我が家の献立、たまに旦那さんからリクエストがあります。
豚カツ、ナポリタン、オムライス、グラタン、ムサカ、日本のカレーetc
定番のものが多い中、
一度もリクエストされたことがないのが、コロッケ。
しかもコロッケは
私が積極的に作ることはほぼ無し(←日本のコロッケよりもクロケット=マッシュポテトのコロッケを作りたいから)
なのに要望もされない
旦那さんがキライな料理ではなさそうなのに(揚げ物は大体好きだし、使われている具にも苦手な食材はないはず)
どうしてリクエストされないのかな
そう思っていたら、数年前に発覚した事実↓
「コロッケはね、子どものころよく食べたんだよ
親が共働きだったから、
近所の商店街にあるお肉屋さんでコロッケ買って食べてって母親に言われて。
親が頑張ってたのは知ってるけど、お金だけ渡して兄弟だけでご飯を食べさせるって良くないよね」
と旦那さん。
まさかの
悪い方の思い出の味っ
旦那さんが鍵っ子だったとは知っていたけれど…
そっかぁ、コロッケは子どもの頃の寂しい味なんだ
それを知ってからコロッケを作らない理由がさらに増え、食卓に並ばず数年が経っていました。
久しぶりにクロケットを作ろうとじゃがいもを茹で始めたら、やる気ダウン
クロケットはメンドーだな
と、急きょコロッケに変更。
野菜を刻んでお肉と炒めて、と準備しているうちに気分が乗って2種類~
コロッケを出された旦那さんはコメントもなくフツーに食べていました。
念のために
コロッケを出しても良かったか聞いてみると
「別にコロッケを食べたくないわけじゃないよ、好きだし。
ただ、リクエストするときに思いつかないってだけで」と旦那さん。
子どもの頃の思い出って意外に根強いと思うんだけどなー
無意識のうちに選んでない可能性だって否定できないような
ところで、
私にとっての思い出の味って何かなぁ
考えてみてもパッと思い浮かぶものがなかったから
何か見つけたら作ってみようと思います
私がドイツに来てから今までの記録です。
ぜひご覧ください→『渡独後の足あと』