Le Concert: オーケストラ
ヴァイオリンソロが奏でるチャイコフスキーの
ヴァイオリン協奏曲。
その美しい旋律には、30年の時を待っていた
名指揮者の心の想いが
込められていた。
C’eat la Vie? 人生ってそんなもの。
ラデュ・ミヘイレアニュ監督の2009年の作品
「オーケストラ」は人生を笑い飛ばす
フランス映画ならではの“大人”の味に溢れた
作品であった。
ブレジネフ政権下のユダヤ人排斥運動で
有能なユダヤ人の演奏者を失い、酒に溺れる日々を
過ごした名指揮者が30年の時を超えて起死回生の勝負に
賭ける。
かつての名指揮者の思いを成し遂げる
ソリストアンヌ=マリー・ジャケを演じた
メラニー・ロランが喜劇仕立ての本作で
笑いの底にある哀しみを見事に演じきっていた。







