HSP/HSC 専門 国家資格キャリアコンサルタント皆川公美子です。
みなさまは先月、発売になったアーロン博士の恋愛本
「ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき」をもうお読みになりましたか。
自分を愛し、
相手を愛せるよう、
あなたにこの本を届けます
エレイン・アーロン
待ってました！と膝を打たれた方もいらっしゃるでしょうか。
この本は、想像以上に凄い本でした！
びっくりするほど深い、そして示唆に富んだ本で
恋愛やパートナーシップといえど
研究に基づいている、ということが大きな特徴です。
単なる恋愛やパートナーシップの指南書ではなく
HSPにとってのすべての人間関係〜友達、家族、同僚、などに
転用することができる人間を洞察した本、といっても過言ではないと思います。
アマゾンの解説より
世界15カ国で販売され、全米でベストセラーとなった『HSPinLOVE』を、日本でのHSP・HSC研究の第一人者である訳者が、完訳。原著者は、HSP(Highly Sensitive Person)の提唱者であるアメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士。テーマは、ひといちばい繊細なHSPが悩みやすい「恋愛」について。HSPが恋愛において犯しがちな失敗への対処法、他人との向き合い方、恋を長続きさせる方法などの、恋愛の実践的なアドバイスを伝えながらも、「HSPがどうすれば敏感な自分を愛し、そして他人も愛せるようになるか」という大切なテーマについても、HSP提唱者ならではの長年の研究をベースに丁寧に伝える。
はじめに
第１章 生まれ持った気質を知ることば、人を愛する時に大切
第２章 理想の男性像と女性像はもう古い〜ジェンダーと敏感さ
第３章 HSPと親密さへの恐れ
第4章 恋に落ちるとは?
第５章 HSPと非HSPカップルの愛の行方
第6章 HSPカップルの愛の行方
第7章 心から満足できる関係を作るために
第8章 HSP向けの「夜」のお話
第9章 身近な人への愛と、大いなる自己への道
はじめに でまずHSPであるかどうかの一般的な診断テストを提示して
下準備です。
そして１章ではHSSという刺激追求型を兼ね備えているHSPと
そうではないHSPは人との関係においても、人生においても違うことが起こるので
そこを明らかにしています。
第２章では社会的な偏見や古い常識のなかで
現状 HSPがどういうことに陥っているか。
呪縛の存在を明らかにしています
「いい男・女ぶらなきゃいけない呪縛から自由になる」p103
魅力的なタイトルですね！笑
さあ！第３章からが、繊細に内面にわけいる扉です。
HSPが陥りがちな人間関係の罠やトラウマの所在についてひもといてある部です。
「親密になる」ということ自体、HSPにとっては
恐怖でもあることじゃないでしょうか？
これまで自分のままでいられた、というHSPは超ラッキーです。
マイノリティであるHSPが「心配性や神経質をなおさなきゃ」と親に思われていた可能性は
とても高くて、ありのままでいられたことなんてない、
いつも「誰かの望み」をかなえるために
いつも「誰かの正しさ」を体現するためにここにいた、
という方が多いのではないでしょうか。
ここでもHSPは愛着スタイル（親との関係がその後の人生への見方になる）が問題となります。
そして不安型愛着や回避型愛着の人にたいして
どうしたら安定型の愛着になれるか、ということまで書いてあります。
そしてアーロン博士は指摘します。
「親密さの定義とは、ありのままの自分でいられること、相手に一番のプライベートとこの瞬間の本当の自己(思考、感情、肉体的自己)をさらけ出せることだと思います」（p123）
社会のなかでありのままの自分でいる、
これこそがHSPにとってのゴールかもしれません。
第４章
恋に落ちること。私の研究では、HSPは非HSPよりも激しく恋に落ちます。これは第3章で話してきたHSPは親密さを恐れる傾向が高いことと反対のようですが、多くのHSPは矛盾してしかるべき理由を抱えているのです。HSPは激しく恋をし、そしてそれ以上に恋を恐れます。解放されようとしている深く複雑な感情に魅了されながらも、そういう深い愛が招くものはいまだかつて味わったことのない、予測不可能な状況であるとわかっているからです。P172
なんというスリリングなはじまりでしょう！
アーロン博士の研究の伴走者でもある夫君のアート・アーロン博士とのなれそめから
書いてあって、もうこっちがどきどきしちゃいますよ！
ここでも愛着パターンというのが恋に影響を与えると言うことを
書いてあります。
あ〜〜〜思い出すなあ。
わたしは不安定型愛着をもっていた一人ですので
