■到着

 

 

Anglers Innに到着した我々に、早速歓迎のマルガリータが振舞われる

 

氷が入ったグラスに注がれた飲み物に、警戒心が湧き上がるが、恐る々々口をつけると結構美味

 

そのまま飲み干してしまう

 

アミーゴ達が荷物を降ろしてくれている間に部屋割りを決める

 

建物を2部屋とトレーラーハウス3部屋が我々に与えられた設備となる

 

結局建物を、TH&Kota組、カメラマンT&O組が使用し、トレーラーハウスは、N&S組、M&W組、そしてRyoichi&Kure組で使用することになった

 

まずは部屋に荷物を置いて、テラス(?)へ集合

 

揺り椅子に座り、マルガリータ、コーラ、ビール等を飲みながら、歓談する

 

実は今回のツアー、単なる釣りツアーではなく、取材も兼ねていたらしい

 

メインはRestaffineのプロモーションで、テストも兼ねて数十本のRestaffineが持ち込まれている

 

参加者全員にRestaffineのロゴ入りTシャツとキャップorバイザーが配られた

まずここで、TV用のプロローグ撮影が開始される

 

カメラを回すのはOだ

 

TH氏がKotaに湖の紹介をする

 

我々は映像に入らない所で、聞き耳を立てていた

 

どうやらこのLake El Salt、ダム湖ではあるのだが、まだ正式な地図には載っておらず、衛星写真くらいしか存在しないらしい

 

もうすぐモンスーンの季節(雨季)に入るということで、今週でレイク・クローズドし、再開は10月1日

 

雨季に備えて水を抜いているようで、水位はかなり低い

 

数ヶ月前は金魚藻が密生していたが、現在はほとんど枯れ果てている

 

レイク・レコードは1ヶ月ほど前に出た18.5Lbsだが、現時点でバスはアフタースポーンの状態であり、ウェイトはかなり落ちてきている

 

レポートを見る限りで13Lbs以上を獲るのはかなり難しそうだが、10パウンダー獲得のチャンスは十分にある

 

この湖、かなりの大きさはあるのだが、まともな宿泊施設はここAnglers Innくらいしか無いらしく、日に50人程度のAnglerしか釣り出来ないという贅沢な環境だ

 

ビッグバス達でもあまりスレておらず、数年前は「ルアーを投げて、バスが釣れずに戻って来たらラッキー」というくらいの状態だったらしい

 

期待は高まるばかり

 

夕方5時くらいでまだ日も高く、200m先にそのような湖がある状況でじっとしていられるアングラーはまずいないであろう

 

皆部屋に戻って、オカッパリの支度をし、ボート・ドックへ降りて行った

 

ボート・ドックと言っても桟橋などは無く、アルミボートが陸の上に引き上げられているだけの場所である

 

水は思っていたよりクリアではないが、小魚が飛び跳ねており、水際にはギルや子バスが群れている

 

日は高かったが、とりあえずトップウォーター(チャグバグ大)をブン投げて探る

 

「う~ん、出ないなぁ。まだボイルしてないし、時間が早いかな」

 

と思っていたところへ、

 

「どや?釣れとるか~?」とやって来たNさんが、結んだジャイアント・ドッグXを足元の水に放り込んでロッドを持ち直そうした瞬間、水面が割れる

 

上がってきたのは、50cm後半の5パウンダー

 

「なんちゅうトコだ!」ということになり、皆ヒートアップ

 

どうやら足元から1mくらい先にブレイクが入っているらしく、そこにバスがついていることが判明

 

Sさんがクランク、RyoichiがACプラグ(小)でそれぞれ50cm後半を上げた他、皆パラパラと釣れている

 

自分もサイズこそ出なかったが、クランク、バイブ、トップで40Up数本取ったあたりで、19時。夕食の時間となった

 

夕食のメニューはかなり大きなTボーン・ステーキ

 

それにサラダやサルサといったメキシカン料理が付く

 

夕食後、各自部屋に戻ってタックル整備

 

明日は5時起きということで、寝た人もいると思うが、どうも時差のせいか興奮のせいか寝付けそうになかったので、テラスで涼むことにする

 

Ryoichi、O氏、Kotaとしばし歓談

 

皆LA時代の友達なので、留学時代に戻ったような錯覚に陥る

 

さすがに23時を回ったあたりで、とりあえず寝ることにした

 

各部屋は24時間クーラーが入れっぱなしで寒いくらい

 

お陰で寝苦しいということもなく、すんなり落ちていった

 

~実釣り初日編へ続く