思い出のアルバムその1-鷹泊坊主山
なかなか道北の山域はわかり辛いし、実際登ったり見たことのある人は少ないと思うので、「思い出のアルバム」と題して、過去に辿ったマイナーな山域での、隠れた名峰を写真を交えて紹介していきたいと思います。
ただし、これらは自分の独断と偏見で選んでいますのでご了承を。
何山続けていけるかはわからないけど・・・。
これでマイナーな山々も少しは日の目を見ることができるでしょうか。
第1回目は
鷹泊坊主山。
鷹泊坊主山は天塩山地に特に興味を抱かない限り、あまり気づかない山である。それは位置が奥まっているせいか、隣接する国道275号線からもほとんど目にする事ができないからであろう。
だが周囲の山に登って一度その山容を目にしてしまうと、登行欲がそそられること間違いなし。正面から見ると両翼を広げてどっしりとし、また南北からは端正な形を見せ存在感を誇示している。特に積雪期には、植生のない真っ白な斜面が眩しい。
残念なことにこの山にはいざ登ろうと思っても、深い位置にあり、容易にはいかない。
自分は積雪期に南から北に抜ける縦走途中で、また無積雪期にニセイノシュケオマップの支沢より、一度ずつ登頂している。
ようやくたどり着いた山頂からの眺めは、来た者だけが許されるパノラマが広がるのである。
672.6(点名:尾去内川)からの坊主山
端正な山容です
ヌップ地区からの縦走途中で、奥に坊主山
まだまだ遠い!!
山頂大パノラマ!!
小平蘂連山からピッシリまでの天塩山地が丸見え
遂に熱発
昨日は風雪強かったが、昼から曇りの予報。
落ち着いたら近くの山にでも行こうと計画。
とりあえず9時頃までは家の前の除雪。
家に入るとなんとなく寒気が・・・。
外が寒かったからかなーなんて思っていたが、どうも違う。
12時で37℃、14時で39.0℃。これは我が家で流行っているインフルエンザかも。
19時でも39.6℃。
インフルエンザの判定は熱発してから24時間たたないと出ないらしいのでタミフルも飲まず鎮痛剤だけ飲んで朝を迎える。
朝は熱も落ち着いていた。
午前に病院に行って判定するとなんとインフルマイナス!
もしプラスなら熱が下がってから48時間の出勤停止だったらしい。
良かったんだか悪かったんだか・・・。
昨日高熱に冒されたのでインフルじゃないにしても体のダメージは大きい。
ここ5年くらい熱を出したことがなかったのに、先月に続き2回目。
体に自信がなくなってきた。
土曜の山はまだしも、予定してた日曜の山もキャンセル。
病院を出ると外は本当に久々の青空が広がっていました(涙)。
旭川・伊之沢山-2011.1.9
伊之沢山 2011.1.9 (単独)
昨日、辺乙部山を敗退しているので、再び自分のラッセルを使ってリベンジのはずが寝坊した!
朝に地図を見て、急遽近郊の伊之沢山に決める。
旭川市民にとって(いのさわ)と聞けばすぐに連想されるのは神居にある伊の沢スキー場であろう。富沢に流れる川は伊野川。近くの峠は伊野沢峠。この山は伊之沢山。いずれも若干食い違っているところが面白い。
家を出て15分、富沢小学校で車を置き林道を歩き出す。
このあたりはクロスカントリーのコースになっていて、朝から練習している人が結構いる。
林道もコースの一部になっていたりする。スケーティングしている横をノコノコと尻皮ぶら下げた人間が進む姿は滑稽かも。
林道の雪は深いが、昨日の様な重さは全くない。隣町でも全然違う。
当初Co210から尾根に取り付くつもりだったが、折角ならばグルっと周りたいと考え、ヘアピンの先250から南に伸びる尾根に取り付く。
だが尾根のコンディションはとんでもない状況。ブッシュも酷いのだが、それよりも雪面は一歩踏みつけるとスキーのテールがズブズブ沈んでしまう。どうも笹の上に雪が50cmくらい載って浮いている状態なので体重をかけることにより笹の下にある空間分だけ沈むようだ。50cmくらいの段差でさえも越えられない。笹のアリ地獄といった表現があっているかも。
400を越えると何とか雪も落ち着くが、油断するとすぐに罠に嵌り笹と雪まみれ。何とか着いた頂上は小高い場所であった。木々に遮られ展望は今ひとつ。
尾根に取り付いてからの距離は2キロ程度、標高差もたったの220m。なのにかかった時間は2時間40分。車からは4時間近い。低山とはいえ立派なもんだ。
下りは北に進み380から東の尾根を下る。
登りと同様、猛烈なブッシュを覚悟していたが、造材道跡も現れたりしてヤブの薄いままCo210 林道まで一気に下ってしまい拍子抜けである!
