再生医療
日曜日の朝、朝食時に良くチャンネルをあわせるのは
ガッチリマンデー。
今朝の特集「最近株式市場に上場した会社」として
再生医療ベンチャー「セルシード株式会社」が紹介されていた。
自分自身の細胞から角膜、心筋、食道上皮、歯周等の
組織細胞を再生し、視力の回復、心臓機能の回復等々に使用される
細胞シート。
実際に心臓手術でこの細胞シートが使用され、
社会に復帰された方や、視力を取り戻された方など、
健康な体に戻る事で、生きる喜びを取り戻す事を
可能とさせてくれる再生医療。
今回紹介されたこの細胞シートの生成に大きく貢献しているのが、
東京女子医科大学 先端生命医科学研究所の岡野光夫所長の研究。
かつて、高分子化学の親水性・親油性高分子から研究をスタートした
岡野先生が見出した、ある特定のポリマーが微妙な温度差で
“伸びたり縮んだり”する性質を上手に利用し、培養した細胞を
細胞シートとして剥離する技術を確立した。
医学と理工学、タンパク質を始め人間の体は多くの
天然高分子から構成されている。
再生医療分野をリードする岡野先生の更なる活躍を期待したい。
ガッチリマンデーを放送している東京放送(TBS)
の10時からの安住さんのラジオ番組でも
今日は偶然iPS細胞に関する話題が取り上げられていた。
今、米国が多額の予算を計上し、国として支援している
iPS細胞、再生医療の研究分野、
この分野の研究成果がお茶の間の話題として取り上げられる事は、
引き続き世界をリードする研究成果を広く全世界に発信できる
体制造りの追い風ともなる。
夏草の草原
産卵期の蝶
もう直ぐいつもの木にさなぎが
黒法師 梅雨明け
今日梅雨明けした東京地方。
地中海西部のスペイン,シシリー等を原産地とする、
常緑多肉性低木の黒法師が
強い夏の陽射しを、
黒紫色の艶があるロゼット状の葉に浴びていた。
数年前に弘前に住む知人から、丈夫で面白いからと、
葉のついた数本の茎を送っていただいた黒法師、
毎年すくすくと育ち、今では茎の長さが60~70センチメートル
程に成長し、枝分かれした茎の先端に画像のような葉を
沢山つけている。
黒法師の面白いのは、葉に当たる光の強度により
葉の色が変化する事、
強い陽射しでは濃い赤紫色であるが、
太陽の光が弱まると緑味が強くなってくる。
強い太陽光から葉を守る自然の仕組みか。
今日の夏空とオリーブの葉。
我が家のオリーブ、今年は不作の年だったが、
オリーブの葉は良く茂り、陽射しを遮ってくれる。
夏空の下、まだ濃い緑色の柚子と夏蜜柑
の実も少しづつ成長している。
小紫 貝紫とインディゴ
秋に紫色に輝く実をつける小紫の花が咲き、
緑色の実をつけ始めている。
多くの人に愛され、高貴な色のイメージがある紫色。
シリアツブリガイからからごくわずかしか取れない貝紫(皇帝紫)
染料を使って繊維を紫色に染色していた古代ローマの頃は、
この紫色の繊維を皇帝の礼服に使用していたとされる。
光の具合で微妙な色合いを持つ紫色、英語ではPurple、Violetと
表現されるが、貝紫の色相は赤紫色を指すPurpleで、
日本の伝統色では古代紫、江戸紫に近く、
野生のスミレの花色に似て、日本の伝統色でも菫色、紫と表現される
青みの紫がVioletと総称されているようである。
空に架かる虹で紫色の隣は藍色、
今でも貝紫染料は商業ベースで大量合成できないと
されているが、化学実験で合成するレポートに書かれていた
貝紫の化学構造は、19世紀末にBASFが商業生産に成功し、
シーンズの染色に不可欠な藍色のインディゴブルー構造に
臭素を2原子付加させただけの、非常に良く似たものであった。
色剤から反射された光の粒を目で感じて色として認識
する顔料、染料の世界、
魚介類由来の貝紫染料と植物由来のインディゴ染料は
兄弟、姉妹の関係であった。
ここで興味深いのは微妙な色彩の世界で、科学的に合成された
「貝紫」は、不純物を含む天然物と比べると紫の色に深みが
足りなかったとの事。
色合わせの世界では、極くわずかな色剤の追加が、
繊細な深みを増すのは良く経験したが、
この”不純物”の効果は、料理の隠し味と同じか。
昨年秋の小紫。









