもんじゃないが、とりあえず昨日味わったし、今日はサイズだ

 

ガイドにも「数は要らない。絶対10Poundが釣りたい!」と言って、湖上へ出た

 

まずは貴重な朝マズメ

 

昨日の経験から、太陽の昇る速度は結構早く、朝マズメと呼べる時間(バスがボイルしてる時間)は一時間くらいしかない

 

TOPで10Pounderが出ないとは限らない湖のため、気持ちはうずうずしているが、ガイドは約20分くらいかけ、かなり遠くへ来た

 

しかも全然ボイルしてない場所へ・・・

 

昨日も6Lbsこそ獲れたが「TOPで爆釣」とは言い難い場所だった

 

だからと言ってTOPで釣れない湖ではなく、周りの話ではポッパーやバズベイトで爆釣だったと聞いている

 

とりあえずチャグバグで流していったが、全然出ない

 

その後もポッパー、ペンシルとルアーを変えていったが、全く反応無し

 

しかも昨日は曲がりなりにもバスのボイルが見られたが、今日はシャッドも跳ねてない

 

そうこうしているうちに完全に日が昇ってしまい、「ワーム」の指示が出た

 

貴重なTOPタイムをまさかのノーフィッシュに若干怒りがこみ上げてくる

 

別に坊主が決まったわけではないが、やはりTOPでも釣りたいし

 

このままガイドに全てを任せていては危ないと思ったが、如何せん、まだ湖を知らない

 

そこで昨日皆が話していたダムサイトへ向かうように指示を出した

 

余談だが実は今日、6月14日は自分の誕生日である

 

ついに迎えてしまった三十路

 

JBN立ち上げ時に書いたのメンバーリストは25歳になっているので、このホームページも細く長く4年以上続けてきたわけだ

 

それはともかく、自分の周りには「誕生日坊主」というジンクスがある

 

読んで字のごとく、誕生日は坊主が多い

 

稀にこのジンクスを破る者もいるが、そんな時は同行者に大物を上げられたりして、結局悔しい思いをする

 

そして自分は今まで、このジンクスを忠実に守って(?)きた

 

「まさか、ここまで来て・・・」と言う思いが頭を掠める

 

走ること約10分、ダムサイト到着

 

「橋脚でモンスターをバラした」との話を聞いていたが、エリアはまだしも、さすがにピンスポットまで人のポイントを取るのは気がひけて、岩壁にGatorDogをキャスト

 

2投目で本日初のバイト

 

一発目からグイグイ走る

 

しかしそれほど距離もなかったので、結構短時間でボートまで寄せた

 

後は船の下に突っ込まれるのを数回繰り返したが、無事にネットランディング

 

とりあえず「誕生日坊主」は無事回避

 

60Upで重さは9.4Lbs

 

 

案の定小さく撮れていたので、もう一枚

 

 

 

朝マズメ坊主の怒りは納まるサイズだったが、なまじ10Lbsに近いだけに、ちょっとブルーになったりもする

 

この後、橋脚には手を付けないようにして、しばらく周りを探ったが、あまりサイズが伸びていかないので移動する

 

ともすればシャローフラットに連れて行こうとするガイドに対し、「とにかく岩盤だ!昨日だってさっきだってデカいのはそうだったんだし」と言いながらあちこち移動

 

4~5Lbsクラスまではポツポツ上がるが、どうしてもビッグワンが出てくれない

 

また黙り始めた自分に(怒ってはいなかったが)、ガイドは「ヤバい!」と思ったのか、指示もしていないのに、またダムサイト近くへ戻ってきた

 

ダムサイトの脇は、200mほど入り組んだ岩壁ストレッチになっている

 

手前の方から奥に向かって流していくことにした(一番奥に橋脚がある)

 

壁にぶつけてそのまま落とし込んでいくと釣れる、というパターンだったが、相変わらずサイズは出ず

 

しばらく進んだところで、橋脚の方から、同じように岩壁を攻めながらこちらに向かってくるボートを見つけた

 

どうやらM&W艇のようだ

 

お互いだんだん近づいてきて、声も届くようになってきた

 

ボートの距離が約5mくらいに縮まった時、キャストしたGator Dogにアタリ

 

ファイトを始めるとサイズも良さそうだったし、久々にガイド以外のギャラリーもいるので、ちょっと嬉しい

 

寄せてみると、かなり大きい

 

エルサルトバス恒例のボートの下への突っ込みもかなり力強く、ロッドがボートに擦れる

 

が、そこは「軽さやバランスは完全に無視して、感度と強度だけ追求しました」って感じのfenwick HCGであるから、あまり折れる心配はない

 

数回浮上させてようやくネットに収まった

 

早速ウェイトから計量

 

重さは・・・11.1Lbs

 

狙い続けて丸5年

 

メキシコまで来て、ようやく手にした10ポンドオーバー

 

最高のバースデー・プレゼントだ

 

グラシアス、メキシコ!