当初の予定通りこの尾根を登っていたら何の苦労もなく登頂でき、受ける印象も全く違うものになっていただろう。
同じ山でもたった一つの尾根が違うだけ状況が一変するあたりが、山の奥深いところであるといえる。
ズボズボ稜線
山頂の北から見る、辿ってきた366尾根
富沢小8:55-Co240尾根取付9:58-山頂12:38-山頂12:55-Co210林道13:50-車14:20
‐12℃~-9℃
ペケット山-2011.1.8
ペケット山-2011.1.8 (単独) -12℃
今シーズンは小雪であったが、ここ2日間は雪が降った。
あまり長い距離のある山行ではラッセルが大変であろうし、また冷え込みも厳しいので近くの山を計画する。
幌加内と和寒の境にある辺乙部山を計画。この山も延ばし延ばしになっていた山だった。
幌加内湖の右岸林道を進み途中で林道を右に折れ、384から西尾根に上がるルート設定。
暮れに偵察に来たときは雪は少なく雨煙内ダムの横まで除雪が入っていたが、当日はダムの500m手前で除雪が切れていた。
林道は最近の降雪前に一度過去に除雪されたようで、ラッセルはそんなに深くない。だが雪が砂のように重く、すぐに汗が出てくる。
林道を右に曲がると一気に雪が深くなり、スキーのトップを一歩一歩出しながら進むが、深くて重いラッセルに一気に消耗。Co270までの1キロで1時間。時速1キロしか進まない。
3時間もあれば山頂までいけるだろうという読みも甘すぎた。
このペースではまだここから2時間30分はかかる勘定。出発時間も遅かったこともあり、全然届かない。11:40、270で引き返し。
ダムに戻ると今年の初山で撤退も縁起が悪いと、すぐの目の前のペケット山に向かう。
なぜかポケット山との看板がある。
300mほどの堰堤は風が吹きぬけ寒い。対岸に渡ると林道には雨煙内三角点遊歩道との標識が・・。
ラッセルは相変わらずきついが、この山を登らずして帰る訳にも行かず、意地でも進む。
南コルに着くと、山頂まで50mの標高差。ようやく山らしい傾斜で雪庇のある山頂へ。季節が違うと30分くらいで登れそうだが、1時間半もかかった。
山頂では辺乙部山を確認しておきたかったが横殴りの雪となり展望は効かない。
雨煙内三角点は384.9と思われ、地形図ではここから1キロもないが、今日の雪質なら更に1時間はかかりそうだ。すでに14時を回っているしラッセル疲れから気力も無くヤメ。
戻ったダムの堰堤の斜面は傾斜が思ったほど急でないので滑ってみるが、全然滑らず。
今日はそれほど雪質が悪かったということである。
引き返し地点のヤブ。これで取り付くのも??
