R1250GSAでリターンライダー道 【 GSA記念日 】 | Cycle-Life(旧:おやじ、自転車ロードレースを走る)

残り人生の折り返しを過ぎた今年50歳のオヤジの予後を考えたとき、人生を豊かにするために趣味として何をするのか?の問いに対する答えとして、ロードバイクと共に上がってきたのがリターンライダーへの道でした。

 

 

今日のポストは「リターンライダーになるにあたり、相棒は何にするか?」と言う前回の続きとなる備忘録です。

 

 

 GS?GSA?最終確認のための再訪

前回、我が街のBMW Motorradへ情報収集に行ったのが2023年1月7日(土)。R1250GSかGSAかを一週間色々と考えた結果、やはりR1250GSAだなとの気持ちに落ち着く。しかし、自動車を買うのと同等なコスト(現在乗ってる中古VOLVOよりも高額)がかかる訳なので、念のためにその固まった気持ちを確認する意味合いも込めてもう一度ショップに伺って実際に車輛を見てみようということで、一週間が経った昨日の2023年1月14日(土)に再訪して来ました。

 

ちょうど見たかったトリプルブラックが… GSだけど…

 

やはり実際に見ないと質感や全体的な印象は分かりませんね。しかも、見る目的によってもそれは変わってくる。初めて見に行った前回はGSとGSAはどんなバイクなんだ?という視点で、二回目の今回は乗るならGSかGSAどっちだ?という視点で見た訳ですが、それだけでも感じるものが少し違ったりして面白い。その上で、改めてR1250GSとGSAを見比べてみても気持ちは変わることなく “やはりGSAが良いな” と。前回訪問した際に感じたパニアなしでバックサイドから見たときのタンクの “異常な程の” 張り出しに対する違和感も今回はさほど感じることなく “デカいな” との感じは受けますが “違和感” とまではいかず…で気持ちが変わらないことを確認します。となればあとはGSAのどのカラーを選ぶか?とプレミアムライン(標準仕様)かプレミアムスタンダード(ローダウン仕様)か?の2点。

 

 

 カラーは2択

通常ラインナップとして設定されているカラーは4種類ですが、私の中での選択は2カラーで行われました。オヤジになりよりその傾向は強くなったのですが、カラフルなものがどうも好きになれません。別に暗い色が好きって訳ではなく赤色とかも大好きなのですが単色もしくは同系統の2色使いくらいまで。多色使いのものがどうも好きになれません。よって私的に落選したのがこの2カラー。

 

 

若いころならホワイト(これぞBMWって感じがするカラー)買ってたかも知れませんが、オヤジ世代に突入してからはシンプルなカラーリングのバイクが好きっていう私の志向もあるかも知れません。

 

 

残る2カラーのどちらにするか…ここは結構悩むことになります。配色的にはアイスグレーと銘打たれたグレー/ブラックの車体(日本仕様はシート色がオールブラックになるそう)が良いかな?という印象でしたが、インターネット画像検索でいろいろと見ているうちに、フロントからタンク上面を流れているパーツのグレーが気になり始めます。具体的に気になったのはグレー色の質感。どの画像を見ても “グレー色をただ単にベタ塗した” 的な印象を受けます。これが少し手の込んだグレーだったらまた違ったのだとは思いますが、誤解を恐れず言うのであれば、ここにチープさを感じてしまい、その点が最後まで解消できませんでした。

 

結局この2カラーの差は極僅かなものであったために、ブラックに決定します。ちょうど試乗車として当日納車された(GSでデザインに違いはあったものの)現車で確認できたというのもいいタイミングでした。

 

 

 

 プレミアム ライン?プレミアム スタンダード?

ざっくり言うと違いはこういうことらしい。

 

・プレミアムラインが本国仕様(シート高:890/910mm)

・プレミアムスタンダードがローダウン仕様(シート高:825/845mm)

 

シート下のアタッチメントでそれぞれハイシートとローシートの切り替えが出来るようになってるそうですが、プレミアムラインとプレミアムスタンダートで65mmのシート高の差があります。かつ、純正シートが個人的には幅広に感じるので、実際に着座してみるとそれが余計にライダーの体格でどちらを選ぶかの選択に影響を与える印象です。

 

とは言え、身長182cm(脚も短くはない)の私に関してはその影響は皆無で、この身体を与えてくれた両親の遺伝子に感謝しかありません。いろいろとリサーチしていてもプレミアムラインで乗れるなら断然そっちを選択するのが正解とされていますし、motorradスタッフも同意見。ローダウンサスを入れることでやはり本来の性能が犠牲になってる面があるそうです。

