セッションで、クライアントさんの「感情」を扱う技術〜「神経パターン」という概念 | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

・国家資格キャリアコンサルタント

・Gallup認定ストレングスコーチ

・TRE(トラウマ&テンション・リリース・エクササイズ)国際認定アドバンスプロバイダー

・自我状態セラピー(パーツ心理学)セラピスト 

皆川公美子です。これまでにのべ7,100名ほどの方のご相談を伺ってきました。

 

昨日、すべての対人支援職の方に知っていただきたい
ポリヴェーガル理論の入り口となるワンデー講座の受付開始をいたしました。

早速お申し込みをいただいています。
(早くに知るが利益があるのがお仕事・ビジネスの世界です、仕事に熱心な方で

ご興味を持ってくださった方はぜひお越しください。損させません❤️)

 

 

 

 

  対人職向き講座と言っても、どの領域が対象なのかわからないという方へ

 

 

 

今日は

対人支援職のための講座と言っても

どの領域よ???

と思っておられる方に向けて
まずご判断いただける材料をと思って
この記事を書きはじめます。

 

わたしのお伝えするポリヴェーガル理論は

 

心と身体のつながりの理論を扱いますが
 

社会で生きて働いていくための、という視座を持っています。


健康・治療系の方よりも
(健康系の方で整体や何かの身体系治療をされる方は解剖学が必要だと思いますので、その方面重視のポリヴェーガル理論をお勧めします。ポージェス博士も心臓の拍動の研究者です)

 

今回の講座は

マインドを扱ってこられた方・マインドを扱っていきたい方のほうが向いているかもしれません。

 

これまでクライアントさんの言葉と意図だけを扱っていて
全面的に悩みが晴れるクライアントさんばかり!という方は

この理論は必要ないかと思うのですが

 

なんかな〜
なんで、お伝えしていることが伝わらないのかな〜 とか

なんだろう〜
ありがとうございました!と明るく言ってくれたけど
悩みが晴れたのか晴れないのか
ちょっともやっとした表情で帰ったなあ。

カウンセラー、コーチである自分に合わせてくれた感じ、あるな。

 

と感じたことがある方にはお勧めできます。

理論ではわかったはずなのに
どうして
その通りにできないのだろう、



「あとはやるだけなのに」



認識できる言葉でのやりとり、判断脳だけ扱っているとなんだかセッションが行き詰まりませんか?

わたしのは場合は行き詰まりました。
それで何がたりないんだろう
どうしてクライアントさんは
もっと気持ちよく羽ばたかないんだろうと

考え続けていたときに
この自律神経の仕組みに出会ったのです。

 

 

  セッションで、クライアントさんの「感情」を扱う

 


またはセッションや面談に来てくださったのに
そしてお気持ちを話してくださっているのに
 
どうしても気持ちのいい解決に至れないとか
超絶ナットク、という感じで終わるのじゃないとき

セッショニストとしてももやっとしませんか?

対人職はクライアントさんに笑顔で返っっていただけてこそ
生きる元気も
食べる元気ももらえるというものですね!

 

(厳密に言えば、ナットクだけがセッションの結果ではないですし
 経過のなかで、なっとく!という状態でないことを目指すこともありますが)

そんなときに

 

「神経パターン」がどうなっているのか

という観点を持っていただくと
とても明快になると思います。


それを感情やマインドの言葉に直すと
「受け取り方」「ものごとの捉え方」が
どうなっているのか



になります。

 

 

 

 

ある人に対してクライアントさんが怒りの気持ちをもっておられたとします。
どちらが悪いとかいいという話ではなく
 
その調整不全で不愉快な状態を

クライアントさんはなんとかしたいと思っている。
(とくに親子問題はこれが激しいですよね)

