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つながる脳

たくわえている髭のせいか、髪に白いものが目立つせいか

昨日初めて、通勤帰りの半蔵門線で高校生に

席を譲られる経験をした。

目上の人に席を譲るという社会行動に、この高校生の

個人的余裕と抑制を感じた一瞬であった。


NTT出版から発刊されている「つながる脳」は

理化学研究所 脳科学総合研究センターの藤井直敬先生が

脳科学の最先端技術を判りやすく紹介してくれると共に、

脳が果たしているヒトと社会の関係について洞察を試みた本。

今読んでいるジェス・ウォルターの「市民ヴィンス」では

“ひとつの惹句をつくりだす数千のシナプスの電気化学的な火花は、

十ワットの電球をともすこともできない“との言葉が書かれていたが、

脳が活動する時の極微弱な電流を取出して解析する脳科学の困難さ、

壁、そしてこれを克服する試みが平易に書かれている「つながる脳」の

大きな特徴は、結果として解析される脳の働きを社会性との関連づけに

重点を置いて書かれていること。


示唆される点が非常に多かったが、例えば、

・ “賢さとは「生命維持のための特有の適応能力の高さ」”であり、

社会生活を送る上で、様々な局面に対処するときに、その場で

最適な行動を選択できる能力が“賢さ”の指標となる。 

・“行動の抑制が社会性の根本“

社会的抑制 社会的機能

・余裕と社会性

社会性は社会を構成する各個人に余裕がないと成立しない。

余裕は社会性によって抑制を自分にかけても、自分自身に

大きな損害が出ない場合に発揮される。

抑制がとれれば、人々は我先に自分の欲望を満たそうとして

社会は混乱する・

・ココロとは

「他者の内面を相手の立場に立って考えることができる能力」

これらは一見当たり前のことのようであるが、これらの事を脳細胞の

機能と結びつけて考察する点に新鮮さを感じた。


「意思決定を行う仕組みを理解するには、その構造の一部になる以外にない。

脳研究、脳という複雑なネットワークシステムを理解するには、

その中に入り込み、双方向的に接続し、脳内のさまざまな場所で情報の

流れを操作する事で可能となる」。


「ヒトは他者との関係性構築がうまくいかないときは不安を覚えるし

逆に満たされるときは喜びを得ることができる。

この喜びを得るためには、自分の権利を多少譲っても、

他者との関係性を構築したいという欲求。

脳の一部に他者とポジティブな関係性をもちたいという、

関係性要求機能があるかもしれない これは“愛”」


これまではヒトの幸せについてあまり考察を行ってきていない

とされる脳科学に、新しい脳科学のヒント、

脳科学の成果を社会に還元しようと試みた著作。


恫喝、学習そして我慢するサル



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THE OVERTURE(風の前奏曲)

この作品はシャムの伝統楽器ラナート(旋律打楽器:タイの舟形木琴)の

伝説的奏者ソーン・シラパバンレーンの生涯を描いた物語であり、

卓越したラナート奏者の高度で繊細な技術により、鍵盤から引き出される

自然と融合した響きで、ラナートの素晴らしさを教えてくれた映画であった。


少年時代からその才能に注目され、心と対話することで

ラナートの演奏技術を極限まで高めたソーン・シラパバンレーン、

老師となった晩年、

タイでは“近代化(西洋化)”を絶対的なスローガンとして、

伝統的文化を排斥する国家の暴走があり、ラナートについても

公衆の前での演奏を禁止された時代があった。


この時の老師の言葉に、国を愛する心、文化を大切にする心

が込められている。

「近代化とは自分たちの根を否定する事か」

「本質を理解し、根を大切にすることが(タイを良い国とする)」


かつて、チュラーロンコーン大学出身のペンスリーさん、

バンチャ君等多くのタイの若人と一緒に仕事をする機会があったが、

彼らからも強い愛国心、技術を学ぶ真摯な態度を感じた。


本作品が監督第2作となるイッティスーントーン・ウィチャイラック監督の

2004年のタイ映画にはタイの伝統文化を大切にする心が強く描かれている。




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ひまわり畑


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全国各地のひまわり畑では、夏の花ひまわりが

青い空の下、太陽に向かって沢山の黄色い花を咲かせて

いると思うが、

東京一の規模を誇る清瀬市のひまわり畑でも

地元の小学生が種を蒔いた約10万本のひまわりが、

見事に咲いていると、清瀬市から通勤している方に

写真と共に紹介して頂いた。


東京地方は今月初旬に台風の強い風が吹き、

雨も少なくひまわりにとって過酷な夏であったが、

たくさんのひまわりが、強い日射しに負けず 

黄色い花を広げている姿は見事。


およそ100種類程あるとされるひまわり、

以前、美術館の庭に植えられているゴッホのひまわり、

ゴーギャンのひまわりは描かれた姿によく似た

ややこぶりのひまわりだった記憶が。




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連日の様にニュースでは今年の暑さが報道され、

暑さには辟易しているが、

咲き誇る黄色いひまわりの姿には夏の“恵み”を感じる。



清瀬市のひまわり畑の成長日記がこちら で紹介されている