重いラッセル
ほろかない湖越しに見たペケット山
なぜかポケット山
秋に登っている方がいらっしゃいました。
http://tafur.exblog.jp/14902255/
T.Fさんです
道北ヤブ山・データベース (縦走編)
道北ヤブ山日記・データベース(縦走編)
自分の行ってきた主な縦走記録(2004年以降)です。
詳細な記録につきましては機会を見つけて公開できれば・・・と考えております。
天塩山地(主稜線完全単独縦走済み)
・深川市下宇摩―386.3‐362‐深川市ヌップ(単独・ワンデイ)
・深川市ヌップ-676.2-坊主山―幌加内町長留内(単独・ワンデイ)
・幌加内町長留内―672.8(尾去内川)-804―幌加内町雨煙別(単独・ワンデイ)
・幌加内町清月―804―801―小平蘂山―幌加内町政和(単独・1泊)
・幌加内町政和温泉―三頭山―931―838-幌加内町政和(単独・ワンデイ)
・幌加内町政和―838-釜尻山―小平蘂岳―霧立峠(単独・ワンデイ)
・霧立峠―羽幌岳―上古丹別山―霧立峠(単独・ワンデイ)
・幌加内町朱鞠内―羽幌岳―白地畑山―幌加内町朱鞠内(単独・ワンデイ)
・幌加内町朱鞠内ー白地畑山ー熊岳ー幌加内町朱鞠内(単独・日帰り)
・幌加内町朱鞠内―熊岳ーピッシリ山―シートートムシメヌ山―896-苦頓別山―滝沢山―美深町玉川(単独・2泊)・・・・・山と渓谷2008年9月号掲載
・美深町玉川―滝沢山―布袋山―小車岳―小車峠―637―美深町小車(単独・ワンデイ)
・美深町小車―637―鬼刺山―音威子府村筬島(単独・1泊)
・五線川ー釜尻山ー奥記念別川左股ー右股ーP708-雨煙別川ー小平蘂山東面沢(760で撤退)-三頭山西面直登沢ー三頭山-丸山分岐 (単独・1泊)
・・・・・岳人2012年2月号掲載
宗谷
・知駒峠―パンケ山ーペンケ山―天北峠(
2名・1泊)
・知駒峠―イソサンヌプリー知駒峠(単独・ワンデイ)
・ポロヌプリー珠文岳(単独・1泊)
増毛山塊
・暑寒荘―暑寒別岳―奥徳富岳―群別岳―浜益岳―浜益御殿―幌(単独・1泊)
・道道―信砂岳―蚊の沢岳―東暑寒岳―暑寒別岳―南暑寒岳―大滝山―知来岳―奥徳富岳―群別岳―群別地区(単独・2泊)
・幌地区―浜益御殿―雄冬山―浜益岳―群別岳―奥徳富岳―恵岱岳―大滝山―南暑寒岳―暑寒別岳―暑寒荘(単独・2泊)・・・・・岳人2011年6月号掲載
・暑寒荘―暑寒別岳―南暑寒岳―群馬岳―徳富岳―富士形山ー新十津川町幌加(単独・1泊)
・恵岱岳ー群馬岳(2名・ワンデイ)
・中ノ沢岳ー西暑寒岳(2名・ワンデイ)
・群別川―群別岳―幌川―浜益岳―暑寒別川(2名・2泊)
・黄金沢―奥徳富岳―群別川―群別岳―暑寒別川―暑寒別岳ー暑寒荘(2名・2泊)
・恵岱別川―暑寒別岳―徳富川―群別岳―群別川(2名・2泊)
旭川近郊・幌内山地
・浅羽山ー南浅羽山(単独・ワンデイ)
・南浅羽山ー鷹栖山(単独・ワンデイ)
・江丹別峠―幌内山―上江丹別山―伊納山―春日地区(単独・ワンデイ)
・江丹別峠―冬路山―シラッケ山―丸山―鉄甲山―雲井山―維文峠(単独・ワンデイ)
・タカス峠―噛伊尻―伊阿根山―維文峠(単独・ワンデイ)
・タカス峠ー千歳山ー増子山(単独・ワンデイ)
・春日地区―伊納山―常磐山―納内(単独・ワンデイ)
・旭川市豊里―神居山(810)-松森―神居山(799.2)(単独・ワンデイ)
・カナディアンワールドー鏡岳―丸子山―班渓幌内山―神居山(809.6)―新城(単独・1泊)
・芦別温泉-丸子山手前882-瑠辺蘂山ー芦別温泉(単独・ワンデイ)
・神居ダム-瑠辺蘂山ー台の下山(単独・ワンデイ)
・平岳―熊山―竹山―瑠辺蘂山(2名・ワンデイ)
・平岳―那英山(単独・ワンデイ)
・那英山―中山(3名・ワンデイ)
北見山地・北大雪
・ウエンシリー札滑岳(2名・ワンデイ)
・上紋峠―前天塩岳―天塩岳―浮島峠(2名・ワンデイ)
・北見峠―比麻良山―丸山―ニセイチャロマップ岳(2名・2泊)