洞察系HSPが浮かずに人間関係をスムーズにする方法 | HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

HSP2.0・育成者、支援者、サポート者のための〜非認知能力アップ実現のためのポリヴェーガル理論理解

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

国家資格キャリアコンサルタント・ギャラップ認定ストレングスコーチ の皆川公美子です。

 

 

今日は洞察系の人の考える角度について解説をしたいと思います。

 



洞察系・共感系・感覚系、それって何という方はまずはこちらをどうぞ。

 

 

 


本にはシンプルな全体地図を載せましたので、読みやすいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




先日、武田友紀さんとトークイベントでの洞察系と共感系の親子ってめっちゃ日常感覚違うよねっていう話になりました。

その違いが理解できると分かり合えることに繋がっていくねってなりました。

 

 


洞察系の人はその敏感な神経系のフォーカスの先が、物事の構造、全体像、俯瞰した見方や真実、本質などに偏っているんです。

そちらに偏ってるということは、問題の根っこ優先で、人の感情についてが、ちょっと置き去りになりやすいんですね。

どういうことかと言うと、例えば日常の話でいうとこういうことです。

 

 

我が家は私と次女が洞察系HSPの色合いが濃くて長女は共感系・感覚系HSPの色合いが濃いんです。


その場合、私と次女の本質トークは長女に【きつく】聞こえます。

 

「これってこうだよね」

 

っていうのが身も蓋もない感じとか、

 

「そこまで言っちゃう?!」みたいな感じに彼女は取られるみたいなんです。

 

もうちょっとふわっと優しくしたのを捉えようよって感じているようです。

次女との会話は別に何かの悪口言ってるわけじゃないんですが。

 

 

 

たとえば、長女が物事に対してつまずきを感じたり友達となんかうまくいかなくてしょんぼりしてたとします。

彼女が帰ってきて、

なんかしょんぼりしてるなと気づいて、

「これ食べる?」とかいいながら話聞いた方がいいのかなーっていう感じで

なんとなく雑談しながら待ってるとします。

そのうち彼女がポツリポツリ

「今日こんなことあって、あの人がこういうふうに言って、でもこれってこうじゃない?

私さ~悲しかった 」って気持ちを話してくれたとします。

 

その時に、私はそれを結構構造的に捉えてしまいがちなんですよね。



彼女の言葉の裏にある感情、

「悲しかったんだね。そっかそれはイヤだよね」

 

みたいなところで話を止めておけばいいのに、つい行きすぎてしまいます。。

 

 

感情のミラーリング(聞いてあげて感情を本人に言わせてあげる)は私も職業上、

それが必要であって、

ということは私にとっては努力してやることであって、生まれながらのそなわった資質ではないんですね。

それを資質でやってる共感系HSPの強度はやっぱりすごくて、

長女は友達の話を聞いていても感情のところをうまく拾って話を組み立てて

応答していく時に、相手の方がムカッとしたりイラッとしたりということをせずに、

すんなりと自分の思ってることを言い出せて、

「それって実は相手の人もこういう感情で言ったんだと思うんだよね。ここのところはもしかしたら誤解だったんじゃない?」みたいなことを絶妙に良いタイミングで最後に言ったりするんですね。

 

ほれぼれする。

 

才能だわ〜〜〜〜!

 




 

人との軋轢や人間関係を原因とか構造的に捉えている人は

最初の方にそこに言及したくなっちゃうんですよね。

 

「それって、これこれこうなってない?」


一例としてはこんな感じです。

 

 

 

 



なので、結構前の話なんですけど(彼女が中学か高校の頃だったと思うんですけど)資質の行き違いが起きた時に、彼女は

 

「お母さん、人の気持ちもっと受け取って」

 

ってわたしに訴えたことがありました。

 

「そうやってお母さんはすぐバシっと痛いとこ突いて..」

みたいな感じで彼女言うんですね。

 

 

そこで私はまた「しまった」と思うけど

こちらの感覚としては、バシッと言ったつもりはないんですよね。笑

ここが洞察系と共感系の感覚の

圧倒的な差です。

 

 

洞察系の人にとっては

相手の意図や感情を汲み取ってるつもりでも、

強みって強度があるので

相手に突き刺さることがあります。

 

仕事の成果に使うときは思い切り使うけれども

人間関係に使うときは、相手との相性の機微を

計算にいれる必要、ありますね。



強みって自然に行ってしまうこと。

そこの脳のシナプスが何度も何度も接続し

生まれてから成長してくる過程で強化されているところです。


image


洞察系の人がが同じ洞察系の人に本質トークする時は、問題ないです。

両方とも物事の本質から入りたいわけですから、解決策とか課題解決の方に話がむくくのは自然の流れ。

けれども共感系のように人の感情のところを主に拾っている人達に話す時は、ちょっとやり方を変えなきゃいけないっていうことなんです。

人間関係の面でいえば、長女は共感系の才能を持った人たちと多く交わってるだろうし、私は本質キラー洞察系の才能の人達と多く交わってるって言う傾向があるので。

これも武田友紀さんとのイベントの時に話題になったんですが、

共感系の自分としては娘の洞察力の高さをみて、きついことをお友達に言ってるときに止めたくなっちゃうんですけど、どうしましょうっていうご相談だったんです。

 

