秋田の玉川温泉にて、14日間の湯治が本日終わりました


好転反応で出たブツブツのかゆみで夜寝付けなかったり、38の熱が出たり、秋田震源地震度5という大きめの地震に見舞われたり、湯治疲れで身体が重くて身動きできない事があったりと、色々ありました


そして、相変わらず痛い温泉でした^^; 


今回、主人が夏休みをとってなかったので、3日休みを取り、行きは主人と一緒に車で行って、主人は3泊して東京へ戻り、私は新幹線で帰ります


結構な長距離。主人に感謝です


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秋田と岩手の県境の八幡平(標高約1600m)からの絶景を眺めながらのドライブは最高でした


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キツネさんにも遭遇しました。この鋭く力強い目は、厳しい冬を乗り越えてるからですね


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主人の滞在中は、車があるので日中は近くの秘湯をいくつか巡ったりしました


ブナの木に囲まれた露天風呂は、まさに癒し


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空気は美味しいし、湧き水も美味しいし、体の細胞が喜んでるようでした


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主人は今回初の玉川温泉。「不思議なとこだね。すごいとこだね」と言ってました。「温泉に入った時、色んな人の魂の叫びみたいなのが聞こえた気がする」とまで。中学生の時の古傷が、今まで何ともなかったのに、浸かると痛いそうで(あがるとおさまる)、それも不思議だと言ってました。最終日はその部分が赤くなってかさぶたっぽくなってました


ここの温泉に浸かると、個人差はありますが、好転反応として、体の悪いところが痛くなったり、発疹ができたりするそうです。私は出発前日、体調があまり良くなく、痛みが強くなっていました。玉川温泉に来てからは、変動があり、ふと軽くなる瞬間があったり、痛みで朝起きることもありました。湯治34日目あたりに、免疫力が一時的に落ちる(7日目からぐんぐん上昇していく)というのも玉川温泉の特徴のようで、そのせいか4日目、主人が帰った夜に38超えの熱が出ました


前回(今年6月)は、はじめてという事もあり、源泉50%メインで、外でラジウム浴&岩盤浴の繰り返しでしたが (詳しい内容や効能についてはこちら)、今回は2回目だったので、源泉100%をメインに入りました



最初は良かったんですけどね。。。7日目からビリビリ痛くなってきて、8日目に「がんが治ってる人は連続1時間、合計40時間入ってる」と聞き(当然、個人差もあり、長く入るのは、かえって心臓に負担をかけ体に良くないという意見もあります)、トライしましたが、30分が限界。。。(泣) 顔を歪めながら、痛みをこらえ、上がった後もしばらく放心状態。それを1日3回繰り返す。入るのがだんだん恐怖へと変わっていきました。入れば入る程、痛みやかゆみが増氏、身体も傷だらけになっていきます


包丁を一晩、源泉100%に浸けておくと、刃の部分がとけると言われる程、刺激が強く、ヒリヒリ、ビリビリ。大腸菌は5分で死滅するそうです。できたブツブツからお湯が染み入り、痛くてかゆい、とてもしんどい湯治で、10日目あたりで、主人と電話してる時に思わず「もう帰りたい」と言ってしまいました。主人と秘湯巡りしていた頃が、はるか遠くに感じます。。。(泣) 


前の記事にも書きましたが、修行をしているような感覚で、「湯治」というより「闘治」


何度も心折れそうになりましたが、「自然の抗ガン剤をしてるんだ」という気持ちで、我慢に我慢を重ねて、時に隣の方と励ましあいながら、耐えました


ラジウム浴してる時が、一番ほっとする時間


外での活動は、主に鳥居の前と大噴の前でそれぞれ数時間ごとゴザを敷いて横たわります


大噴


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鳥居の前


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違いは鳥居の方は地熱がないけど、ラジウムが一番強く出ていて (テント内の0.02に対して4.0程) 大噴は、噴出してる蒸気を吸うと気管支や肺にいいそうで、私の場合、深呼吸する際に大きく吸うと痛みがあったのが、なくなりました。大噴の前は地熱もあるので身体を温めながら蒸気を吸い込みます。マイナスイオン値も半端なく、隣のおじさまが持ってた測定器では「-1050」でした。都内で大体-30なので、かなり高いです


