晴天予報の週末に、シヴァ(R1250GSA)とライダー自身の慣らしを兼ねて白馬まで足を延ばすことにしたが、そこには別の一つの目的があった。そんなツーリング備忘録的ポストが今回の内容。
そのもう一つの目的とは、100周年を迎えた某老舗おやき屋のステッカーを貰いに行くこと。その老舗おやき屋とは「いろは堂」さんだ。
ここ信州には、おやき屋さんは沢山あるが、県内外での知名度でいえば「いろは堂」さんが一番ではないだろうか。私も県外出身者ゆえにその多くを知っている訳ではないが、「信州でおやきといえば?」の問いには、「いろは堂かな」と答える。
そんなおやきだが、それが長野の郷土食であることや、蒸かす・揚げる・焼く・これらの複合技などその製法が複数あることを長野にきて初めて知った。同じおやきという食べ物でもその製法の違いによって違った “味” を出してくる。このいろは堂さんは「揚げて」から「焼く」という複合技タイプのおやきで、ふっくら食べやすいので、ツーリング途中の “おやつ” として立ち寄らせて貰っている。白馬からの帰りに寄るのが定番だ。
具材も定番のモノから、季節限定のものまで飽きることがない。個人的に好きなのは、定番メニューの「ねぎみそ」と「野沢菜」、そして秋限定の「舞茸」(これは絶対に外せない!この季節になるとこれを目当てに伺う程の価値があると個人的には思っている)。
そんな “食べてよし” ないろは堂さんだが、もう一つの “よし” は、二輪でいくとステッカーが貰えるのだ(もしかしたら全ての人にあげてるのかもしれないが、車で行ったことがないのでその辺は良く分からない)。そして、今年は創業100周年の節目の年ということで、その記念に(なんの記念だ?)そのステッカーは貰っておかねば!というのが、そのもう一つの目的だ。
定番の「ねぎみそ」と、キノコ好きなので「ぶなしめじ」、そして毎度半分のおやきをランダムでサービスしてくれる(今回は「野菜ミックス」だった)。それらをそば茶で美味しくいただく。晴れていたが気温一桁の白馬で少し身体も冷えていたので、ぬくぬくと至福のひと時を過ごさせて貰った。
あとは事故なく自宅へと戻るのみ。自宅で食べるように「野沢菜」と「切り干し大根」、そして「ねぎみそ」をトップケースに忍ばせて…。