この一尾で、今回来た甲斐があった

 

もちろん最高画質モードで撮影

 

さて、長さは・・・とメジャーを探すが見当たらない

 

朝の9パウンダーを計った時、どこかにしまってしまったようだ

 

Mさんがメジャーを貸してくれる

 

60cmメジャーだからハミ出してっちゃるけど、62,3cmってトコかな

 

もともとあまり長さに興味は無いので、計り方はいい加減だ

 

量りはバークレーのデジタルなので、数字がきっちり出るから確か

 

こうして写真で見ても、長さは今回釣ってきたビッグワンの中では飛びぬけていないし、腹もそんなに出ていないが、顔がとにかくデカく、背中が逞しい

 

2ヶ月前の全盛期ならもっといってたかも、との思いはあるが、とにかく大満足で、朝の怒りも何処へやら

 

リリース後にガイドと固い握手

 

まったく現金なハポネスである

 

しばし放心状態&勝利の一服

 

時間も11時近くになっており、ボートドック近くで釣りをするも、気分的には消化試合

 

大きいのが釣れたら自慢したいが釣り人の性

 

11時にはさっさと上がり、テラスへ向かい皆を待つ

 

11時を回ると皆ぞくぞくと上がって来て、釣果を話し合う

 

やはりTOPで爆釣した人達が多い

 

みんなが「朝は墓場が良い」という話をしている

 

おっと、また自分だけ知らないポイントだぞ・・・

 

その点は不満だったが、とにかく10Lbsが釣れたので、それほど苦にもならず

 

そんな中にもう一人有頂天になっている男がいた

 

TH氏である

 

今日はガイドを変えたのが正解だったらしく、同じく11Lbsをゲットしたようだ

 

しかもオリジナルのクランクで(NormanDLNの型で、ビル・ノーマン本人から貰ったものらしい。ちなみに後に出版されたバス雑誌の記事にはFATFREEの写真が付いてるが間違いである)

 

他に10ポンドオーバーは無かったようだが、9ポンドクラスは結構な数が出たようだ

 

そして昼食となる

プレッシャーの開放感からも手伝って疲れがどっと出たのか、はたまた興奮のせいか食欲が出ない

 

もともとあまりメキシカン料理は好きではないし、暑さでへばってきた

 

ここでTH氏より、自分一人が残る4日目のガイドをどうするか?という質問を受ける

 

AnglersInnが満を持してTH&Kota艇に送り込んで来たガイドがかなり良いらしい

 

なによりハードルアー系で釣らせるガイドというのが魅力的だ

 

今のガイドも良い奴なのでちょっと迷ったが、今朝の「朝マズメ坊主」が頭をよぎり、最終日は変えてもらうことにした

 

昼食後、今日のシェスタはきっちり部屋で寝ることにする

 

14時、午後の部開始

 

昼寝したものの疲れは取れていない

 

精神的なプレッシャーからも解放されてかなり虚脱感あり

 

しかも今日は暑い

 

最初のうちは、岬周り等で釣りをしていたが、どんどん士気は落ちていく

 

そしてついに岸壁の日陰にボートを係留し、ロッドを手放す

 

いくら目標としてた魚が釣れたからからと言って、この向上心の無さ

 

およそトーナメント向きではない

 

しばらくガイドを話をする

 

16時くらいになり、さすがに再開しようという気分になる

 

この後、19時くらいまで釣りをしたが、特に記憶に残っているバスは無いので大きいのは釣れてないと思われる

 

帰り際、ガイドに「明日は絶対トップで釣りたいから、他のガイドにポイントを聞いておいてくれ」と言い渡すことは忘れなかった

 

夕食

 

あまり食欲は無かったが、コーンスープがアメリカや日本と同じ味で、美味かった

 

食事はパスタで、肉に食傷気味だったからちょうど良かった

 

食事中、アミーゴがここ2日間で10Pounderを釣った面々にバッチをつけてくれた

 

 

該当者は、Sさん(10Lbsx2)、Mさん(11Lbs)、TH氏(11Lbs)、自分(11Lbs)の4人

 

撮影隊3人(T氏、O氏、Ryoichi)はほとんど釣りをしていないから、7人中4人が2日間のうちに10pounderをキャッチしたことになる

 

あとの3人も最低でも8pounderは取れている

 

ほんと凄いよ、エルサルト

 

自分を除く9人は明日が最終日

 

今夜がEl Salto最終夜になるわけだが、さすがに夕食後はみんな早々と自室へ戻って行った

 

日中ほとんど釣りをしていないRyoichiに夜釣りに誘われるが、体力は残ってないし、釣り場周りに明かりはないし、ガラガラヘビと遭遇するのも怖いので、結局止めにする

 

シャワーを浴び、腕の虫刺されに薬を塗って、タックル整備

 

ここまでワームを使う予定は無く、また想像以上に根ガカリが多い為、シンカーとフックが足りなくなってきた

 

3/8oz以上のシンカーや5/0フックは普段あまり使用しないので、数が無い、、

 

フックは4/0がまだあるので、シンカーはRyoichiに分けてもらった

 

準備不足を反省

 

逆に明日は釣り方(ハード系)にこだわってみようかな、と思いつつ床についた

 

~3日目へ続く

 

