「団圓(団円):再会の食卓」
円満であること、欠ける事もなく完全におわることを
意味する団円。
「トゥヤーの結婚」では、貧しさ故に二人の“夫”を持つことを
余儀なくされ、二人の“夫”の間で揺れ動く妻の気持ちを
木訥に描いた王全安(ワン・チュエンアン)監督は、
「団圓(再会の食卓)」でも時代に奔走された妻が、40数年前に
生き別れとなり突然あらわれた夫と、その間一緒に生きてきた現在の夫の
二人の夫を前に、個人としての「私」と子供や孫の親としての「私」
の相剋に悩む姿を描くが、
それ以上に、王全安監督は、「食べる」即ち皆で丸い食卓を囲み
大皿の料理を分け合って食べるという行為こそが人生だと
笑い飛ばして悲しみを隠す。
西洋人からみたら区別がつきにくい中国人と日本人そして韓国人。
その姿は良く似ているが、よって立つ信条、行動パターンはかなり
異っており、仕事上の実体験から中国の人の紛争時の自己主張の強さは
日本人の標準を遥かに凌駕しているといえる。
上海を舞台にした本作は、その自己主張が重視される中国とは
別世界のような、自己規制と思いやりのある老人の言動に
スポットライトをあてた、庶民の琴線に触れる懐かしさを感じる作品
として仕上げられていた。
二子玉川 花火大会
一昨日は兵庫県の西神中央へ出張。
日中は雲ひとつ無い青空から、真夏の太陽がじりじりと
照り付けていたが、帰路大阪空港へ向かう途中突然のカミナリの
大音響と大粒の雨にみまわれた。
このカミナリと豪雨の影響で羽田から大阪空港へ向かっていた
JAL便が急遽関西空港に向かった関係で、午後6時30分の
大阪空港発羽田行きの便が大幅な遅延となり、利用した
午後7時30分の便はお盆帰りの人も含めて満席だった。
伊丹地区を襲った突然のカミナリは昨日も大阪で発生し、
死傷者を出す被害を出したようであるが、2年ぶりの開催となった
二子玉川の花火大会も午前中はカミナリを伴った集中的豪雨、
そして午後も突然の豪雨と、大会関係者にとってその準備が大変
だった事と推察する。
幸い花火大会自体は雨も、強風も無く、
多摩川をはさんで川崎側と世田谷区側でそれぞれ6,000発
合計12,000発の夜空の饗宴は、その多彩な色、腹に響く
大音響と、素晴らしく美しかった。




