HSPフリーランス・起業の大まか地図〜ビジネス講座で心折れるのはなぜか | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

・国家資格キャリアコンサルタント

・ギャラップ認定ストレングコーチ

・TRE (トラウマ・テンション・リリース)国際認定プロバイダー

・(株)サステナミー代表  皆川公美子です。

 

 

 

今日のテーマは、

HSPさんのフリーランス企業の仕事の作り方。


ということで、ここのところを大雑把な地図を皆様にお伝えしてみようと思います。



 

フリーランス起業の仕事の作り方



起業やフリーランスというのは、うまく軌道にのれば、これ以上HSPさんにいい環境はないと思います。

 

 

 

 自分のペースを守れますし、静かな環境で自分一人で仕事ができますし、

疲れたら寝る、空腹を我慢せずに食べる、

刺激の強い人と仕事しなくてもいい、など
HSPさんにとって、刺激量調節にはとてもいいと思うんですね。

 

 ただ、その前の、「仕事が軌道に乗る」というところをどういうふうに思い描いていたらいいのか、 というところについて

 

みなさまの疑問や不安はここのところだと思いますので

その部分に絞ってお伝えしてみようと思います。 

 

 

まず、全部を3ステップに分けます。 

 

ステップ1が、「仕事を出していく」です。 

 

ステップ2が「仕事を切磋琢磨する(磨いていく)」です。 

 

そして、ステップ3が「仕事をマーケティングしていく」です。

 

この3つに分けてお伝えをしていきますね。 

 

 

 

 

 

 

 

 



ステップ1 仕事を出していく。

 

 

これが最初のステップになります。 

仕事構築とかブランディングとかしなくていいの?って思われた方がいるかもしれないです。

資格とか取らなくていいの?って思われた方もいるかもしれない。

 

ブランディングとか仕組みづくりをやりたい方はやってもいい。

でも、願わくは、ある程度仕事として出せる準備ができていたら

まずはやってみて=仕事としてリリースしていただきたいなと思います。 

そのジャンルの仕事を

単価500円でもいいので、 気負い過ぎずにまずやってみます。


HSPさんの場合、世界が見えすぎているところがありますので(笑)


それでクライアントさんのお悩みを全部解決できるの?

とか、

責任問題は大丈夫なの?

とか、

その程度でやって人に非難されないの?

とか、そういうことが頭をよぎっちゃうと思うんです。

 なので、もしそこが心配であれば、先に資格を取ればいいし、先に勉強を深めていくっていうのもいいと思います。 

 

 

ただ、その勉強を深めることと

やってみるっていうのは、同時にやっていく必要がある程度あります。

なぜかというと、

やってみないと仕事として自分にとってどうなのか分からない

からなんです。


 机上の空論とよく言いますけれど、適正検査などで仕事の種類を見極めて、

そのままやってみた場合に 

 

自分がやってみた体感で「あんまり面白くないな・・・(がっかり)」とか、「こういう世界なんだ・・・(虚)」とか、そういうエネルギーの乗らないを感じてしまったら、 

勉強しつくしても、そのために何百万円費やしても、 

その世界のことを何も発表せずに、世間に問わず勉強ばかりしていたら、 

もし合わなかった時に、もうそのジャンルを手放すのに勇気いりませんか。


 でも、仕事として根本的に合わないこと=仕事することによって喜びが湧かないものは手放すべきで、

合うもの、自分が体感で、これやっていきたいとか、 

こっちの方に進んでいくのに大変さもあるけれども、ワクワク感もある、とか、

そういう方に進んでいくべきなんですよね。 

 

 

ここが基本の土台となります。

 

これが、天職に向かっていくということです。



 そして、ある程度自分のこれをやっていこうっていうのが、何となくやってみた後に決まったとします。

 

「あ、これはやっていてエネルギーがわくな!」

 

「疲ればっかりじゃないな」

そういう方向だけでいいと思います。 

 

方向というのは、

先生なのか、相談業なのか、

それとも何か技術職、漆塗り職人とか、そういう方に行くかもしれないし、

 農業、作業とか、自然の中にいるのがいい方はそれがいいかもしれないし、 

何でもいいと思います。








 

ステップ2 自分のサービスを、磨いていく

 

 

 



HSPの皆様のビジネス構築を伺っていて、ここが、結構、頭から抜けてるなって、

拝見してて思う、一番わかりにくいところです。



仕事を一回出したら、それで一生いくんだろうな、みたいな感じのイメージの方が多いかもしれません。

けれどもお商売はみんな、 出してみた後に切磋琢磨します。


なぜならば、お客様のニーズは実際に出したあとじゃないとわからないからです。

 

出してみないと何にも始まりません。

 

出してみて、自分のまわりに集まってくれた人の、ニーズを切磋琢磨していく。

要するに、サービスや商品の出し手によって何をお客様に求められているかっていうのは違うんです。

その人の潜在的なイメージ、存在系の強みっていうのも、お客様に実は伝わっているからなんですね。


 




例えば、Facebookで私がウケるというか、皆さんにすごくいいねをたくさんいただく投稿は、①家族のことと

②仕事に関する社会への主張の投稿。

 

この2つが私の中ではトップ2なんですね。

他の人がウケる

食べ物とか、

どこに行ったとか、

何をして楽しかったとか、

そういうのはわたしのお客様は

そんなに期待してないなというのが投稿のいいね数でわかるわけなんですね。

投稿者のイメージと投稿内容にギャップがあると読み手が感じるときは、いいねがつきにくいんです。

 

お仕事もそうで、その人の出してる仕事とか言ってる言葉遣いとか、どんな角度でそれをお客様のために役立てようとしているか、

それがその人のキャラとなんか合わないっていう時ですね、

そのサービスは売れません。 

 

 

例えば、もう本当にこの人の中身は、強みは、破天荒なアーティストタイプだなって思う人がいました。

でもその人はめちゃくちゃ癒しの方向の仕事をしようとしていて、

 それが周りにはものすごく違和感だったと思うし、私も違和感でした。


だって彼女の印象はザ・アーティストですし、

 

顔立ちも

体も

服装も

選んでくるチョイスも

サポートや支援者じゃなくてアーティストの雰囲気でした。(存在系の強み)

 

 いや、もっと破天荒な格好した方が絶対かっこいいよね。

ゴルチェのお洋服が似合う人に、、、、、癒してもらいたいと思うでしょうか?