 

■初日( 2001/6/13)

 

朝5時、ドアをノックされて目覚める

 

ドアを開けるとアミーゴがコーヒーを渡してくれる

 

しばしそれを飲みながら、ボーっとする

 

幸いたいした時差ボケもないらしく、体は快調

 

クーラーが一晩中つけっぱなしだったので寝汗をかくこともなく、顔だけ洗って外へ出る

 

しかしまだ真っ暗

 

昨夜準備しておいたタックル一式をトレーラハウスの外に出して、レストランへ向かう

 

朝食はアメリカ式で、卵、パンケーキ、ベーコン、ソーセージ、トースト、シリアル、果物等を好きなだけ自分で取る

 

卵やパンケーキは頼んだその場で焼いてくれる

 

飲み物はオレンジジュースや牛乳

 

もちろんコーラやビールを頼んでも構わないが、さすがにメキシコだけあって、オレンジジュースがとても美味い

 

パラパラと全員が集まってきて、皆が食事を終えた6時頃空が白んできた

 

ガイドの準備も出来たとのことで、全員部屋に戻り身支度をする

 

既に気温も上がってきており、Tシャツ、短パン、そしてタックボックスと化している愛用のフィッシングベストという格好で行くことにした

 

更に出発前に調べた天気予報に「UV Index: 10+ Extreme」とあったので、普段はつけない日焼け止めローションもしっかり塗って準備完了

 

しかしここで重大なことを忘れており、これが後に悲劇をもたらすことになろうとは・・・

 

建物の敷地内からボートまでの約200mくらいの距離は、4輪バギーで牽引されたカーゴで送迎

 

ちなみに部屋の外へ出しておいたタックルは、食事中にカーゴまで運んでくれている

 

まったく至れり尽くせりの釣りだ

 

我々の為に用意された5艘のボートの組み合わせに関しては、事前に何の話し合いも行われていなかった

 

しかし取材ということがあり、Kota&TH氏が同船したボートを、Tさん&O氏&Ryoichiの取材艇が追いまわすことになっているので、残るは3艘に5人(Nさん、Sさん、Mさん、Wさん、自分)

 

つまり誰かが単独になるわけだが、Nさん&Sさん、そしてMさん&Wさんは同室の関係である

 

更にこの5人の中で英会話できるのは自分だけ・・(ガイドは片言の英語しか話せないのであまり関係無いのだが)

 

ということで、特に何の話し合いもせず、このままの組み合わせでボートに乗り込んだ

 

結局3日間、このままの組み合わせで釣りをすることになる

 

ボートは一応FRP製だかグラス製だかのVハルで、50馬力の船外機搭載

 

さらに後ろにハンドコンエレキがついているが、魚探は無い

 

まずは5分ほど走ったところで、小さなクリークに入る

 

ガイドはエンジンを止め、エレキに切り替える

 

周りは急斜面になっており、水面からは立ち木が何本も突き出ている

 

そして思っていたほど激しくは無いものの、時折ボイルも見られる場所だ

 

当然投げるのはトップウォーター

 

昨日は空ぶったチャグバグだが、2投目で早くもヒット

 

出た時にあまり大きくないのは見て取ったが、予想以上の引き

 

記念すべきメキシコ一匹目(昨日のオカッパリは除く)は、40Upだった

 

25Lbsラインなので、軽く引っこ抜ける

 

「う~む、最初はこんなもんか」と即リリース

 

そして2,3投したとき、再びヒット

 

今回は水が盛り上がっただけで、姿は見ていないが、引きからみても、先ほどのよりは明らかに大きさが違う

 

慎重に寄せ、ガイドにネットですくってもらう

 

デカイ!

 

フックを外して渡してくれたバスを計ってみると、57cm/6.7Lbsだった

 

たった4,5投で自己歴代第二位のウェイト記録

 

さすがメキシコ!来て良かった!

 

早速ガイドに使い捨てカメラを渡し記念撮影

 

一応英語で「大きく撮ってね」とは言ったが、立ち位置からして多分理解してくれてはいなかっただろう(未現像のため不明)

 

デジカメでも撮りたかったが、時間がもったいないのでリリースして、釣り続行

 

その後2,3本追加したが、40upばかりでサイズは伸びず、トップに出なくなってきたところで、ガイドから「ワーム」の指示が出る

 

ガイドはワーム袋を探り、昨晩作っておいたテキサスリグ(3/8ozシンカー&5/0フック)に10"パワーワームをつけてくれた

 

アメリカで何度も試したが一度も釣れなかった10"パワーワーム

 

「ホントに釣れるのかな~?」という心配をよそに、あっさりヒット

 

しかも40そこそこのバス

 

「うーむ、さすがだ」とまたまた感心する

 

しかし相変わらずサイズが伸びていかない

 

しかもこの間、蚊のような虫に腕とスネを刺されまくり

 

刺された場所からは出血し、非常に痒い

 

「もういいや」ということで、移動することにした

 

この虫刺され、3日半を通じてこの時しかやられなかった

 

しかもここまで刺されたのは自分だけで、時間とポイントの問題で運が悪かったと言えるが、出発前に虫除け対策を講じて来なかったのが大きな間違い

 

長袖を用意するなり、虫除けスプレーを塗りたくるなりするべきであった

 

南米をナメてはいけない

 

結局一週間以上も痒さで苦しんだあげく、痒さは消えても尚、痕が消えないため通院する羽目になった

 

余談だが、3,4年くらい前、ピラミッド・レイクで同じような虫にヒジのあたり刺されたことがある

 

その時は虫刺されの薬だけ塗って、当然病院などにはいかなかった

 

しかしその痕は未だに残っており、ウオノメのようになってしまったため、今度手術で切り取ることになっている

 

海外の釣り場は要注意!

