ハンガリーショップで買った調味料を試してみました。
スモーク風味の野菜ペーストだと思っていたものの正体は、「グヤーシュクリーム」という名前のまま、グヤーシュに使う調味料だそうです。
グヤーシュは牛肉とパプリカを使ったシチューのようなハンガリー起源の料理で、ドイツではグラーシュズッペ=スープとしてレストランで見かけるもの。
そのままを味見してみると、
思ったよりも辛っ
唐辛子味が強くてスモークの風味も結構強め。
これは。。。使う食材を選ぶかも
やっぱり煮込み料理がいいのかな、とビーツと豚バラ、生ソーセージを煮込んでみました。
煮込んでもスモーク風味健在。
ピリッと辛くて、豚肉とも相性良し
「これは美味しいよ」
旦那さんに好評でホッとしました。
とりあえず使えそう
グラーシュはドイツでも定番の料理だし、ドイツ在住のハンガリー人も結構いるはず。
なのに、
ハンガリー=グラーシュぐらいしかイメージがない
近くて遠い国なのかも…?!
豚肉の次は牛肉で作ってみました。
旦那さんが火の通ったパプリカ(特に赤&黄パプリカ)が苦手になってしまったらしいので、グラーシュは諦めて、牛肉と玉ねぎ、マッシュルームで煮込み料理に。
グヤーシュクリームとトマトペースト、ブラウンソースでコトコト煮込んだら完成っ
「めちゃくちゃ好きな味だ」
旦那さんにヒットしました
牛肉にも合うけれど、ブラウンソースとのバランスがいい
ほんのり香るスモークとピリッと辛みが、ブラウンソースに深みを与えてくれる感じ。
これはリピートものだなっ
グラーシュ、実は私にとって思い出深い味です。
渡独した初日の夜、フランクフルトで食べたのがグラーシュでした
フライトの疲労もあり、軽いものを食べたいという私に旦那さんが勧めてくれたんです。
スープ(前菜)だからちょっと食べるのにいいだろうと思って注文したのに、
ゴロッゴロの牛肉がめいっぱい入ってるし、前菜とは思えない大きな器だったし、、、
グラーシュもドイツ料理も、トラウマになるかと思いました
その後、
コックの職業訓練(Ausbildung)で習ったり家で作ったり、旦那さんがレストランで頼んだり。
いつか私もレストランの味をもう一度味わいたいと思いつつも、最初のインパクトが強すぎて実現していません
やっぱり、第一印象って大事だなー
私がドイツに来てから今までの記録です。
ぜひご覧ください→『渡独後の足あと』