そうじゃなくて、

オピニオンリーダーとか

ファッションリーダーとか

癒しのジャンルをやるにしても

もっと人を無理やりでもひっぱっていくような

仕事の打ち出しをしたほうが

売れるのになあって思っていました。



そういうのって実は、自分が思っているよりも、

ずっとずっと人にバレてます。


あなたの本質は、どんな人 でしょうか?

 

 


 

 

 

ステップ3 ここからがマーケティングです。

 

 

 

 

マーケティングというのは、その商品がどうやったらもっとお客様に信頼していただけるかな、もっとお客様に知っていただけるかな、利用していただけるかなっていうところ、
そこの道のりを行くのがマーケティングです。

 

それに対してセールスは、売るっていう行為です。

 

 

マーケティングは

お客様への訴求といいますか、

 

自分はこんなことを考えてこの商売をやってるんです!

 

とか、

 

こんなことを考えているからこの商売のこの段階とこの段階が必要なんです!!

 

 

とか、 そういうことを教育、というとちょっと上から目線な気がしますけども、お客様に丁寧にお伝えしていかないといけない、そういう部分です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが技術的にもいろいろありますが、
マーケティングはこういう風にツールを使うよとか、 Googleのアナリティクスはこう使うよとか、そういうのっていうのは実は一番最後なんですね。

 

 

 

自分の中でフリーランスの方が、まず出してみる。

 

そしてその後、お客様との対話、ニーズでもって商品やサービスを切磋琢磨する。

 

その後に、 あ、一番自分にとってベストな商品がこれで、自分の中から出たものと世間のニーズっていうところで合致している。その精度がめちゃくちゃ高まった。事例もいっぱい持った。

 

 

っていう時に初めてマーケティングってなるんです。

 

 

 

HSPさんはビジネス講座に挫折感を持つことがよくある

 

 

けれど、世の中のビジネス講座は先にマーケティングを教えることがほとんどです。

 

「どう売っていくのか」

もちろん
あなたの商品はできていて、とてもいいものだっていう確証ありますよね。

 

それを前提としますね、
っていうところから始まってるってことです。

 

もちろん商品作りから一緒にやりましょう!という講座もありますが

それを出して見て

磨いていくのに

HSPの場合長い年月がかかります。

処理が深いからです。

 

そこをショートカットして

もう売りますよ!

ってなるとき

 

気持ちがついていかない

それってちょっと無理があると思いませんか?
 

ボトムアップの自信というものがない状態でマーケティングは

無理かもしれません。

(HSPでない人は、できる方がいっぱいいます)

 

 

マーケティング?待ってよ待ってよ。
その前に自分この商売出していくことに、まだ完全な自信持っててないんだけど。

 

 っていうところで無理にこれやってこい、あれやってこい。

例えばビジネス講座に行くと

セールスにつながるマーケテクニックとしてFacebookに1回1日に50いいねしてきましょう。
30コメント残してきましょうみたいな、

「行動してきてください」という宿題が出ることがよくあります。


これもマーケティングの技術のところですよね。

 

 

自分に自信があまりないのに

そこを先にやろうとすると自分の中で齟齬が出てしまって、体感的な違和感=おかしさがつのるんですよ。

 

そうして違和感がつのっていくとHSPさんはもう身体がストップしちゃいます。
神経的なシャットダウンです。 



そうなるとビジネス講座についていけなくなって、自分が悪いんだと思う。

みんなは動けているのになんで自分はできないんだと思う。

 

 

 

 

 

 

これがHSPさんによく起こることなんですね。




今日のまとめです。

自分の商品やサービスをフリーランス・起業のかたちで出していこうという方にとって


HSPさんは3ステップが大事です。

 


まず自分の商品を決めて出す。

    ⇩

 お客様との間でニーズを読み取ってサービスをより精度高く

確定していく。

    ⇩

そして3つ目、その自分の中で高められた一番最適、一番いいなと。
自信を持っておススメできますという状態のものをマーケティングする。





 




この順番でないとHSPさんはなかなか難しいなというふうに思います。



ここまで読んできて
ちょっと待って、

それってもう山を遠くの方に眺めるばっかりで何にも一歩出ないわって

無力感のクオリティの感覚を感じる方は

レジリエンス、自分の神経系のパターンの方を先に見る技術を持ったほうが

ずっと商売ははやく軌道にのると思います。

 一歩動けないのはあなたのせいではないです。

それは現在まで自分を守るために構築された

神経パターンが止めているのであります。

 

 

止めていたらフリーランスとか起業は無理です。
HSP強みdeワーキングの5章にくわしく書きました

フリーランスや起業は、いつも世の中にアクセスし続けなければいけないから。

 

お客様にいつも訴求し続けます。

 

 この「続ける」というところにとても胆力と体力が要ります。

体力というのは筋肉的な体力じゃなくて感覚的な体力です。

そのことに対してどういう地図を作るか、のおおざっぱなところを今日はお話をしてみました。



今日もお読みくださりありがとうございます。
 

 

 

 

 

 

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