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サラサウツギ


花の裏面が薄紅色で表側が白い八重咲きの

サラサウツギ。


ウツギの学名はラテン語で「波型、ホタテガイのような

ギザギザの扇形」を意味するcrenataを含む

Deutzia crenata」。


ホタテガイの白さを連想させ、

卯の花とも呼ばれる真っ白なウツギとは

また違う華やかな印象のサラサウツギが

二子玉川緑地で咲き始めた。



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センダン


中上健次の最後の長編小説『軽蔑』では、

主人公カズの生まれ故郷和歌山に向けたマチとの逃避行で

二人が目にする山の斜面を淡紫色に染めるセンダンの花の

描写が印象的であるが、二子玉川兵庫島でもセンダンの花が

美しい季節となった。


蕾の状態では淡紫色のセンダンの花。

開花すると内側が白い5弁の花びらの真ん中に

濃紫色の雄蕊が集合体として形成された印象的な花が

房状に樹木全体を覆う。


この花達が散ると直径1cm程度の真球状の

緑色の果実が着果し、この実が秋には濃いオリーブ色に

色付き、冬から早春にかけて野鳥の食料となる。


センダンの花が終わると“卯の花”が咲き、

東京地方でも梅雨入りの季節。


今日521日は沖縄の同朋がパスポート無しで

本土に入れるようになってから41年となる

沖縄本土復帰記念日。


政府主催の祭典は無く、沖縄の状況は

41年たっても変わることはない。




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『ブリューゲルの動く絵』(THE MILL AND THE CROSS)

1569年に没した中世の画家ブリューゲルが、

キリストの磔刑を主題に描いた絵画をモチーフに、

“動く絵”として絵画で描かれていた景色、衣装を忠実に再現させ、

中世に生きた人々の様子を、画中から飛び出させて、

実に細かいところまで気を配ってレフ・マイェフスキ監督が制作した

2011年のポーランド・スウェーデン合作作品



本作の象徴は小高い丘にそびえる小麦製粉用の巨大な風車と

絵画では中心に描かれている自らの処刑用十字架を

担ぐキリストの姿。


農村の人々の生活を俯瞰する巨大な風車の上部から

庶民の生活を見守っている人物は“神”であろうか。


聖書に記されるイエス・キリストの磔刑そして復活が

イスカリオテのユダ、マグダラのマリアの姿で忠実に再現されたこの作品は

時代背景としてローマンカソリックとプロテスタントの宗教戦争も

織り込まれているが、この作品を特徴づけているのは、

コンピューターを駆使して圧倒的な美しさで再現した中世の庶民の

生き様にあるように思う。



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