「ウィンターズ・ボーン」(Winter’s Bone)
“ちょっと人を喜ばせるもの”、“髄、本質、核心”等の
意味も持つ“Bone”
米国中西部ミズーリー州の山岳地帯を舞台にした本作
「Winter’s Bone 」は、冬の寒さで暗喩される厳しく辛い
日々を、愛する弟・妹とどうにか行き残ることが
できる最後の可能性を手に入れるまでの
17歳の少女が辿った過酷な人生を
グレーの空、冬枯れの荒々しい土地を背景に
映像化した作品である。
貧困をその根源として蔓延するドラッグ、
このドラッグの密造で手配され家を出た父親、
この問題が引き金となり精神を病んでいる母親、
日々の食糧に事欠く生活で、幼い弟、妹の為に
カットしたジャガイモをフライパンで調理しただけの
食事を食べさせる長女リー。
逮捕された父親が保釈金の担保としたのは
リー達が住む家と土地。
保釈金を肩代わりした男から、あと1週間でカネを
返さないと家と土地を取り上げると宣言されたリーは
父としてではなく、家族を守るため、人としての父を探す事に
自分の全てを賭ける。
リーを演じたジェニファー・ローレンスの不屈の
眼光が心に残る2010年のデブラ・グラニック監督作品






