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シモツケ


ギリシア語で花輪や花の冠を意味するspiraea

その学名「Spiraea japonica」として命名されている

バラ科のシモツケ。


日本、朝鮮半島、中国の山野に自生するといわれ、

純和風の名称がつけられているシモツケが先週末から

二子玉川緑地公園で咲き始めている。


小さな紅色の花弁の集合体であるその花の姿は

華やかで、 梅雨空のうっとうしさを忘れさせてくれる。




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トケイソウ


十字架にかけられたイエス・キリストに被せられたイバラの冠を

思わせる花の姿からキリストの受難を意味する“Passion”を

含む英名「Passion Flower」が付けられている

トケイソウ。


頑強なつる性植物で、冬に落葉し春先から伸び始める新芽が

繁茂し始める季節に、葉の陰に隠れて静かに咲き始める

トケイソウ。


確かに茨の冠のようにも見えるが、

個人的には愛嬌のある和名のトケイソウの名が気に入っている

存在感のある花である。



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「桃さんのしあわせ」

舞台は香港と中国大陸、

映画監督のロジャー(アンディ・ラウ)が生まれる前からメイドとして

一家につかえ、ロジャーを乳児の頃から世話をしてきた

メイドの春桃(桃さん:ディニー・イップ)とロジャーのおとぎばなしのような

「桃さんのしあわせ」


家族は北米に移住し、香港にただ一人残った

ロジャーに美味しい料理を食べさせ、快適に暮らせるように

身の回りの世話をやくことを生きがいとしていた桃さんが

ある日突然脳卒中で倒れたことからこの話は始まる。


思うようにロジャーの身の回りの世話をやくことが出来なく

なった桃さんは、介護をつけて一緒に暮らそうとするロジャーの

提案を潔く断り、老人ホームで暮らすことを選択する。


色々な人生を過ごし、訳あって老人ホームに入居してきた

老人達に対する桃さんの隣人愛、おおらかさに人間としての

尊厳を深く感じ、ロジャーが自作のプレミア上映に招待した

桃さんの少女のような喜びの表情が素晴らしく美しい。


ロジャーの身を案ずる桃さんが自ら新しいメイドを探す

場面は、その真剣さが笑いを誘い、ロジャーの家族が

桃さんを家族の一員のように接する姿に胸が熱くなる。


中国人の父と日本人の母を持つアン・ホイ(許鞍華)監督は

本作で「感謝」、「愛情」、「尊敬」の心の美しさ、

人間としての「尊厳」、そして老いゆく女性の理想の姿を、

メイドの桃さんと雇い主の息子ロジャーのふたりの大人の

お互いを思いやる接し方として描いている。



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