 

閑話休題

 

次に移動してきた(連れて来られた)場所は、シャローフラットで、岸から100mくらい離れた場所

 

ガイドは「ワーム」の一言指示の後、腕でビシッとキャストする方向を示す

 

「ブレイクでも入ってるのかな?」と考え、とりあえず遠投して探ってみたが、何も感じない

 

「普段PEラインに慣れきっているのに、今回は25Lbsのナイロンなので、何も感じないのか?」と不安になる

 

後に判明したことだが、このガイド、一ヶ月ほど前、まだウィードがバリバリに生えていたスポーン真っ最中にあたっていたポイントを指示していたようだ

 

2,3投したが特にストラクチャーも無し、アタリも無いので、勝手にクランク(Fat Free Shad)に変更

 

それでもクランクを始めれば、ガイドはちゃんとエレキで流す操船をしてくれる

 

右手の方に立ち木群があったため、そちらに向かうように指示を出し、キャストを続ける

 

ボートが立ち木の中に入りそうになった時、ボート側でヒット!

 

これまたグイグイ良く引っ張る

 

ボートの下に何度も潜られ、$29で買ったIvinoロッドじゃ折れそうだ

 

とは言え、立ち木も近いし、ドラグを緩める訳にも行かず、ようやく引き寄せてネットですくってもらうと、先ほどの6パウンダーよりデカく、ディープクランクを丸呑みしていた

 

「これは10パウンドいったろう?」と興奮気味にまず長さを計ってみると65cm

 

「おお、自己記録長さ部門1位だ!間違いなく10だな」と喜び勇んで重さを量ると、9.0Lbs

 

「10Lbs届いてないのか・・・」と若干の寂しさはあったが、やはり嬉しいので、とりあえず記念撮影

 

今回はデジカメも投入してガイドに撮ってもらう

 

その後は大して釣果も伸びなかったので移動することに

 

移動中、撮って貰ったデジカメ映像を確認

 

 

「小せぇ・・・」

 

やはり日本人同乗者が居てくれないことが悔やまれる一枚

 

9パウンダー釣っても、ガイドは慣れっこだから「凄い!」とか言ってくれないし・・

 

とにかくデジカメの写真はリリース前に確認することを決意する

 

その後行ったポイントでもまた「ワーム」の指示

 

「今回は崖の横だし、まぁやってみるか」とキャストするも反応無し

 

深さもあるため、クランクも反応しない

 

するとガイドがまたワーム袋をまさぐり、パワーワームを外して、「Reaction Lures Gator Dog 5"」を付け、「これでやれ」と差し出してきた

 

 

実はこのワーム、今回Shinozakiが「El Saltoに良く行っているショップの店員に薦められた」と買っておいてくれたもので、自分がアメリカにいる時は見たことがなかった

 

今回使ったルアーの中で唯一馴染みの無いものであり、やはりLA近郊でもまだ置いてる店は限られるらしい

 

ホグ系の形で、ガーリックの匂いがプンプンする

 

「ふーん、やっぱり匂い系がお薦めなのかね。そしてルアーサイズダウンで固く来たな」と思ったりしたが、これが見事にハマって6パウンダーをキャッチ

 

だが既に感覚が狂い始めており、重さは量ったが、写真も撮らずにリリース

 

その後も、ガイドはシャローフラットに連れて行きたがる傾向があったが、とりあえずハードボトムの崖横や岬を回って数を延ばしていった

 

ワームーもいろいろ試し、ゲーリーの10"グラブでも全然問題無く釣れることを確認

 

11時になったところで午前の部は終了

 

ボートドッグへ引き上げる

 

ボートにタックルを残したまま(釣り場の治安問題無し)、デジカメだけ持って、送迎バギーで建物の方へ

 

テラスの脇にクーラーボックスが置いてあり、アミーゴが「何飲む?」と聞いてくる

 

マルガリータを頼んで揺り椅子で戻って来た人達と歓談

 

10ポンドを釣った人あり、ロッドを折られた人あり、皆それぞれ良い思いをした様子(ロッドを折られたことも嬉しそうだった)

 

全員集まったところで昼食

 

午前中の内容を総括してみると、どうやら良い思いをしたのは、一般人のボート。撮影隊はほとんど釣りをしておらず、Kota&TH氏のボートはガイドに問題があったようだ

 

TH氏は「明日はガイドを変えてもらう」というと憤っていた

 