すぐ恋してしまったり、その人に強い依存や執着をしめして
相手を試す、ということも２０代のころには頻繁に（！！）やっていたなあと
遠い目・・・・。
第５章 HSPと非HSPカップルの愛の行方
第6章 HSPカップルの愛の行方
相手がHSPか非HSPかによって
起こってくる感情や
問題が違ってくるので
そのへんのことを
具体的にひもといてあります。
（5章より）
どう喧嘩をするか、何について喧嘩するか、度合いを確認するか、これらは全て2人の神経システムが全く異なっていることに影響されています。何かあった時は、自分たちの気質の違いで説明できないか試してみましょう。そう説明することでカップルが衝突するときに1番良くない、
責めるこ
防衛的になるこ
を止めるのに大いに役立ちます （p222）
HSPは非HSPの心を読めても、その逆はない（p229）
動揺した時、HPは感情を抑え、非SPは解放する（p230）
細かいことに気づきすぎて生じる問題への解決策（p233）
粗探しを抑える
あなたは、相手の欠点を深く受け止めるので、自分の人生があらゆる部分で、それが何かを引き起こすかのように思ってしまうのです。しかし、パートナーの欠点の数や、深刻さを上昇させているのは自分の敏感さかもしれないとわかれば、それを補正できます
いや〜〜〜痛いですね！笑
問題を大きくしているのは
まぎれもなく わたしの敏感性！！
そのとおりですっ！
と平伏します〜〜。
すべて引用したくなってしまうのですが、
今日はこのへんでやめておきます。
この本はあまりにすごい本なので
明日もうひと記事書きたいと思います。
それはわたしがこの本のなかで一番感動した部分
第7章 心から満足できる関係を作るために
この章が最高にすばらしくて震えました。
すでにパートナーとの関係を持っているHSPのために
関係性を熟成していく、ということについて書かれています。
ほんとうにこここそが
恋愛だけでない
すべてのHSPにとっての
人と生きていく。
そのことの深淵にふれるところ。
アーロン博士の洞察のすごさもさることながら
ものごとの機微を精緻にとらえ
詩的でニュアンスのある表現をされる作家としての力量に
ほれぼれします。
ではまた明日！
＜HSPメッセンジャー講座開催中！0期～11期 満席開催>
HSPでお困りの方に、HSPのメカニズムや対処法を伝え、
HSPをギフトな才能として使っていく方法を伝える人を募集しています。
アーロン博士の理論に準拠。
講座について詳しく知りたいかたは→こちらをどうぞ（説明動画約20分）
★HSPメッセンジャー講座for mothersをリリースしました
詳細はこちらをどうぞ（説明動画約20分）
▶マザーズ講座お申込みはこちら（HSPメッセンジャー講座ベーシック受講者対象）
＜次回スケジュール＞
・7月23・24・25日＠オンライン満席開催
【募集開始・お盆開催】8月12日〜HSPメッセンジャー講座ベーシック→満席開催
9月15~17日〜HSPメッセンジャー講座ベーシック→満席開催
１０月オンラインにて開催します。10月12・14・15日 →満席・キャンセル待ち受付中
次回は10/31（土）,11/1（日）,11/2（月）募集をはじめました。 →満席になりました
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▼アーロン博士のHSP映画上映会～Sensitive The Untold Story＠東京表参道
毎回８０名満席開催→現在は４０名定員
8月10日午後開催→満席
次回は１０月２日午後の開催です
→詳細・お申込みはこちら → 満席
次回は12月4日午後＠表参道です。募集は10月から始めます。
10月10日 茨城県ひたちなか市でもHSP上映会開催します
とっても楽しみに伺います〜！茨城近県の方会いにきてね。
ちのねやすこさん招致
→詳細・お申込みはこちら→満席になったそうです。
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▼HSP1日セミナー
HSPでお困りの方やHSPって何？どういうこと？という方へ<
HSPを活かすには？2段階構造を知ろう～
7月14日 ＠東京五反田 →満席開催
8月はオンラインにて→満席開催
10月22日募集中→ 満席・キャンセル待ち受け付け中
11月13日
12月13日
ワンデーセミナーに関しまして
年内あと上記３回を皆川が担当させていただきます。
その後1日セミナーは担当しない予定です。
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▼【ライティング講座９月】おもしろく生きたい人へコアな自分とつながって仕事をする・人生を生きる→先行案内にて満席