三朝温泉もラジウムで有名なようですが、玉川温泉のラジウムに比べたら微々たるものだそうです。北海道の二股温泉や姫路の富栖の里のラドン浴の方がよっぽどいいそうなので、こちらもいつか行ってみたいなぁと思います




***前回に付け加え今回得た情報***


入浴は最低1日合計2時間入る (がんを治してる人は4時間入ってる) 自分の体調や症状に合わせて。無理は禁物 (湯治相談室の看護師さんは、無理をして倒れたら大変なので、5分を推奨してます)


岩盤浴のテントは、空気が悪く、硫化水素も近くから出てる為、身体に良くない。ラジウムの数値も低い


湯治疲れがピークになる8日目あたりは12日身体を完全に休ませると、免疫がぐんぐんあがっていく


湯治場にある温泉水は肝臓を強くしてくれるので毎日飲む (希釈の仕方など注意書きにそって。必ず最後水道水でゆすぐこと。そのままだと歯が溶ける) 


抗ガン剤を入れた経験があると、毒出しに時間がかかる。入浴による好転反応のブツブツがたくさん出る (毒出しをしてから、治癒へと働くため) 


手術前に3週間湯治すれば、治る可能性が高く、手術や抗がん剤も避けられる場合がある (実際に、術日が決まった後、その前に湯治に来てがんが消えてしまい手術しなくて済んだという人に数人会いました) 


蒸気湯で毛穴を開かせてから、源泉100%に入ると経皮吸収しやすい


経皮吸収力は頭皮が一番高い為、浸頭浴は薬効性を得るためには効果的 (女性の乳癌は乳製品の取りすぎもあるが、男性がすぐ洗い流すのに倒して、女性はシャンプーをしばらく泡立てて洗って、リンスやトリートメントを乗せ続けたりするので、その化学物質が頭皮から吸収されて炎症がおき、がんに繋がっているという説もある) 薄毛にも効果があるとか


病気を治す目的であれば、完治するまでは毎月(1回に10日間)通うのが望ましい。完治した後は、年12回でもOK。玉川温泉との縁は切らないこと


あるご婦人のお母様が、余命3ヶ月と言われて、毎年玉川温泉に通い、11年間元気に過ごされたそうです。11年目で行かなくなり、入退院を繰り返すようになってしまったそうです。個人差はあれど、効く人には効くようです





前回に比べ、今回は結構頑張りました



明後日の検査で、何かしらいい数値として現れるといいなと淡い期待。。。


ちなみに、玉川温泉で得られた効果は約半年持続すると言われてます (玉川温泉を研究してるチームがいて、免疫力の上がり方や効果、その持続性も含め研究結果で明らかにされてます) 



私が患ってる病気は、寛解がないと言われてます。実はそれ自体は悲観的には捉えてなくて、とにかくうまく付き合って、共存していけばいいと私は考えてます


既に4度手術しているので、できれば手術は避けたい。手術する事で、一時的にボリュームダウンできても、根治不可な手術である以上、侵襲性が返って高まり、残った腫瘍が早い速度で増幅するというリスクもあるからです。現に、私の場合、速度は以前に比べて早くなっているようなので、特にそう思います。ただ、心臓の近くの大動脈まで、腫瘍が拡がっていて、そのままにしておくと、生命の維持ができなくなり、その場合、年内には厳しい状況になる可能性があります。現状は、このギリギリのラインにいて、検査結果によっては、大きな命の選択をする事になるかもしれません


手術しないのもリスク、手術するのもリスク。難しい決断ですが、自分の命なので、自分が納得した上で、命の選択をしていこうと思います




今日は大雨で、約1時間かかる玉川温泉からバスで新幹線が停まる田沢湖駅までの山道が少々不安ですが(先日バスの転落事故があった)、無事帰路につける事を祈りつつ、これから東京へ出発します


戻ったら、とりあえず、今日明日とゆっくり我が家で休んで、明後日の検査に臨もうと思います


宿泊した部屋からの眺め。私の心もこの夕焼けのように燃えてますよ^^ 


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今回もたくさんの方に声をかけてもらい親切にして頂き、心温まる瞬間が何度もありました。主人が帰った後の10日間はひとりでしたが、寂しくはなかったです。人との出会い多き旅はいいですね~