 

念のためにプレミアムラインの展示車両に跨ってハイ及びローシートを確認しますが、ローシート(車高:890mm)でも両足の踵が若干浮きます。私のモーターサイクル人生を通してこの経験は初体験のことで、いままでこんな状態になる車輛に出会ったことがありません。タンデムや市街地等の脚をつく頻度が高い時は安全マージンを考えるとローシートの方が良いなという印象。試しにハイシート(車高:910mm)で跨ると完全につま先立ち状態。乗れないレベルではないけれども、この状態でタンデムは絶対にしたくないし、ぐらついた時のことを考えると少々不安に感じる…という衝撃的な体験をしました。

 

まあ、プレミアムラインを選択することに支障がないことを一応確認したのでこれで車輛に関しては全て決まったことになります(オプション装備に関してを除き)。

 

 

 車輛決定とオプション装備の選択

上記の通りに車輛はカラーもモデルも決まったので、正式見積り作成のために残されたのはオプション装備をどうするか?のみとなります。

 

わたしの当面の使い方としては、ソロもしくは妻とのタンデム日帰りツーリングがメインとなるのでパニアケースは不要と考えていました。とは言えタンデムに慣れていない妻がタンデムシートに座ることを考えると、バックレスト(背もたれ)はあった方が私も妻も安心との考えからトップケースは選択しました(出先での買い物でも使えますしね)。サイドパニアは必要になったら追加すれば良いかと。

 

 

 いつ頃の納車になりそう?

BMW Motorradでは100周年を記念して低金利ローンキャンペーンが開催されており、その適応条件が下記の2点のようです。

 

① 3月末までの契約

② 9月末までに納車(の生産計画が確定)の条件があるそうでした。

 

購入希望車輛の詳細が決まったので、生産計画を確認して貰ってこのフェアに該当できそうか?を確認します…が、わたしのこの仕様は生産計画では2023年3月までに日本に入ってくる車輛は1台もないことが確認され、その後の予定は現時点では未定。つまりいつ納車になるか全く分からない状況ってこと。予想はしていたものの…って感じですね。じゃあいったん持ち帰って改めて契約しに来ようかな?もともと正式見積りを貰いに来たんだし…と思っていると、スタッフさんから「あのぉ…」と。

 

 

 思わぬ展開、決断はスパッと

ロードバイクも半年待ってアメリカから迎え入れました。モーターサイクルはいつ来るか?いつまで待てばいいのか?それは現時点では全くもって不明。このご時世で慣れているとはいえ…ねえ。その時のスタッフさんからの「あのぉ…」との声かけ。なんだろ?と思って聞くと…

 

プレミアムラインでブラックカラーのGSAが2023年2月に1台入ってくる予定で、それはフリー在庫となっているみたいです…と。2023年3月まで入荷予定はないと言っていたので頭の中で?マークが飛び回りましたが詳しく聞くと仕様が少々違うみたいで、その相違点を確認すると以下の2点。装備違いに伴い価格も微々たるものですが安価になっている。

 

 ① シートヒーター非装備

 ② スマホホルダーが付いている 

 

シートヒーターは元々重きを置いている装備ではなかったし、無くても良いくらいのものと思っていた。かつそれにスマホホルダーが装備されているということは、こちらとしてはこの仕様違いはメリットしかないし、かつ入荷予定が2023年2月。

 

これは判断を猶予してる状況ではないということは、火を見るよりも明らか。

 

2月の入荷となると納車タイミングに関しての少々の問題も思い浮かんだので、その辺をスタッフさんと相談させていただき、その問題も無事解決。となると…

 

 

条件的に迷うものがなくなったので即決断です。逆転満塁ホームラン的な展開のおかげで、無事に契約に至りました。正式見積りを貰いに来たのに契約して帰宅するという、その面ではある意味 “予想通り” の展開。いつかは乗りたいと思っていたあこがれのBMW R1250GS Adventureでのモーターサイクルライフの扉が開かれた日になりましたので、この日を個人的な “GSA記念日” に制定することにします。

 

 

 まとめ

見積り貰いに来て契約書を持って帰るという、想定通りの行動。とはいえ衝動買いではなく高度な熟考を重ねた上での即時決断での契約。あとは仕事頑張ってお金稼ぐこととR1250GSAをいかに使い倒すかを考えていくことにします。

 

R1250GSAと言う最上級クラスに入るモーターサイクルを飾っておくほど勿体ないものはない。このモーターサイクルは “最上級のオブジェ” ではなく “最上級の遊び道具” であるという個人的な感覚があるので。