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防災の日

沢山の楽しい思い出を心に

沢山の重いおみやげを背中のリュックに

末娘が台湾の小旅行から

昨日無事に帰国。


台湾は今年の東京以上に蒸し暑かったけれど、

食べ物は美味しく、

出会った人は皆優しくしてくれたとの事。


心の引き出しを増やした娘も

今日から仕事に戻っているが、

今日は防災の日


地下鉄のフリーペーパーmetro ageの最新号は

“防災力”の特集。

最初の方に、次のような面白い話が載っていた。

“稲むらの火”と題するこのお話は、

安政の大地震の後で発生した大津波から、

和歌山県のある村の人々全員を

救ったとされる江戸時代末期の商人濱口梧陵が

モデルで、昭和初期の国定教科書にも掲載されていた

との事。

物語の概要は、

“小高い所に家があった荘屋の五兵衛が、地震を感じ、

不気味に思って外に出て海を見ると波が沖に動き、

海岸は水が引いていた、

「大変だ。津波がやって来る」と咄嗟に判断した五兵衛は

今年収穫し、家の前に積み上げてあった稲束全てに火を付け

火事と思った山寺の早鐘で村人が次々小高い丘に駆けつけたが、

全員が集まるまで稲束を燃やし続ける事で、

村を飲み込んだ絶壁のような津波から人々の命を救った“


「防災力は備えと勇気」と題されていたが、防災の日

一番大切なのは人の命を守る備えと対策




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THE WAVE

人が溺れるほど強い力も持つ「波」、

WAVEはこの映画で象徴的な意味を持つが、

悲劇の主人公となる一人の高校生は自分たちの

集団を「TSUNAMI」と呼びたかった。



5日間の実習で「独裁制」を生徒に教える教師が

自らが独裁者として振る舞うことに

人間としての喜びを感じ、

友人から阻害されていた生徒は、

集団の中での自らの価値を見出し、

集団の存続を自らの生きがいとしていく。



民主主義の良さを教える事が目的の授業が、

自分たちを特別な存在と考え、

反対する者を排除する行動をとらせてしまった。


この作品はカリフォルニアの高校で実際に行われた

「独裁制」の授業に関する顛末を、

第三帝国を経験し、今でも自国が犯した罪を学校で教えている

ドイツの高校に舞台を移し、映画化されている。



人との関係、社会との関係で生き方を模索している高校生、

孤独を恐れる心、強力な指導者の下で団結する心、

そして全体主義を訝しく思う健全な心。

人生を左右するような教育はいつの時代でも、

どこでも起こりうることをこの作品はうったえている。




現在37歳のデニス・ガンゼル監督が原作を基に

脚本も手掛けている2008年のドイツ映画




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スキンヘッド・セントラル

カリフォルニア州オレンジ郡のラグナビーチから

アイダホ州のスピリット湖畔に移り住むというと、

C.J.ボックスのブルー・ヘブンを連想するが、

T・ジェファーソン・パーカーのこの短編も、

ラグナビーチ警察を引退し、長年の夢であった

“ブルー・ヘブン”に移り住んだジムとその妻サリーの物語



セント・ヘレンズ山の噴火(1980)以前のスピリット湖の

静かな姿



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芸術家が暮らし、観光客が訪れる街ラグナビーチでは

職務中に殺される警官はごくまれであるが、ジムの

息子で同じくラグナビーチの警察に勤務していた

ジェイムズ・ジュニア(JJ)は不審な車の職務質問

の際に発砲され、そのまま帰らぬ人となった。


息子の死を嘆き酒浸りの日々を過ごしてたジムは、ある日きっぱり

酒をやめ、職務に復帰し、サリーも薬の服用、カウンセリングで深い悲しみ

から立ち直った。



「深い悲しみから学んだことがあるとすれば、

自分の事にかまけるよりも

人のためになることをしたほうが

気分はいいということだ」



静かなブルーヘブンでたまたま出会った、

トラブルを抱えて生きていた青年に、

もう一度自分の人生と向き合う場を与えた老夫婦の心には

息子に対する思いが生きている。



2009年のMWA賞最優秀短編賞受賞作品であり、

静かなアイダホ州スピリット湖畔での出来事を

淡々と綴った物語であるが、

T・ジェファーソン・パーカーが

小説を執筆する際の

依って立つ心が短い文章に凝縮されている。