面談やセッションで「もらっちゃう」こと、ありませんか? | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

・国家資格キャリアコンサルタント

・Gallup認定ストレングスコーチ

・TRE(トラウマ&テンション・リリース・エクササイズ)国際認定アドバンスプロバイダー

・自我状態セラピー(パーツ心理学)セラピスト 

皆川公美子です。これまでにのべ7,200名ほどの方のご相談を伺ってきました。

 

 

 

 セッションや面談において「もらっちゃう」という現象

 

 

 

今日は、結構よく聞かれることなんですが

対人支援をやってるときに

 

「もらっちゃいませんか」

 

という話をとりあげさせていただこうと思います。

例えば身体治療の方もそうかもしれないし、

整体や、私みたいな(TRE)ボディーワークもそうかもしれないし、

または会話による心のセッション、でも同じことかと思います。

 


何か気持ちが重くなったり、

体が重くなったり、

セッションが終わったあとも

何かの影響があって引きずられるようなことって、

ありませんかという質問です。

 

 

私の場合としてお答えをさせていただければ

 

ありませぬ〜。

 

 



ていうか、

あったら困るんです。

 

それがあるまま続けていると健康障害が起きると思います。

もしもお仕事のなかでそういうことを薄々感じておられるとしたら

今すぐ改善していただきたいなと願ってやみません。

 

 

ちょっくらもらっちゃうなっていうところから、

 

100%もらわない。

全く影響を受けない。

 

というところまで、どのように持っていくかということについて

できる限りお伝えしてみようと思います。

 

 

この話はよく聞く事例なわりには

解決策がそういえば公にされていない問題かもしれません。

 

要はセッショニスト、対人支援家の側に

境界感覚が確立されていないことによって

起こる場合がほとんどです。

 

境界感覚というのは

頭脳で定義するだけでは不十分で

身体感覚、ボディイメージのようなものから

確立していくものです。

 

 

 

 

 頭で考えていても境界侵入は防げない

 

 

例えば、

 

クライアントさんの気持ちに共感しすぎちゃいけないなとか、

 

自分がのめり込みすぎたり、助けすぎたり、境界線を越えてはいけないなとか、

概念化したり、

明文化するというのは頭(前頭葉)で考えることですよね。

でも実際に侵食されているのはそこ(概念や思考)じゃなくて、身体感覚です。

身体感覚がどう侵食されてるかっていうのは人によるかもしれないんですけれども、

ぐったりと疲れを感じるとか、

ずっと体に重い感じを感じるとか、

もらっちゃうというのは

そういう感覚がほとんどじゃないかなと思います。

 

 

 

 身体感覚をきちんと確立する訓練をする

 



結論から言ってしまえば、身体感覚の軸みたいなものがはっきりと体の中に構築されれば、ほぼ90%以上は解決します。

 

もしも何かしらの愛着による神経パターンの構築があって、

相手に尽くしすぎてしまうとか、

相手のために動きすぎてしまって、

後から自分が疲れてることに気づくとか、

後からこれやりすぎじゃないって言って、

ぱたっとやめるパターンがある方は、

身体感覚以上にもう一工夫必要かなと思うんですけれども、

 

 

今日は身体感覚というところをお伝えできればと思います。

 



まず身体感覚とは、内臓感覚と捉えていただけるとわりやすいでしょうか。

内臓感覚は、まさに胃の感覚、心臓の感覚、腸の感覚、女性でしたら子宮の感覚、

大腸の感覚、肝臓の感覚、腎臓の感覚みたいなことです。



体ってすごく正直です。

身体感覚がしっかりと自分と繋がっている。

そして体から状態がフィードバックされる。

このつながりと循環がとても大事です。

 

身体からのフィードバックは

迷走神経の担当ですが

内臓から迷走神経を通じて

脳にフィードバックされる感覚っていうのがとても大きな情報です。



 

私達は何かをするとか、

何かを決定する

腕を動かす

足を前に出すなど

 

脳からの命令系統の方ばっかり思い浮かぶかもしれないんですが、

脳はかたや、情報を集めておくンターでもあるんですよね。

遠心系(列車の下り)もあれば求心系(列車で言うとのぼり)もある。

 

