RIVERのブログ -18ページ目

ピラカンサ


Pyracanthaの学名がつけられているトキワサンザシ属。


トキワサンザシより学名由来のピラカンサスの名前が一般的なように

思われるトキワサンザシの花がこどもの日の今日咲き始めた。


チャン・イーモウ監督の映画「サンザシの樹の下で」のサンザシは

落葉樹であり、ピラカンサはその名のトキワサンザシ(常盤山査子)の

通り常緑樹であるが、共にバラ科のサンザシとトキワサンザシの樹が

白い小さな五弁の花で覆われる姿はこの季節ならではの

美しさ。


開花後に結実する小さな青い実が晩秋から初冬にかけて

真っ赤に色づく様も見事であり、

一年を通して楽しめる庭木である。


このトキワサンザシ、バラ科の植物の常としてケムシに

とても好まれ、今の季節ちょっと油断すると、

黒と黄色のマダラ模様のケムシが花芽を全て食べ、

その後新芽までも食べ、樹が丸裸にされてしまうこともある。


先日消毒したばかりの我が家のトキワサンザシ、

今日良く見ると数匹の毛虫が花芽をねらっていたるのを

見つけた。


今年は昨年以上に多くの花芽をつけているトキワサンザシ、

この季節を無事に乗り越え、たわわに枝垂れて冬枯れの庭を

あやどる真っ赤な実を楽しみたい。








『悪の法則』 映画


映像の魔術師リドリー・スコット監督、

今年81歳となるコーマック・マッカーシーの著作「The Couselor」が

「悪の法則」そのものの生々しく、サディステックで

反社会的な世界を前面に押し出して描いていたのと比較すると、

今年まだ76歳のリドリー・スコット監督の映画「悪の世界」

(「The Couselor」)は上流階級に属する監督自身の出生を

想起させる、暴力的シーンを極力抑えた詩的な作品に

仕上げられていた。


説明的部分を省略した映画「悪の世界」は

ストーリーだけをたどっていくと判りにくい映画の範疇に

入る作品であるが、

ハビエル・バルデム、キャメロン・ディアスが演じた”悪人”は

二人がこれまでの作品で演じた役柄のイメージを払拭させるメーキャップと

その卓越した演技力で、本作が描こうとしている人間の負の部分でもあり、

人間の本性でもある欲望、そして不安定さを完璧にスクリーンに

投影させていた。


限られた時間内で監督の心を代弁し、

多くの観客に見てもらう事で、

興行収入を得る商業的映画と、

著者のメッセージに共鳴するある特定の読者層を想定し、

時間無制限に自分の世界を構築可能な小説の世界の

それぞれの特徴を強く意識させる

リドリー・スコット監督「悪の世界」


共に無常の世界を異なる切り口から構築している。





クンシラン(ウケザキクンシラン)


南アフリカ原産で耐寒性がそれ程強くなく、霜でその美しい葉が

傷められてしまうクンシラン。


軒先で、無事に冬越しをしたクンシランが

オレンジ色の花を咲かせている


園芸名のクンシランはウケザキ(受け咲き)クンシランで、

本来のクンシランは別の種類のようであるが、

やや上を向いた、この花独特の散形花序の花姿が美しい。