ドイツで就職活動をするとき、自分の希望給与額を提示するのが一般的
求人に応募する際、履歴書&カバーレターとともに希望金額を書くよう募集要項に記載されていることが多いです。
日本では(少なくとも私が就職したときは)自ら希望額を言うことなんてなく、単に会社から渡された契約書にサインしただけだったので、雇われる側から希望の金額を言うなんて!と最初は戸惑いました
でも今は、コレがものすごく重要だと思います。
というのも、
会社の予算と応募者の希望額が同じぐらいでなければ、最初から話にならないから。
面接しても意味がない
人材派遣会社に登録するときも同じ。
履歴書を提出&希望の労働条件(希望給与額も含め)を伝えます。
そうすると、人材派遣会社が扱っている企業の求人の中から、応募者の希望に合った案件を候補として提示してもらえます。
つまり、
欲しい給与額を言ってしまえば、それが叶う可能性大
給与額をアップさせるには転職が一番手っ取り早いんです
もちろん、働いている会社で評価してもらって昇給という手もありますが、劇的な給与アップは待遇が変わらない限り難しい気がします。
(平社員から管理職になるとか、給与水準の高い部門に移るとか)
私の転職も給与アップが目的の一つ
労働条件の希望を言い出すとキリがないので、できる限り希望を通したい!と思う3つに絞りました。
- 業務内容
- 給与額
- 会社への通勤時間
希望を出しすぎて転職先の可能性を減らすよりも、他のことは条件が良かったらラッキー!ぐらいで探そう、と。
(休暇日数、労働時間、在宅ワークの不可、福利厚生など)
人材派遣会社のアドバイザーさんからは
「希望が少ないんですね
こちらとしては候補を出しやすくていいいですが、もちろんいい条件の方がいいですよね。
できる限りKさんに有利になる条件を会社から引き出しますね」
と言われました。
みんな、いろんな希望があるんだろうなー
労働条件ではないけれど、
「職場の雰囲気のいい企業を推薦してほしい」とお願いしました。
職場で過ごす時間は1日の3分の1。
気持ちよく働く&自分の能力を発揮するためには職場環境が超重要!
業務内容よりも職場の雰囲気&人間関係を重視して決めたいと強調しておきました。
もちろん、人材派遣会社が商売相手(求人している企業)の内情まで把握していないだろうけれど、主張しておくのは重要。
これで「従業員がすぐに辞める会社→ちょくちょく求人募集を出している会社」や「評判の良くない会社」は勧められないはず。
ちなみに
給与面だけで理想の企業を挙げるとしたら
- 資本がある会社
- 業績がいい・利益率が高い会社(+できたら将来性のある会社)
- 人件費をケチらない会社
会社の規模はそこそこ大きくても、利益がなかったらボーナスも昇給もないし、
従業員をきちんと評価してくれる経営陣でも、資本がなければ出せる給与には限界があるし。
売上成績とコストカットのことばかり考えている会社は論外
勉強を通じて年次決算がある程度は読めるようになったので、人材派遣会社から提案があったら決算書類をチェックしています
一般公開されている情報だけとはいえ、なるほど~と思うこともあって興味深いです
私がドイツに来てから今までの記録です。
ぜひご覧ください→『渡独後の足あと』