HSP/HSC専門 国家資格キャリアコンサルタント・ギャラップ認定ストレングスコーチの
皆川公美子です。
今日は
HSPさんは営業向きだよ！その秘訣について
をお伝えします。
よく、職業現場のブログやサイトを拝見すると
”HSPは営業向きではない”
と書かれていることが多いんですが
アレ、大嘘です！
トップセールスの人は少なくとも私の面談に来てくださる人の中には、
「営業、割とできるんですよね」って人も結構いらっしゃるんです。
（もちろん苦手さんもいますがね）
HSPさんで上手い営業は、
体力とか
根性ではなくて
共感力を使いまくっているんです。
契約内容そのものの話だけではなく
お客さんの今日の気分まで察知して臨んでいるんです。
クライアントさん、お客様は
今日は休みたい気持ちなのか、ちょっと体調悪いのかということも含めて
相手の感じをマルっと察知します。
この、相手の体感に入る感じが、
HSPさんの才能のなかで
大大大才能の一つなんですが
営業が得意なHSPさんはこれをうまく使っています。
話が少し変わりますが、
イラストにも体感で共鳴起こしてるの？！ってことがありました。
少し前にSNSで、私が今度出版する 「HSP 強みDEワーキング」という本（3月の終わりごろの出版です）の表紙絵について、
皆さんにちょっと人気投票してもらえませんかとお願いしたんです。
そしたら、人気が集まったものの理由は合点がいくものだったんですが、
その他の二つに対して
ボツになったデザインです。
そちらは、人が座っていて（見えない壁に）寄りかかってる絵だったんですが↑
そのもたれかかっているところに壁が見えなかったため、
・腹筋が痛くなる
・これだと姿勢に無理がある
などのコメントをたくさんいただいて驚きました。
HSP さんは、たとえイラストであっても、
その人の体感に入ってるんだなというのがわかって、めちゃくちゃ面白くないですか？
例えば、
街で泣いているお子さんを見てそのお子さんの体感に入ってしまって、
つらくてつらくて
周りの大人何で泣かせてんのよ（怒）っていう気持ちになる、
という人はまあまあの割合でいます。
また、
職場でネガティブな思いを持ってる人に同化してしまい、
「何かできてないなー」「気持ち悪いな」「異動してきたけど部署の輪に入りにくいなぁ」
とか感じているとか
そういう人の気持ちや感情に対してすごく体感で入り込んじゃう人も多いです。
HSPの営業さんの話に戻ります。
トップセールスの人たちが使っている共感力の強みの時は、
相手の体感には入るけれど、
それが
仕事の成果に結びつくか
というチャンネルで使ってることが特徴的だと思います。
・仕事の合間にやってくる愚痴
・「当然、やってくれるよね？助けてくれるよね？」などの周囲からの無言のプレッシャー
・微妙にマウント取ってこられる感じ
これらに対しては、ちゃんとブロックができています。
契約が取れるかとか人と仕事するときに成果に結びつく何かとして、
共感力を使っているということが特徴的なのかなと思います。
だから、ここから言えることは
営業職で（営業職に限らず、ですが）HSPさんがその共感力を生かすには
まず一つ目のポイントとして、
人の気持ちがの自分の気持ちの中入ってこないようにバリアをはる訓練をすること。
そして、
仕事（契約）や自分の評価が上がることに結びつけてその力を使えるかどうか、
やたらめったら共感力を使うのをやめる。
かなと思います。
もう一つのポイントは
察知した自分の感覚を100％信じられるか
ここがミソだと思います。
自分はクライアントさんが今日は契約の気分じゃないと思ったけど、もしかして違うかも…確証があるわけじゃないし。
ほかの誰かがそう言ってくれたわけじゃないから自分だけの感覚かもしれないし…
等々、人は、、、考えますよね。
ここでぐらつかないためには
自分の神経系をきちんと見ていくスキルも必要です。自分を信じるには、きちんと腹側迷走神経をオンにする必要があって。
どうでしょう、察知した自分の感覚を信じられますか？
これには長期性のトラウマの有無が関係してきます。
かつて親御さんや先生に、自分の感覚に対して
あなたはそう感じるんだね
と、肯定してきてもらえてきたことが多かった場合は、
そのパターン＝自分の感覚を信じられる、私の感覚が合っている、が身につきます。
でも、
自分の感覚を話してみたけど
そんなことあるわけないじゃない！
と頭ごなしに言われたり
ふー、、、、、、ん、と横目でスルーされたり
イタイ無力感に襲われ続けると
ケアすべき小さなトラウマが降り積もるのです。
その感覚を口にしたときに
すごく否定的な言葉が返ってきたりすると、
そこから子供は100％身を守るために、もう一人の違う自分を作っていくんですよね。
もう一人の違う自分というのは、
心理学上だと”解離”って言葉になるのですが、ちょっときつい言葉に聞こえるかもですがこの場合はそこまで深刻なものではないですし、
実は、一般的に健康な人でも、いろんな人格さんと生きているっていうことがわかっています。
生き延びるための違う人格ちゃんが生まれると、
その人格が、引き止めるんですよね。
そんなこと言ったらまた、否定的なことを言われちゃうよ
って。
私たちが考えるのとは違うところで
恐れや不安が出てきちゃう。
そういう心の仕組みがあって
自分の感覚を信じることができないなという場合は
信じるほうへ神経系パターンを変えていったらいいんです。
信じない信じないぞと、自分の感覚を疑っている場合
まずは、これは神経パターンなんだなってことを自覚することが必要かなと思います。
その自覚ができてきたら
このパターンに対して、
もういらないかもしれないね、これまで守ってくれてありがとうね、これからはちょっと変えていきたいんだよね。
っていうことを思うことがすごい大事です。
このパターンを認識して変えていきたという意志を自分でもつ
ってことがいいことなんじゃないかな。
そして、その次の段階が、
相手に向けて どうなのか、を確かめてみるの段階ですよね。
自分の中で、この人はこういう感じなのかなと思ったら
例えば、
契約しようと思ってる相手とか、今日何かを決めようと思ってる相手が
気もそぞろで、今日はちょっと決めるタイミングじゃないなって感じたとします。
そしたら
今日ちょっと体調悪いって感じありますかね？
また今度にしたほうがいいですかね
とかチラッと探りを入れてみるようなことも、やってみるといいと思います。
これはお客さんではなくても、誰にでも使えますよね。
パートナーや、子どもに対しても、学校の面談での先生にも、
もちろん会社の上司にも、聞き方を間違えなければ受け入れてもらえる質問の仕方ですよね。
受け入れてもらえるな
と思える、これも神経のパターンなのです。
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