そこに神経パターンとして捉える捉え方があると
話がこじれません。
現在の心身の状態にアプローチして
親がどうしたこうした
だからわたしがどうなっているという

ナラティブに迷いこみすぎずにまずは
心地よさの状態をつくることに専念したほうが
最後に向き合うべき「ビリーフ」「信念」のところが

扱いやすくなるから。


 
もちろん身体反応としてのアップダウンが


どのような言葉に変換されるのかは
脳がまだまだブラックボックスであり
その変数がわかっていないのが
現在の脳科学の限界だと思うのですが


概念(〜〜である)
身体反応としての感情反応(いらっとかムカっとかウキっとか)
隣り合わせであって

脳のなかでは

大脳新皮質と辺縁系の
血流は行き来していることでしょう。


神経もつながっているけど
どこでどう、


「いらっ!」という身体反応が先にきて、


「あいつどっか行けよ!」という言葉に
 

に変換されるのかはわからない。という意味です。


 
でも身体反応言葉やビリーフの両者は「脳」のなかで密接に隣り合わせということは言えそうですね。

クライアントさんの
「神経パターン」を理解すると

怒り優位なのか
悲しみ優位なのか

そこによっても対応が違ってきます。

 

↑その人の格好を見ただけじゃ
わかりませんね。

 

怒りなのか 悲しみなのか

それを神経パターンの視点から対話によってひもといていくとわかりやすくなります。

 

クライアントさんの神経状態によっては

ウキウキした感情しか扱えなくて
怒りや悲しみに自分で触れることを禁止している
(多少解離している)方もいます。

 



それが悪いのじゃなくて
その神経パターンでもって
クライアントさんは現在までを

生き抜いてこられました。


だから
無理に何かをひっぺはがすような結論の持っていき方ではなくて
「進む楽しさしか内包できない、から悲しさも内包して進める」までの

経路をつなぐ技術が必要になります。

 

 

 

お花畑な人生など

有史以来ただの一人も経験してないし、
誰もが何かの悩みを持って人生をくらします。
 
ある程度の苦難を抱えられるだけの神経状態を一緒に作っていく


というのが対人職の仕事の真髄だと私は考えています。

 

 



対人支援のセッションは
ただお話しをしているだけ、に見えるけど🤣
これが対人職のプロたる所以で
「たんなる対話でしょ」の
簡単な仕事に見えがちな対話には
相当高い技術と裏付けが必要だという話になります。

 

 

 

  クライアントさんは何を手に入れるために来てくれるのか?



そもそも読んでくださる皆様の場合

セッション、面談って何をするためにお客様がこられていますか?

 

・占いの方でしたら、運気を知って実際の人生に活かすため

・コーチングの方でしたら、自分の希望の人生を生きるためのマインドを手にいれるため
 
・起業支援でしたら、具体的な起業のマインドやツールを手に入れるため

・英語教師でしたら、英語をしゃべれるようになるため

が普通の概念かと思います。

でもツールだけ手に入れて
そのあとをつまづく方があまりにも多くないですか?

そこには神経パターンがかならず関係しています。
 

ご一緒に、人間の神経パターンのしくみを見ていきませんか?

 

 

 

 

****************

 

 

 

◆皆川のセッションは4種類です。まずは皆川と話してみたい、という方へ。

 HSPさんのなんでも相談室 と 強みを活かして成果を出す相談室、そしてTRE(ボディワーク)です。 

 必要だなと思われたら、防衛反応解除のワークなども入れています。


>>>セッションご感想はこちら

  

 

 

 

📻stand .fm 2番組(支援者さん向け&HSPさん向け)やっています♪

◆ポリヴェーガル&心身のつながり支援家チャンネルfor HSP 
・対人支援をしていくときのミソfor HSP=ポリヴェーガル理論紹介
・仕事とHSPライフを一致させていくビジネスマインド 

・わたしの仕事裏話

 


 

◆HSPご本人向け。おしゃべり裏チャンネル 

ながら聞きができるので、車での往復やご飯作りのときに
お風呂のあとのリラックスタイムなどに聞いてくださっている方が多いです。
 

 

 

本の使い方説明動画(約3分)


 

◆集英社(オンライン)さんに取材していただきました。この記事めっちゃくちゃわかりやすいです!
【自律神経とHSPの関係をとてもわかりやすくまとめてくださいました】
 

 

【アーロン博士監修 HSP3作品 おうち映画どうぞ】

Sensitive, The Untold Story」が、
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こちらは自分の神経反応を変えて、ラクな働く人生へシフトしたい方向け。
 



いろいろやったけど、心地よく前進!まで行けない。とか

転職や発信にどうしても怖さがでる、という方、
明るく心地よく進んでいきたい方、


10-12期→開催中(次回は2024年秋以降開催予定)
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