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サボテンの白い花 夕焼け

台風の強い風が大気中に浮遊していた微細な粒子群を

吹き飛ばし、大気が浄化させた昨日、

地平線に沈みゆく太陽から放射される可視光の中で

最も長波長側の赤色光が、空気中の浮遊物で散乱・吸収

されることなく、色鮮やかな夕焼け現象として梅雨の夕方の

西空を幻想的に染めていた。



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南米の比較的温暖な地域が原産のサボテン科エキノプシス属の短毛丸
ここ数年毎年開花の時期が遅れているが、今朝、妻が今年の一番花が

咲いているのを見つけた。


サボテン本体の無骨な姿とは対照的な透明感のあるその白い花は、

潔く1日でその役割を終えるには惜しい、

今の季節に相応しい清涼感にあふれた花である。



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サルビア・ガラニチカ  メドーセージ

学名:Salvia guaranitica”と同じ名を持つシソ科のサルビア・ガラニチカ。

頭髪が無数の毒蛇 で形成されているギリシア神話の女神メドゥーサに

因んで付けられたかと思われるメドーセージを別名とするサルビア・ガラニチカが

数年前から毎年今の季節に二子玉川駅高架下のフェンス際で咲き始める。


南米原産で、パラグアイの原住民「グアラニ族」に因んでつけられたとされる

:宿根多年生植物の“Salvia guaranitica”。

良く見るとヘビが大きな口を開けた姿にも見える紫色の花は

日陰のやや薄暗い場所で、今日もひときわ鮮やかに咲いていた。




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今日620日は国連難民の日。今日現在でも世界各地で

政治的、経済的背景で自らの意志とは無縁に、劣悪な環境での

生活を強いられている多くの難民“。


2003年に58歳の若さで無くなった作家谷恒生は、船員として世界各地を

自らの目で見てきたその体験を自らの中で熟成させ、フィクションとして作品に

反映することで、作品に臨場感を加えていた。この谷恒生が1980年に著した

「一人っきりの戦場」(その後「灼熱の戦場」と改題)では1970年代後半から

1980年代にかけ激動していた東南アジア各国で時の政府の犠牲となった

多くのベトナム、カンボジア難民の苦難の姿が迫力ある筆で描写されていた。


国連難民の日に“政府”そして“国民”とは何かを考える。

「灼熱の魂」(Incendies)


フランス語で火災や出火の意味を持つ「Incendies」を原題とする

「灼熱の魂」は、ケベック州で育った双子の姉と弟が、母親の遺言を基に、

母の口からはその正体を明かされていなかった父親と、その存在さえ

知らされていなかった兄の姿をもとめて、母の故郷中東の地を旅する

過程で初めて知らされる、自らが子供達に決して語ることの無かった、

また語れなかった母がカナダに移住するまでの過酷な生き様の物語である。


少年達が丸刈りにされ、軍事訓練を受ける場面から始まる本作

この少年達は孤児院に収容されていた少年達であり、

一人の少年の背後からアップで写し出されたかかとの三点の入れ墨が

その後本作で重要な意味を持つことを観客は後に知ることとなる


物語の起点となる歴史的背景は中東紛争を背景に1975年に勃発した

レバノン内乱。国民の約40%がキリスト教徒のレバノンで、異教徒、異民族の

殲滅を目的とした民族同士の対立、憎しみあい、虐殺が繰り返された。


本作のもうひとつの大きなテーマは、その出生が望まれなかった男児が

他人の手に渡される時に足をブローチで刺され、刺された男児の踵が

腫れていた為オイディプス(腫れた足)と名付けられたギリシア悲劇の

主人公オイディプス。


他者を受け入れない排他的な農村部。

異宗教であるという理由だけで自分の肉親の手で愛する人を殺害された

ナワル・マルマンは“夫”の死後生まれ、生まれて直ぐに足に入れ墨をされ、

孤児院に預けられた我が子を訪ね、自らの生命を賭け、異民族の殲滅を

目的とした惨殺が横行している紛争の地の旅を続ける。


この旅の途中で同じバスに乗り合わせた幸せそうな母と娘の身におきた

ある事件がきっかけでナワル・マルマンはある復讐をなしとげ、刑務所で

自ら犯した罪の報復を受けることとなる。


レバノン生まれの劇作家ワジディ・ムアワッドの作品

『焼け焦げるたましい』の「怒り」に魅せられた

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が自ら脚本も担当して製作した本作は

人間の根源的感情である「怒り」と

その「怒り」の代償の対価の重さに圧倒される。





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