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ビヨウヤナギ

いかにも中国原産のイメージに相応しい

沢山の長いオシベが美しく

美容柳と記されるビヨウヤナギ。

今年も庭でビヨウヤナギが次々と咲いている。





この季節同じくオドリギソウ属で同じく中黄色の花を

枝全体に咲かせる中国原産のキンシバイも見かけるが、

個人的にはビヨウヤナギの繊細さに心を惹かれる。


半日陰でも丈夫に育つ半落葉樹のビヨウヤナギ。

この花が咲くと夏がそこまで来ていることを感じる。





「グリフィン家のウエディングノート」(The Big Wedding)

他者に対する思いやりの心を忘れることなく

自分自身も同時に大切にするライフスタイル。

ぎりぎりの所で、自己犠牲と自己満足のバランスを

とっている人間くさい大人。


今年70歳となるロバート・デニーロ、68歳となる

ダイアン・キートンそして67歳となるスーザン・サランドン。

才能ある役者として厳しい映画界で年輪を重ねてきた名優たちが

繰り広げる、他者を一時的に憎んでも憎み続けることはない人々の群衆劇は、

それだけで見ごたえがあり、

艶っぽい会話が随所に挟まれた艶笑劇として仕上げられている。


監督は、たまたま病室出会った、ガンと宣言され余命いくばくもない

実業家(ジャック・ニコルソン)と自動車整備工(モーガン・フリーマン)が

残された人生を二人で心のままに生きる、オプティミスティックに

人生を捉えた「再高の人生の見つけ方」の脚本を執筆した

ジャスティン・ザッカム


次男の結婚式のために、10年ぶりにかつて自分が住み

現在は元夫のドンとそのガールフレンド ビービーが暮らす

家に戻ってきたエリー。


結婚する次男のアレハンドロは、ドンとエリーが南米から養子として

もらいうけた子であり、二人で大事に育てあげた子供。


アレハンドロの結婚式に参加するため南米から呼ばれた保守的な

実の母は、既にドンとエリーが離婚していることを知らず、

この母のために結婚式の間だけ仲良しの夫婦を演じるドンとエリー。


二人の実の娘ライラを演じるキャサリン・ハイグルそしてドンの愛人ビービーを

演じるスーザン・サランドンの存在感ある演技が見事。


伝統ある教会で執り行われる英国王室の結婚式と

一般庶民レベルの結婚式では、その会場の規模で

大きい小さいはあるけれど、

原題の”大きな結婚式“は、規模の大小でなく

人生の節目という結婚式が持つ大きな意義を

象徴している。




「キャプテン・フィリップス」

2009年に発生した事件を下敷きに、

ソマリアの命知らずの海賊達と、

彼らに狙われた米国籍のコンテナ輸送船の船長の死闘、

そして船長の無事救出を図る巨大なアメリカ国家の物語。


ソマリアで元来は漁師を生業とする貧しい男達が

組織的に海賊船団を結成し、沖合いを通過する外国籍の

輸送船を襲撃し、身代金や積荷をせしめていた。


今回海賊達の標的となったのは、ケニアに救援物資を運ぶため

単独で航行していた、フィリプス船長をトップとする

アメリカ国籍のコンテナ船。


事実と本作は必ずしも一致していないかも知れないが、

本作では乗務員全員の命を救うために奔走する船長、

そして窮地に追い込まれた船長の人間としての苦悩と恐怖、

アメリカ人の船長と相対するアフリカ人の犯罪者達の姿が

主演のトム・ハンクスそしてバーカッド・アブディにより

迫真の人間ドラマとして展開される。


映像にかぶさる重厚なサウンドトラックが

困難な救出劇の臨場感を盛り上げ、

ハリウッド超大作としての風格が漂う作品であり、

世界の警察官米国の組織力・威信が誇示された作品。


「アルゴ」を彷彿させる作品であり、アメリカ特殊部隊の

スーパーマン的活躍は勧善懲悪のカタルシス的役割を

果たしてくれるが、

国家の助けをまったく期待できない破綻した最貧国で、

何とか自力で富を手にしようとする人々を、

裕福な国家が圧倒的な武力で殲滅するさまは、

国家としての統治力を欠いた国と完全に管理された国家で

暮らすことを強いられた人々の格差を強く感じた。