ザ・ブルーエスト・アイズ・イン・テキサス
ヒラリー・スワンクの出世作 ボーイズ・ドント・クライ。
作品の舞台はヒラリー・スワンクの出身地 アメリカ中部のネブラスカ。
この州の東部には、岸に立って見ると、濁ってはいるが、
豊かな水量で、大河のミシシッピー川に合流するミズーリー川が
平原をゆったり流れている、
西部開拓時代以前から豊かな自然にあふれた地域。
作品の中で効果的に使われ、エンディングの曲でもあったのが、
カントリーグループRestless Heart が1988年に発表した
「The Bluest Eyes in Texas」
「 Where did I go wrong?
Did I wait too long?
Or can I make it right?
どこで間違ってしまったのか、
踏み出す一歩がたりなかったのか、
あるいは、悔いなく生きられるのか。」
主人公を同じ人間として愛したラナを演じた、
深いブルーの眼が印象的なクロエ・セヴィニーが
カラオケにあわせてこの曲を歌うシーンは印象的だった。
かつてはアメリカ原住民が多く住んでおり、
大平原で表現されるゆるやかな丘陵地帯の
ネブラスカ。
何も無い田舎町。
南部ではプーア・ホワイト、あるいはレッド・ネックと
呼ばれた貧しい白人達が黒人差別の先鋒であったが、
この映画でも、体(精神)が所謂“健常人”と異なる
人を差別する事で、弱い自分を正当化しようとする、
貧しい心が、激しく描かれていた。