それは、そのままにしておいて大丈夫ですとお伝えしました。

 

人間関係って類友ですから。

 

自分のいいと思う価値観のお友達を娘さんに押し付けたら、それはそれでまた良くないことが起こりますね。

娘さんは自分を押さえて振る舞うこと、自分らしさを出せないことを続けると

解離していってしまいます。



洞察系の方は構造的に見ていて、とても情報量が多い本質キラーですので

「ここがこうなってこうなって…」みたいな事は自分には鮮明に見えてるけど、

相手の人には見えていないということを受け取って欲しいんです。

 

受け取っていただけますと、それを言われた時に相手がある程度ショックに感じるんだっていうことが分かるかなと思うんです。


洞察系の弱点はというと、相手の感情を踏み越えてしまいがちっていうところです。

自分の持っている情報量の多さを人に見せたい欲とか人に分からせたい欲も旺盛ですから、そこをどうコントロールできるのか。

 

ここに人間関係の鍵があります。

 



洞察系HSPの人は

自分が持ってるこの情報、あなたにめっちゃ役立ちますよ。

っていうキーポイントか分かっています。

 

分かって相手に提示するんだけど、なんか相手は、あれ思ったよりも喜ばないみたいな、思ったよりも反応がないな、とかそういうことに出くわすこと多いんじゃないでしょうか?


何かを間違ったんだろう?とか、これ言っちゃいけなかったんだろうか?
とかそういう感じに思いますよね。

この踏み越えたポイントというのは何かというのをお伝えさせていただきますと

相手との関係性の今のレベル感なんですよね。


相手との関係性が、もう本当に親友状態っていうのを例えば10としたら、

親友状態ではないけれどもよく話す友達が8ぐらい。

会社の上司、部下、同僚はその8とか10に比べるといくつぐらいですか。

大体3か4か5ぐらい、または2か1かもしれませんよね。

肉親レベルくらいの人は7以上だとしますと、3、4、5ぐらいのレベルの人間関係っていう人たちに向かって本質トークを繰り広げようとしているとき

どうなりそうでしょうか。🤣

こういう話し方もすごい構造的ですよね笑い泣きすいません!


わたしも洞察系HSPのクセがよく出ちゃってます。

武田友紀さんからも、

 

娘さんにそうやって気持ち受け取ってないよねって言われた時に

皆川さんはどう返すの?

 

って聞かれて「『ごめん〜〜ん!どこかどうだった?』って返すかな?」って言ったら

「そうだよねそれが構造だよね!」って笑われました。

 

多分、共感系の人同士の会話だったら「受け取ってないよね」って言ったら「ごめんね、あなたの気持ちを聞かせて」になると思うんです。

 

ここが違いますよね。

 



話を元に戻します。

 

会社などで関係性がそれほど深まっていない人に話す場合は、洞察系の方々はよくよく注意が必要です。

 

大きな構造的な情報はパッと出すのは控えて、

まずは

・近所の店で売ってるクリームパンの話とか

・百貨店で売ってる足に良い靴の話とか

 

そういうものを日常的に散りばめていくというのがよいかもしれません。

 

こういう雑談が苦手なのが洞察系の人たちの特徴ですが、感情のやりとりということに慣れていきましょう。


人は感情のやり取りをして生きています。(これが動物としての神経調整)

 

 

感情のやり取りというのは「あれ面白かったね」「これよかったね。」

「そうなんだね。それは面白いね。笑える~」「それ泣けたね」とかです。

 

それらが感情のやりとりですよね。

特に洞察系の中でも幼少期に親との関係が築けなかった、親が無理解だった、親が虐待(までじゃなくても)、そういう傾向を持っていたり、

ものすごい支配的でこの人とから逃げるしかないという関係性だったっていう場合は、

更に洞察に磨きがかかり、人との関係性に関して薄いという愛着の方の自動反応の手続き記憶のクセが出ます。

そこのところで

相手の感情を踏み越えて、なんかよくわかんない話ししてる。。そう受け取られるともう相手はシャッターが下りてしまいます。

 

その典型的な拒否のワードが

 

「取り越し苦労だね〜」
「考えすぎだね〜」「心配性だね〜」です。

人間関係においてまず人より大きな情報を相手に伝えたいっていう時は

相手との関係性構築に時間をかける事を心がけることが一つの解決になるんではないでしょうか。


今日もお読みくださりありがとうございます。


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是非いらしてください。

 

 

 





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4/22 5/20 6/24 7/22   8/19   9/23
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