昼食後は午後2時まで、シェスタ(昼寝)の時間になる

 

既にベッドメークは終わっており、クーラーの効いた部屋で休めば良いのだが、別に眠くもなかったため、RyoichiやO氏と木陰で話をしながら時間を過ごす

途中、アメリカ人のカメラマンも入ってきて、アメリカのカメラマン事情などを聞いたりした

 

彼は仕事で来てはいるが、従来のバス釣りにはあまり興味が無いのか、今日も好きなフライロッドでバスを釣っていたようだ

 

シェスタも終わって午後の部開始

 

2時スタートで、終了時間は7時くらいになる

 

まだ暑いので、出来るだけ日陰に行きたかったが、またまたシャローフラット沖の、立ち木群にボートを結ばれてしまう

 

メキシコだろうがアメリカだろうが日本だろうが、湖は午後になると風が強くなるという点では同じらしい

 

あまり逆ってばかりなのも悪いし、まだ初日のうえ、既に9Lbs釣ってそれなりに満足していたので、「まぁ、いいか」とビールを飲みながらボートの真下でシャクるだけの怠慢釣り

 

それでもさすがに結びつけてしまったようなポイントだけあって、小さいのから6Lbsくらいまではバコバコ釣れる

 

感覚が狂ってしまったのと怠慢なのが手伝って、55cmくらいあろうが6Lbsくらいあろうが、計りもしなけりゃ写真も撮らずにポイポイリリース

 

それでも残り2時間くらいになったところで、若干気合も入ってきて、午前中にも行った崖側に動くよう指示を出し(日陰だったし)、岩の壁に沿ってボートを流させ、壁沿いにキャストしていると(これが出来るのは単独乗船の特権)、8.5Lbs(長さ不明)がヒット

 

とりあえず使い捨てカメラでのみ撮影。デジカメはメモリーが8MBしかないので、初日は温存モード

 

風が弱まってきたラスト一時間はボートドックに近いシャローフラットで釣り

 

相変わらず沖に停泊しようとするが、風に流され岸沿いまでキャスト出来る位置に来たときだけ釣れる

 

出来るだけ岸沿いにキャスト出来る位置をキープしてもらい、数釣りを続けていると、撮影隊も近くにやって来た

 

とちょうどその時、ビッグワンがヒット

 

少しくらいは釣ってるところをガイド以外にも見てもらいたかったので、ちょっと嬉しい

 

計測してみると7パウンダー(57cmだったかな?)だった

 

撮影隊はまたどこかに行ってしまったが、もう時間もないし、一応大きいのも出たので、そのまま数を延ばして一日目は終了

 

本日の釣果は9.0Lbs8.5Lbs7パウンダー1匹6パウンダー2匹(計測したのが)、他多数(多分6Lbs含む)

 

長さ的には60Up1で、50Up多数(50後半だけでも5,6本)

 

30upや40upも含めて全体数は4~50本釣ったのではないだろうか

 

GatorDog5"以外、8"以下のワームは使わずにこれだけの釣果で、数年分をまとめて釣ってしまった気分

 

夕飯時にそれぞれの釣果を確認

 

最大はMさんの上げた11Lbs

 

凄かったのは、Sさんの10Lbs-2、9Llbs-2、8Lbs-1、以下7Lbs~

 

10Lbsオーバーを上げたのはこの2人だけだったが、撮影隊を除けば、全員7Lbs以上は手にしたようだ

 

まったく凄いところだ

 

やはりガイドによって差は出るらしく、ポイント等も様々

 

ルアーもクランクメインとワームメインのガイドがいたようだ

 

ワームメインの方がサイズを伸ばしており、この点、自分のガイドは正しかった

 

ただ皆が「ダムサイトの橋脚はデカイのが釣れた。その周りの岩壁もどーのこーの」という話をしているのに、自分は知らないところを見ると、そこに連れて行ってもらってないことと、彼がシャローフラットにこだわっていたことが不満だった

 

ただ指示を出せばちゃんとそのようにしてくれるので、全てを彼のせいにすることは出来ないが・・・

 

初めての湖で様子を知ってるわけじゃないしねぇ・・・

 

夕食後はさっさと部屋に戻る

 

さすがに今日は早起きし、昼寝もしてないので、疲れも出てきた

 

今回の狙いはあくまでも10Lbs

 

9Lbsまでは獲れているが、それでは目標達成とは言えない

 

それに既に2人が10Lbs釣っていることに対して、焦りも出てきている

 

まだ全行程の2/7しか終了していないが、10Lbsが出る保証も無し、明日はもっと頑張ろうと誓って就寝した

 

~爆釣の2日目に続く

 

■到着

 

 

Anglers Innに到着した我々に、早速歓迎のマルガリータが振舞われる

 

氷が入ったグラスに注がれた飲み物に、警戒心が湧き上がるが、恐る々々口をつけると結構美味

 

そのまま飲み干してしまう

 

アミーゴ達が荷物を降ろしてくれている間に部屋割りを決める

 

建物を2部屋とトレーラーハウス3部屋が我々に与えられた設備となる

 

