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トゥルーライズ

タイタニックの2億ドル(240億円)

アバターの2.4億ドルには及ばないが

1994年に1.2億ドル(1994年当時では約122億円)の

制作費でジェームズ・キャメロン監督が製作したトゥルーライズ


先日カリフォルニア州知事として来日し、新幹線の乗り心地を

体験していたアーノルド・シュワルツェネッガーという

人間の肉体が発揮できる最強のパワーを持ち合わせた

類まれな俳優との共同作業はターミネーターでの成功で

証明されており、本作でも、敵(自分にとっての)を完膚なきまでに

叩き潰すという、観客をカタルシスへ誘ってくれる演出は完璧だった。


トゥルーライズという荒唐無稽で爆破シーン、無茶苦茶な

“戦闘”シーンが売り物ともいえる無機質的映画に有機的な温かさを加え、

この映画の質を高めているのが、アーノルド・シュワルツェネッガーの妻役を

演じた名女優ジェイミー・リー・カーチス。


ゲリラとの激しい撃ち合いの場でキャメロン監督が脚本を担当したランボーを

イメージして、ジェイミー・リー・カーチスが “Is my husband a Rambo?“ と

口走る場面にはニヤリとさせられた。


人間の持つ感情を巧みにストーリーに織り込むキャメロン監督の個性が

このテロ組織に立ち向かう米国秘密組織との戦いの枠を超えて、

ある意味、観ていて楽しい映画に仕立て上げられていた。


現在は多極化しており

低予算の所謂B級映画の中にも十分に楽しませてくれる作品は

数多くあり、高額な制作費を使っても興行面で失敗する作品も

あまたあるなかで、ジェームズ・キャメロン監督は

ハリウッドならでは数億ドルの制作費を使った

娯楽作品制作の名手であろうか。



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ルイス・ブニュエル


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ルイス・ブニュエル監督が1950年にメキシコで製作した

「忘れられた人々」と13年後にフランスで製作された

ジャンヌ・モロー主演の「小間使いの日記」を最近観た。


明るい光と暗い闇が強調された街の景色、そこで暮らす人々の姿が

モノクロの画像の中で現実以上に現実的に描かれていた「忘れられた人々」

そしてこの映画の舞台となった貧民街とは対極的な“ブルジョア”が暮らす

屋敷が舞台の「小間使いの日記」。


「小間使いの日記」では映画の展開と共に、スペインのサラゴサで育った

ブニュエルが描く、フランスのブルジョア(中産階級)が住む屋敷として

再現された絵画・置物等調度品等装飾物を観察するのも

この映画の楽しみであった。


両作品とも、一時の感情で自分より弱い者を殺した人間が

平然として日常生活を送る事ができるのかについて

ブニュエルなりのメッセージが込められ、

ダリとも親交があったブニュエルの思想的背景である「誇張した現実」

のひとつの表現として。

―悪人は死ぬか殺されるまで悪人であり、

搾取する側はいつまでも被支配者を搾取し続けるー

「神に救いを求めない」人間の生き方がリアルに描かれている。


メキシコの貧民街で暴力に頼り、弱いものを搾取して生きる不良

労働とは縁がなく搾取する事で生活し、狩猟やゲームで一生を過ごす

「ブルジョア」

時代背景を反映し、明るさや夢とは無縁とも言える人々の

生き様が、スペインのピカレスク小説の伝統を受けたかのように

描かれた印象を受けた作品だった。



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グリーンの実

あまりの暑さで、庭での作業が億劫になる

日々が続いたが、ようやく涼しくなり、

今日は気になっていた庭の作業を。


数が少なく一つ一つの実は大きいが、

朝晩の冷え込みが遅れているせいか

色づくのが昨年より遅い庭の柿。


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こちらも実が少なかったグリーンのオリーブ。



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キンカンのグリーンの実のすぐそばに

夏の名残のセミのぬけがらが。


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金木犀の花芽も膨らんできた。



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