内臓感覚も求心系の情報としてボトムアップしていく。

脳へ帰っていく情報としてフィードバックされてます。



このフィードバックされている情報にわたしたちは

繊細にきづいているほうがいいし、

それによって侵食される感覚を減らすことができます。

 

要するにセッションのときには自分の体を感じていたほうがいい

 

身体感覚を感じるっていう能力を蓋していると

長期的にはなかなかに苦しいことが起こります。

 

頭(概念や思念)だけで相手とのか会話をしていくっていうことが起こると、

クライアントさんと対話している自分の身体状況を読み間違えることが多いですし、

 

 

対話のなかで

 

相手が引いた

相手がこっちに寄ったというような

クライアントさんの命のリズム=収縮と拡張は、
たとえオンラインであっても人間は感じてます。

ですので、収縮を感じる感覚を呼び覚ましていくことがとても大事になります。

 

この感覚がちゃんと呼び覚まさせて、

この感覚を自分でうまく扱えるようになったらば、

セッションの中で何かを「もらって」しまうみたいなことはなくなります。

 

 

 

 「もらわない」身体づくり

 

 

身体治療の方はまさにそれ感じてらっしゃるんじゃないかなと思います。

私もボディーワークをやっていて、

その体から緊張解放のシェイク(震え)を出していくっていう

エクササイズをやるんですけれども

自分の体を100%に保っておくことに、めちゃくちゃ神経使ってます。

(もちろん満点の日ばかりじゃないことも、起こりますけれども!)

 

 

単純に

 

①疲れていないこと。

 

②睡眠が足りていて

③朝起きたときにちゃんとお腹がすいていること。

朝起きたときに、うお〜〜!みたいな元気でなくてもいいと思うのですが笑
淡々とうっすら今日が楽しみな感覚がしていること、

などがわたしの場合バロメーターです。

 

④食べ物にももちろん大きな影響を受けますので

 

添加物や砂糖にもとても気を遣いますし

小麦はできるだけやめています。

(でもおいしいものはみんな小麦なんですよね〜〜!

ケーキ、ピザ、うどん、パスタ、サンドイッチなどなど♡)

 

 

自分の体が良いプレゼンスを実現しているということ、

それができていないと、やっぱり、クライアントさんの神経状態をもらうんですよね。

 

要するに境界線なく受け入れすぎてしまうということです。

もっと言うと神経共鳴しすぎてしまう。

ですので、

⑤自分の身体感覚の軸っていうものを育てていく。

確立していく。

または、思い出していくと言ってもいいかもしれません。

 

これが極意だと確信しています。

 

 

子供の頃はみんな身体軸で生きてるんですよね。

そうじゃないですか、赤ちゃんって。



それが言葉を操るようになり、

社会的な生き物として、

保育園

幼稚園に行った

あたりから

私達は周りの人との接触=人間関係構築っていうのが始まります。

そうすると、相手の顔色を察知することに身体能力をつかいすぎて
自分の外側にばかり意識を向けることをやりすぎてしまって

 

この身体的テリトリーを明け渡してしまうことが起こりがちです。

特に日本は忖度とお気遣いの国ですよね。

 

 

概念や言葉の方ばっかりに、意識を向けて、
そしてだんだん、身体感覚を失っていくということは

現代社会において誰にでも起こりがちなことです。



思考と身体感覚が解離していくという、

そういう流れの中に、私達現代人はいると思います。

 

身体感覚っていうのは、こうすればいいですよとお伝えしづらいのが

難ですけれども、

(その方の身体感覚についていきながらワークをするのが一番効果的)

 

そういう身体感覚を受け取っていただくためのリアルなばを

いろいろと数打っておりますので、

よかったら何かのタイミングに参加していただけるといいかなと思います。

 

 

 

 もらわなくなる、の結論

 



要は、ご自身の身体感覚と繋がり直していくということです。

身体感覚を自分で扱い、調整をしていく。

 

これがクライアントさん、または相手の方から

ずしっとした何かを、

重たい疲れやなんとも言えないだるさを

もらわなくなるという第一歩であります。

 

お互いにしっかり自分の身体と向き合っていきたいですね!
 

 

 

 

 

 

 

****************

 

 

 

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