結局建物を、TH&Kota組、カメラマンT&O組が使用し、トレーラーハウスは、N&S組、M&W組、そしてRyoichi&Kure組で使用することになった

 

まずは部屋に荷物を置いて、テラス(?)へ集合

 

揺り椅子に座り、マルガリータ、コーラ、ビール等を飲みながら、歓談する

 

実は今回のツアー、単なる釣りツアーではなく、取材も兼ねていたらしい

 

メインはRestaffineのプロモーションで、テストも兼ねて数十本のRestaffineが持ち込まれている

 

参加者全員にRestaffineのロゴ入りTシャツとキャップorバイザーが配られた

まずここで、TV用のプロローグ撮影が開始される

 

カメラを回すのはOだ

 

TH氏がKotaに湖の紹介をする

 

我々は映像に入らない所で、聞き耳を立てていた

 

どうやらこのLake El Salt、ダム湖ではあるのだが、まだ正式な地図には載っておらず、衛星写真くらいしか存在しないらしい

 

もうすぐモンスーンの季節(雨季)に入るということで、今週でレイク・クローズドし、再開は10月1日

 

雨季に備えて水を抜いているようで、水位はかなり低い

 

数ヶ月前は金魚藻が密生していたが、現在はほとんど枯れ果てている

 

レイク・レコードは1ヶ月ほど前に出た18.5Lbsだが、現時点でバスはアフタースポーンの状態であり、ウェイトはかなり落ちてきている

 

レポートを見る限りで13Lbs以上を獲るのはかなり難しそうだが、10パウンダー獲得のチャンスは十分にある

 

この湖、かなりの大きさはあるのだが、まともな宿泊施設はここAnglers Innくらいしか無いらしく、日に50人程度のAnglerしか釣り出来ないという贅沢な環境だ

 

ビッグバス達でもあまりスレておらず、数年前は「ルアーを投げて、バスが釣れずに戻って来たらラッキー」というくらいの状態だったらしい

 

期待は高まるばかり

 

夕方5時くらいでまだ日も高く、200m先にそのような湖がある状況でじっとしていられるアングラーはまずいないであろう

 

皆部屋に戻って、オカッパリの支度をし、ボート・ドックへ降りて行った

 

ボート・ドックと言っても桟橋などは無く、アルミボートが陸の上に引き上げられているだけの場所である

 

水は思っていたよりクリアではないが、小魚が飛び跳ねており、水際にはギルや子バスが群れている

 

日は高かったが、とりあえずトップウォーター(チャグバグ大)をブン投げて探る

 

「う~ん、出ないなぁ。まだボイルしてないし、時間が早いかな」

 

と思っていたところへ、

 

「どや?釣れとるか~?」とやって来たNさんが、結んだジャイアント・ドッグXを足元の水に放り込んでロッドを持ち直そうした瞬間、水面が割れる

 

上がってきたのは、50cm後半の5パウンダー

 

「なんちゅうトコだ!」ということになり、皆ヒートアップ

 

どうやら足元から1mくらい先にブレイクが入っているらしく、そこにバスがついていることが判明

 

Sさんがクランク、RyoichiがACプラグ(小)でそれぞれ50cm後半を上げた他、皆パラパラと釣れている

 

自分もサイズこそ出なかったが、クランク、バイブ、トップで40Up数本取ったあたりで、19時。夕食の時間となった

 

夕食のメニューはかなり大きなTボーン・ステーキ

 

それにサラダやサルサといったメキシカン料理が付く

 

夕食後、各自部屋に戻ってタックル整備

 

明日は5時起きということで、寝た人もいると思うが、どうも時差のせいか興奮のせいか寝付けそうになかったので、テラスで涼むことにする

 

Ryoichi、O氏、Kotaとしばし歓談

 

皆LA時代の友達なので、留学時代に戻ったような錯覚に陥る

 

さすがに23時を回ったあたりで、とりあえず寝ることにした

 

各部屋は24時間クーラーが入れっぱなしで寒いくらい

 

お陰で寝苦しいということもなく、すんなり落ちていった

 

~実釣り初日編へ続く

■前書き

 

ちょうど23年前の2001年6月にメキシコのレイクエルサルトで夢のようなバス釣りをしてきた

 

当時はホームページを開設していて(htmlと自作CGIでセッセと作ってた)、興奮冷めやらぬまま長々とした釣行記を出したが、そのホームページも20年以上前に閉鎖した

 

ただPC内にデータが残っていたので、せっかくだしここに再度残しておこうと思う

 

超長文x全6回なうえに、当時は写メもなく気軽に写真を撮る習慣がなかったので写真も少なめなため、メキシコのバス釣りに興味がない方はスキップ推奨です

 

2001年に書いた内容を転記するので、年代等は当時のまま

 

さすがに当時に比べると個人情報は厳しくなっているので、個人名等は伏せます


といことで本編へ

 


■準備編

 

LA留学中だった5年前、バスフィッシングを始めたばかりの頃、日本のTV番組のビデオ見たレイク・バカラックの釣りを見て以来、ずっと憧れであった「メキシコでバスフィッシング」

