トゥヤーの結婚
白い岩肌の峻険な峰がかすみ、
荒涼としたモンゴルの大地を舞台に、
羊の放牧を唯一の生きる糧として、
井戸掘り中の事故で下半身の自由を失った夫、
二人の子供(少年と幼女)の生活を支える気丈な妻が、
家族を支えるために選択した試練の生き様。
砂塵が舞い、寒暖の差が激しい厳しい自然を
心象として映像化した「家族」として生きる人間の物語。
ある事故がきっかけで、
自らも腰に爆弾を抱えている事が判った主人公トゥヤーの選択は、
自分の心に決別する事で成立する新しい生活であったが、
覚悟を持って決断したトゥヤーが、
人知れず流した涙が心の深い葛藤を物語っていた。
モンゴル相撲の勇者であり、チンギス・ハンを彷彿させる
風貌の夫バータルが、夫の幸せを祈って一人置き去りにされた
身障者用施設で瓶から直接強い白酒を痛飲するシーンは、
普段はもの静かで感情を表に出さない男の
妻に対する思い、そして自責の念があふれていた。
中国内陸部の延安で1956年に生まれたワン・チュアンアン監督が
脚本、編集、監督した本作は第57回ベルリン国際映画祭で
金熊賞を受賞。
沖縄慰霊の日
6月23日は、65年前の、昭和20年4月に沖縄に上陸したアメリカ軍の
猛攻により、武器を持たない多くの沖縄住民が殺され、
集団自決を迫られ、国土が焼かれ、20万人あまりの
犠牲者を出した戦いで、
敗色が決定的となった日本軍司令部が自決したとされる日。
沖縄慰霊の日はこの日を思い起こし、
同じ惨禍を二度と繰り返さないことを誓う目的で、
沖縄県が制定した日で、殆どの学校がお休みとなり、
糸満市にある「平和の礎」他多くの場所で正午に
黙祷が捧げられるとのこと。
第二次世界大戦の終戦間際に、本土防衛を目的に沢山の滑走路が
作られ、アメリカ軍上陸後は改修されアメリカ軍の基地として
いまなおアメリカ軍の支配下にある沖縄の基地。
沖縄問題は島津藩による琉球侵略以降、国防、外交
様々な複雑な問題のるつぼで、その解決速度の遅さは歯痒いが、
美しい環境と独特の文化を維持している沖縄は日本。
職場に比較的近い靖国神社、
色々な問題は内在しているけれど、
志なかばで命を絶たれた多くの若人、
そして沖縄戦も含め、犠牲になった民間の方も
祀られている場所でもある。
梅雨空の今日、靖国神社から、沖縄方面に向けて黙祷を。
たくましく成長しているゴーヤ
雨に煙るスモークツリー
サボテンの花は次から次ぎと
夏至の夕空 画像の色再現
昨日、西の空で、もっとも北寄りに移動した夕日に
茜色に染められた雲が美しく、思わずカメラを向けた。
コンピューターのディスプレーではうまく再現できて
いないかもしれないが、撮影モードを変える事で、
カメラの液晶モニターには、実物の雲の色より鮮やかな赤色が
再現されているのに驚いた。
デジタルカメラのカラーマネージメントでは、
グラフィックの世界での正確な色再現ではなく、
人の脳に記憶された空の色、海の色に近いブルーを
再現させることが各社の技の見せ所との話を聞いた事がある。
光の波長をCCDがとらえ、RGBの信号に変換して
画像化するカラーマネージメントの技術。
確か世界統一のISO規格が無いデジタルカメラの色再現の世界、
本物より本物らしい画像の世界は面白い。
曇り空で、雨が上がっている今朝の河原、
雨が降り出す前に沢山のムクドリが餌を
ついばんでいた。
通勤途中のマンションでは、ヤマボウシが
白い花を梅雨空に向けていた。