 

番組内で何度も発せられた「10パウンダー」という言葉を目標にし、ビッグバスの宝庫である南カリフォルニアのレイクで4年間頑張ってみたが、結局あと4オンスという僅かなところで、目標に達することが出来ずに昨年帰国した

 

それから1年、関東圏の湖のいくつかに釣行してみたが、想像していた以上に釣れない状況

 

単に釣れる釣れないということであれば、経験と腕の問題もあるだろうが、少なくとも10パウンダーのチャンスはまず無いということで目標を失い、熱が冷めかかっていた

 

そんなところへ降って沸いたような「メキシコ・バスフィッシングツアー」へのお誘い

 

長年の体験で「アメリカと言えど、ちょこっと出て行っても10パウンダーなんか釣れない」とわかっているが、メキシコは「約束の地」であるような気がして、休暇とボーナスを投入する決断をした

 

さてメキシコへ行くことが決まったものの、未知の土地であるし、情報も少ないため、どのような準備をすれば良いのか判らない

 

敵(メキシコのバス)が見えてこないため、全ての武器を持って行きたいところだが、短い旅行でそれは無理

 

特に今回は事前予約してあった某飛行機会社のストライキのせいで、直前に飛行機を変更して、LA空港での乗り換え時間が極端に短くなってしまったため、荷物は極力減らさなくてはならない

 

一応現地発のレポートも見たが、さすがにメキシコとは言え、シーズナル変化は生じているようだ


更にスカパーで放送された王様のビデオ、そしてBBSを通じて頂いた女性プロアングラーNeiちゃんさんのアドバスを元に、なんとかメインとなるルアーを絞り込んで行った

 

とにかく絶対外せないと思われたのは以下のルアー
・FAT FREE SHAD -Deep Diver
・Bass Assassin Shad 7"
・Berkley Power Worm 10"&12"
・Gary Yamamoto 10" Grub
・POP-R (大)
 

数が集まらないものもあり、似たようなルアー(DD22やセンコー7"等)も揃えた

 

しかしこれらは普段使っているルアーではないため、やはり不安が残る

 

そこで通常サイズのハードルアー(DLNやTDバイブ、サミー100等)1ケース分と6"~8"のワーム数袋も持っていくことにした

 

他スピナーベイトやバズベイト等も含めて一通りのものは用意

 

最終的にはプラノ3700を2ケース、3600を1ケース、ワームはコンビニ袋1枚分に収めることにした

 

 

一番悩んだのが、トラウト系の大型ルアー(CastaicトラウトやOptimum等)

 

これらの釣果に対し、良いとも悪いとも聞こえてこない

 

カリフォルニア時代から使っており、かなりのコレクションになってしまっているが、一度も釣ったことがなく、是非釣ってみたいという思いはある

 

今回は強力タックルで挑むため、専用タックルを余分に持っていく必要は無いし、「ビッグバスがいるなら食うだろう」と言う期待はあるものの、かなり場所を取るため、本命とされるルアー数を削ることになる

 

さんざん悩んだが、Castaicトラウト1つとオスプレイ2つ、そしてToraチューブ数本を持っていくことにする

 

結果的にこれらのルアーはほとんど使わなかった

 

水の透明度が思っていたより低かったのであまり有効とは思えなかったし、El Saltoのアベレージサイズのバスなら十分これらのルアーを食ってしまうので「他のルアーよりサイズ選べる」という意味も無いと思えたためだ

 

タックルに関しては、もともと手持ちが少ないので、選択が簡単だった

 

「20Lbsラインじゃブチ切られる。立ち木も多いし、最低25Lbs」という話だったので、Big Game 25Lbsを用意

 

リールは25Lbsラインを巻いてもきっちり遠投出来、ドラグ力の強いものということで、メタニウム2個(銀の旧、赤の旧々)、ABU4600E4、新規購入のカルカッタ・コンクエスト200の計4つ

 

ロッドは折られることも考慮して予備を含め5本(fenwick HCG 6'6"MH、TD-X 6'MH、TD-Z 6'Hvy、TD-X 7'6"Hvy、Berkley Don Iovino Ed. 6'6" Cranking)

 

ライン以外は普段から使用しているもので、特にメキシコ・スペシャル的なものはない

 

ロッドは全てUSバージョンなので、折れる心配もほとんど無し

 

あとはLAのShinozakiに適当なルアーを見繕ってくれるように頼んである

 

これでもって準備完了

 

ちなみに準備が終わったのは出発日の前夜

 

直前にならないとルアー選択の踏ん切りがつかなかったためだ


◼︎出発

 

そしてついに6月12日の朝が来た

 

メキシコ、レイク・エルサルト釣行へ向けて出発

 

途中、東京駅でRyoichiと合流し、成田空港へ向かう

 

成田空港で仙台から参加のWさん、そしてバス釣り雑誌カメラマンのTさんと合流し、ノースウェスト航空で乗換え地となるLA空港へ

 

前述したが、乗換え時間が短く1時間しかない

 

しかも出発時間が30分くらい遅れたので、機内ではずっと不安な状態であった

 

ところが到着したのは、予定時間を1時間前

 

結局乗り換え時間が2時間になり、余裕でセーフとなる

 

現地時刻の12日(時差の関係で出発日と到着日は同じ)午前10時過ぎ、LA空港ノースウェストのターミナルで、前日出発になっていた人達、及びアメリカ滞在者と合流する

 

合流メンバーは、今回の主催者でバスボート日本代理店社長のTHさん、JBN(※当時のホームページ)でもお馴染みのO氏、バスボートのディーラーNさん、バスボートオーナーのSさん、元ディーラー店員のMさん

 

そしてルアーの現地調達を頼んでおいたShinozakiがルアーを持って見送りに来てくれていた

 

そして一行はメキシコ・マサトラン空港へ

 

LA空港から約2時間半、マサトランの空港に到着

周りに何もなく野原の中に滑走路があるという感じ

 

そこで今年もB.A.S.S.クラッシック出場を決め、ニュージャージーから別の飛行機で来たKOTAと合流

 

現在クラッシック会場となるルイジアナ・デルタはオフ・リミット期間中ということで参加できたようだ

 

このツアー終了後にもう一度ニュージャージーに戻り、ボートを引っ張ってルイジアナへプラに行くらしい

 

これで参加者10人が揃った

 

マサトラン空港には今回の宿泊先であるAnglersInnから迎えが来ており、我々の他にも3人のアメリカ人客が待っていた

 

しかも偶然なことにこの3人、アウトドア雑誌のオーナーやカメラマンで、KOTAの友人だと言う

 

日本人一行は2台のワゴン車に分乗し、まずはAnglersInnを経営している会社のオフィスへ向かう

 

「メキシコだけにクーラーも効かないようなボロい車だろうな」と覚悟していたが、アメ車の大型ワゴンは新車購入らしく、キレイでクーラーもちゃんと効く

 

約1時間半ほど走って到着

 

ここで何度も来ている主催者T氏から滞在に関する注意を受ける

 

今回の旅に関する唯一重要な注意点

 

それは「生水を口にするな!」ということである

 

飲むことはもとより、歯を磨く洗面所の水、氷、シャワー、サラダを作るときに洗った水、クーラーボックスから出された缶やペットボトルの周りについてる水の全てが危険

 

過去のツアーでも何人かやられたらしい

 

もっともさすがに向こうもそれは気にしていて、調理に使う水や氷はミネラルウォーターを使用しているし、うがいのために洗面台の脇にはペットボトルが置いてあり、年々安全にはなってきているらしい

 

とりあえず水に関する注意を受けて、1台のワゴンを乗り換えて再出発

 

どうやら空港送迎のための車は登録してて数が限られているため、オフィス→ホテル間は別の車を使うようだ

 

そしてオフィスから約1時間、遂にLake El SaltoのほとりにあるAnglers Innに到着した

 

 

~到着編に続く

2週間ぶりに同じ船宿・腰越漁港の多希志丸からリベンジしたが、返り討ちにあい7ハイゲロー



この2週間、リベンジに向けて


スマックレッドチューン100SHを落札して2台体制にしてみたり


長くて柔らかい穂先を使いこなせず眠らせていたゴールデンアックス・テクニカルマルイカ155に、165の穂先を追加購入して先調子にしてみたり


これまで1mオンリーだった捨て糸も色んな長さを用意してみたり


25号オモリを用意したり


ブログや動画をみて再度研究したりしてみたが、これらの投資や努力が報われることもなく、、泣


最近の船宿釣果が

 6/3 10-113

 6/4 2-32

 6/5 1-49

 6/7 2-39


と明らかに下降傾向だったので、不安は感じていたが、不安は的中し、当日は

 6/8 2-24 ダウン


自分の知る限り、左舷はミヨシから、20、11、7(自分)、2、2、以降不明(多分そんなに釣れてない)だったから健闘した方かも



江の島沖からスタートしたが、モーニングサービス(自分には来ず)以降は、西に行ったり、南に行ったり


とにかく探索時間が長くて、1時間以上投入無しも数回


足が早いと見え、旋回・バックギア・スラスターまでいっても投入にならず、再探索になることも度々


1〜2時間に1回、1〜2ハイポロっと釣れてあとは沈黙


終わり頃は投入直後したチャンスがない感じだったので、全部直ブラに変えて着ノリに賭けて良型1ハイを追加して終了


まぁ今日は船自体が全体のなかでもイマイチだったようだ



ちょくちょく見かけた、まごうの丸や庄治郎丸の方が移動が小さかった分、数が多いのかな


相変わらず達人を擁する葉山の釣果は凄い


葉山に限らず全体的に言えるが、トップとスソの差が違い過ぎるのって、腕の差だけだろうか?


かたや100ハイ超えるほとイカ影が濃い場所なら、よほど見当違いなことしてない限り、空合わせでももっと釣れるはずでは?


と思っていたが、今日その理由の1つがわかった気がするので、今後に活かしたい


6月末にまた予定してるけど、釣果もつかなぁ


晴天だったのも良くなかったな